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2007.05.15
「私にはどんな小さなものも見えた」「出かけるって女たちに言ってくるよ」「何もかもが彼にくっついていた」「愛について語るときに我々の語ること」でしょうか。なかでも「私にはどんな小さなものも見えた」が好き。
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様々なエピソードから、どこか心に影を落としている人々の物語を集めた短編集。普段は温厚な”良き夫”をつとめている男たちの、見えざる凶器や離婚した
父親のある愛の話や、それにまったく無頓着な息子など、短い文体ながらとてもスリリングに描いております。
タイトルの章が一番良かったかな。
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カーヴァーの作品はほとんど馴染みがありませんでした。
こつこつ読んで行きたいです。
村上氏の解題を参考にしつつ。
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読みやすい。
抽象的な短編が多くて、十分に分からない気もしたけれど、そもそも十分に分かるってなんだろうとも思う。
そこに流れている雰囲気が、押し付けがましくなくリアルだった。
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図書館で借りたのだが途中で投げ出し。
作品の出来云々ではなく、そのときの自分と作品の歯車が噛み合わなかっただけだと思う。
また、しばらくして読んでみよう。
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巻末に訳者村上春樹の詳しい解説があるのでレビューは書きにくいな
夫婦が登場することの多い作品だった
ここにでてくる夫婦は突然奥さんがでていったり気持ちが通じ合わなかったりどうでもよくなっていたり
ちょっと心が痛くなるものばかりだった
作品がまるでサッと引き上げられてるので
読んでる側からすると置いてきぼりにされて「アレッ!?」とおもってしまうがその感覚が気持ちよかったりする
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初めて村上春樹の翻訳本を読んだ。
特に中味を読まずタイトルにつられて選んだけど、久しぶりに読んでいて「すごい」と感じた。
シンプルなんだけど、だからこそ一文がとても大切に思える。
静かに静かに畳み掛けてくるイメージ。
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短編集で主に男と女について淡々と書かれています。
特にオチもない話があったりして、その辺が男と女の関係を表しているのかなぁとも思ったり……思わなかったり。
あとは一行で唐突にオチている話とかもあって、最初読んだときに意味が繋がらなくて何度も読み返したりしてしまいました。
解説をみると村上春樹氏がしきりに賞賛しているので、自分も乗っかって褒めちぎりたいんだけど、無理でした。
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原書を読む参考として、読み直しました。
6年前、この短編集でカーヴァーに出会ったのですが、その時は彼の作品を味わう力量がなく、「ほー…で?」みたいなつまらない感触しか得られませんでした。 今回読みなおしてみて、その作品の世界観、人間観の奥深さに気づかされました。オトナになるのもいいものです。
今やっと言えます。
これは、茫漠とした余韻が心地よい、不思議な短編集です。
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アメリカ人の文章は好き。
ヘミングウェイもそうやけど。
淡々と書いてて、読みやすい。
けど、その「淡々」がいい。
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すごく好き。愛だったり人間だったりは、言葉や理屈で語るには不可解で、感覚で片付けるには秩序があり過ぎる。そう言われると、とストンと落ちる。さておき、巻末の村上春樹の解説、即ち春樹的カーヴァー論が面白い。
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アメリカの作家さんの中で有名な作家さんなので、手に取ってみたけれど、私にはその良さが分からなかった。途中で読むのを止めてしまったけれど、最後まで読めば良さが分かったのかもしれないなと思う。
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なんというかやるせなく、なさけなく、盛り上がりもない、でも奇妙に捻れた寂しいアメリカ人たちの日常。短編小説というものが構造的に持つ、読者を突き放した感じが作者の文体にぴったりと合っている。村上春樹という訳者にどうしても引きずられてしまうけれど。
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短編の中でも表題が一番よかった。
大聖堂に至る過程としての本作。
ミニマリズムというんでしょうか。バサッと削り取って、無駄を省き、余韻を残して途中で終わりって印象の話が多い。
大聖堂の方が圧倒的に完成度が高いけど、本作も荒いのがよい。
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ちょっとこわかった。文章がかなり削ぎ落されていて、村上春樹の解説なしには自分の理解に自信が持てなかった。