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東北関東大震災を機に、震災への備え&万が一今後震災にあったときに自分で何ができるのかを勉強しておきたいと思い読んでみた。
阪神・淡路大震災を体験した筆者(料理研究家)が、実体験をもとに震災時の対策をイラストたっぷりで紹介。普段の生活で工夫して震災に備える方法や、震災後、ライフライン復旧までの料理法、配給を生かしたレシピなど。実際に体験した方ならではの説得力のある内容。
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もうちょっと場合別にメニューが書かれてたら完璧。「子供が飢えないよう、必須アミノ酸を含む豆料理を!」とのこと、思いもしなかった。レパートリー増やして置かなきゃ
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阪神淡路を体験した方の、地震後の食生活知識本。
震災発生時の様子の描写はすごく生々しかったです。
で、この本は『水は配給・ガスなし・電気なし・食糧配給は潤沢とはいえない』&『家は住めるけどぐっちゃぐちゃ』という環境で長期を乗り越える時のサバイバル指針。
これはこれでハードな状況だ……。
食べ物はこころを作る! 3日4日は精神力で保つけど、その後は普段食! 非常食でなくいつもの食事! 何気ない家庭の夕ご飯! ごはんぷりーず!
……そんな叫びが聞こえてきそうな本です。納得しました。うん、ごはん大事。普段食は心をうるおす。
食べれりゃいいってもんじゃない。いや、食べれば体は保ちますが、1カ月おにぎりオンリーとかコッペパンオンリーとか……食事を日々の癒しにしている身としては、読んでるだけでがくぶるな状況でした。
こういう震災体験もあるのか。考えてみればそうかぁ。
触発されたので、乾物と豆類と缶詰を多めに買い込んできました。普段からレパートリーを増やしたいと思います。
ちなみにここに書かれている「手抜きメニュー」を見た同居人が「君がいつも作るものが多いね……」と呟いたのは、あえてきこえなかったふりをします。
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阪神淡路大震災を体験した作者が教えてくれる防災術や被災時にどのように過ごしたらいいか、電気が復旧するまでどう過ごすかなどがとてもわかりやすくかかれていて、これは読んでみてとても勉強になりました。
私自身が体感したことがあるのは横揺れですが、直下型の地震はそんなことになるのかと、とてもリアルな体験が書かれていて、とても参考になりました。地震の後、地震体験が書かれている本はこの1冊しかまだ読んでいませんが、過去に起きた地震を振り返り、防災意識を高めることはとても重要なことだと思いました。
早速この本を片手に家にあるものを使って、できる範囲内での防災対策をしてみました。
この本、防災袋に入れておきたいくらい便利です。
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参考になる事も多いけれど、気になる点も多かった本。
食べ物がこころをつくる、は防災に関係なくその通りだと思います。
けど、どうしても気になった点が。
キャスターがついていれば、地震の際、自ら動いて免震効果があるように
受け取れる記載がありましたが、これは激震の際は果てしなくグレーでしょう。
物が自分で動くというのは、傍にいる人間にとっては凶器が飛んでくるという事です。
小さな揺れなら自ら動いて倒れない、というのは有効に見えるでしょうが
大きな揺れでは一瞬にして凶器になります。
因みに東日本大震災の時、仙台のマンションにあったキャスター付き縦型ピアノは
自ら動いたものと不動だったものと、震源(揺れの方向)に対する設置角度次第で結果は様々でした。
被災した自分が大丈夫だった方法でも、条件次第ではダメな場合もあるのです。
もちろん完全な予防法はありませんが、この辺り、もっと検証して書いてほしいですね。このジャンルの本は。
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たかがごはん、されどごはん。
「被災と復興を通して感じたのは、人はただ単に食べるのではなく、“心”も一緒に食べているのだとつくづく思ったことです」
熊本地震でなぜ大量のおにぎりが余り、捨てられることになったのかもこの本を読んで分かった気がする。
「どんな災害の真っ只中でも、人は食べることで生き、食べることで励まされ、再び立ち上がるチカラをもらうことができます」
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東日本大震災の直後でまだ宅配も混乱している時に八重洲ブックセンターから取り寄せた。このあと、似た内容の本をいくつか読んだが、この本がベスト。まとめて購入して、物資を支援して下さった人や親戚に配る予定。
いかに普段通りの温かいメニューを食卓に出すかがテーマ。インフラ復旧の順番が面白い。神戸は電気、ガス、水道だったそうで、その実体験をもとに書いてある。一方、宮城は宮城県沖、東日本とも電気(3日)、水道(5日)、かなり遅れてガス(2ヶ月)だった。この点だけ注意して今後に備えたい。
地震の4?5日たった頃か、地元建設会社の事務所で温かい普通のお茶とお味噌汁を出して貰った思い出は一生忘れないと思う。24時間救急車のサイレンが鳴ってて、食べ物もなくて本当に死ぬかと思った。