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人の気持ちっていうものは目に見えないものである。
ゆえに信じるしかない。
しかし捉えどころのない気持ちを信じることは難しくて。
それはまさにオカルトの如く。
これはそんな信じることの話。
なんだけれども。
えー。恋愛っていうのは人にとって重要な要素である。
人間を構成する大部分と言っても良い。
しかし恋愛とはなんだろうか。
人を惑わせたり狂わせたりする恋愛。
時には疾患を生んだりもする。
そんな恋愛とはなんだろうか。
作中において『誰かを信じるってことは、マシンガンで蜂の巣にしたいぐらい相手のことを“ホレる”こと』という台詞がある。
信じること。それこそが恋愛において最も大切なことなのである。
信頼こそが恋心を生むのだ。
この作品の中には赤目になるインフルエンザにかかった委員長と吸血鬼真祖になりかけている子供が出てくる。
そのどちらもが信じることを“ホレる”ことを大切にしている。
貴方は誰かにホレているだろうか。
まぁ、この話に“ホレて”もらえるかどうかは知らないけれど、少なくとも、この作品のことは“ホレて”欲しいと思う。