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5人の少年たちは勿論みんな可愛いんだけど、かつての少年たち、禁煙さんと正義さんが、これまたすっごく素敵。こんな大人になりたい。
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平易で分かりやすい文章、さすがは児童文学だよなァとは思うけれど、登場人物のひとりである禁煙さんが正義さんに向けて話すことは、思いっきり大人に向けたモノ。
「金や、地位や、名誉なんて、子どもっぽいものじゃないか。おもちゃにすぎない。そんなもの、本物の大人なら相手にしない。どうだ、違うかな?」そうだよなァ。良い大人に囲まれて、子どもたちもきっと素晴らしい大人に成長していくんだろうなと思う。交通費を貰い幸せいっぱいのマルティンに「なんでそんなにうれしいんだい?」と尋ねる駅員さん。さりげない一言一言の会話だけど、マルティンは聞かれて凄く嬉しかったんだろうな・・・。
もちろん、こんな物語が現実で起きてほしいなどと言うつもりはない。現実に起こる問題には物語のような奇跡は起きてくれないし、奇麗事にすぎないと言えばそれまで。それでも、この小説が書かれてから80年近く経った今でも、彼らが語ってくれた大切なものは変わらないままであると信じたい。心温まる小説。大好き。
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素直に久しぶりに面白いと思った本。
やはりケストナーはいいなぁと、改めて実感しました。
けれど個人的には「ふたりのロッテ」「点子ちゃんとアントン」の方が好きですね。
胸にストレートに語りかけてくる言葉が多いです。
読書後、心が洗われた…さっぱりした…素直になれた…と言いますか…
ケストナーは素敵な作家さんだなぁと思いました。
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映画がとても良かったので買ってみた。いろんな出版社からでているが、これがベストかどうかはわからない。
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名作。先輩に借りました。教育者なら一度はよんどこ。教育に対する考え変わる人いるかもね。てゆーか昔の人が書いたと思えないくらい!教育の原点が見える気がします。
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深いです
正義さんと禁煙さんがシブくてたまりません
ノンビブラートな翻訳らしいですが、翻訳者の自己満足かと感じます
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孤独なジョニー、弱虫のウーリ、読書家ゼバスティアン、正義感の強いマルティン、いつも腹をすかせている腕っぷしの強いマティアス。同じ寄宿舎で生活する少年たちは仲良し五人組。ある日学校の仲間が実業学校の生徒たちに誘拐され、ディクテーション・ノートを燃やされるという事件が起こり、彼らはこっそり学校を脱出し勝負しようとする。近くに住む「禁煙さん」と大好きな「正義さん」の間にあるつながりに気づいた子供たちは、クリスマスのプレゼントに二人を引き合わせることを思いつく。そして、劇「飛ぶ教室」は無事に成功するのか・・・?
キャラとしては正義さんが大好きです。マルティンとの交通費云々のくだりは泣けました。こういう大人に囲まれていれば、きっと芯の強い良い子に育つと思う!そしてこういう理解のある大人になりたいなー。文学的に素晴らしいのは言うまでもありませんが、まえがきのケストナーの言葉がとても頭に残っています。子供だからといって悲しみの度合いが無条件に小さいわけではないということ。ついつい軽く見てしまう大人にさされたクギを忘れてはいけないと思う。つらいことはつらいと正直に受け止めることが大事だよね。
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最初はカタカナがとっつきにくい部分もあったけど、面白かったです。家族の温かさも伝わり、それぞれのシーンが印象深く心に刻まれました。
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ギムナジウムで生活する子供の成長を通して、正しさ・正義とは何かという問いを投げかけてくる。
描かれたのはナチが政権を取った年のことだそうで、非常に示唆に富んでいる。
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河合隼雄の本でお奨めだったので読んでみた。偶然にも(?)先に読んだツァラトゥストラと同じ訳者だ。一本筋の通った訳者だ。
不覚にも涙をこぼしながら、読んだ。朝の通勤電車内でさぞかし気持ち悪かったことだろう。
内容は、読めば分かる。研究者は批評家の出る幕があまりない、という訳者の解説も秀逸だ。教育者は、くだらない教育何とか学の本よりも、こういう本を読んだ方がよいのだと思う。
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読もう読もうと思っていながら、なかなか読む機会がなかった名作をついに手に取った!が、まえがき、各章のはじめにある文章、本文、あとがき、全てがピンとこない。ついでに言えば訳者あとがきも…。
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ケストナーの有名なこの小説は「賢さ」と「勇気」について教えてくれる。それから悲しいときにそれを話せる誰かが居る、ということがどれほど大切なことなのかも。
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正義とは何か。勇気とは何か。愛とは何か。
寄宿舎で生活する少年達と、諸運年の心を失わない大人が、
大切なことを教えてくれる。
舞台は冬だけれど、心がぽかぽか暖かくなる本。
久しぶりにわくわくする物語に出逢えた気がします。
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正義さんは、大きな腕白どもをなでてやりたそうだった。が、思いとどまった。「全治4週間だ」と、ベーク先生が言った。
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登場人物の名前がなかなか覚えられなくて苦労した。いつもながら外国の人名が苦手だ。今回は自分で人物表を作った。
内容は古典的ではあるが、少年たち大人たちの正直さが描かれていて、読んだあとの充実感につながった。