投稿元:
レビューを見る
ももこさんのエッセイを初めて読んだけど、お母さんが予想以上に「ちびまる子ちゃん」の母っぽいのにまずびっくりしたなー。
宝石への愛があふれているエッセイ。ほとんどの回で購入に至っているのを繰り返し読んでいると、愛というか所有欲みたいにも思えてくるけど・・・。宝石というのは、そんなに次々と欲しくなるものなんだろうか。縁遠いもので共感はできず。
文章は会話っぽくてものすごく読みやすい。文章を読むことの満足感はあまり得られなかったけど、内容はなかなか興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
庶民派な空気の「ちびまる子ちゃん」といえば、な作者が売れたことで宝石とか変な成金趣味に走ったな、とか一瞬思っていた(他のエッセイで、そういう私金持ってますからーオーラが所々出てきたのが気になっていたから)。
でも最初の、「息子が自分と同じ宝石が好きで、その色のことを表現するにも自分と同じような語彙で、空の青と海の青が混ざったような色、という言い回しをしてて感動した」「息子にもパライバ・トルマリンを買ってやろうと思ったけど本物を目の前にしたらいつもオモチャとか買ってやってるんだからいいじゃん、と自分のものにした。このように人は宝石を目の前にすると実の息子のことすら疎かにする」のエピソードが、ああ根っこのこういう世界観変わらんなあ、な感じでホッとした。他にも母親と宝石のことでやいのやいのやる話は、あー大人になったまる子だな、とクスリとしながら読めた。
投稿元:
レビューを見る
「1000万はムリ!思ったら40万で安かったから買った」みたいなエピソードがたくさん。馴染みの宝石屋に「偶然入ったんです!あり得ないくらいお得ですよ〜」と唆されては、自分に、家族にと、いくら安いといっても何十万かはするであろう指輪やなんやらをポンポンと買う。果ては小さな息子がねだるからと9万の宝石を買ったり...。
ちょっと、というかかなり卑しく、いくらお金儲けてても貧乏人は貧乏人だなんて言ったらたいへん失礼だけどそんな印象を受けつつ、一方でこの庶民ぽさがこの人の持ち味なんだなとも思った。
「母が死んだら形見に譲ってもらう」と言って贈っていたエメラルドがどうなったのか考えると心が痛い...
投稿元:
レビューを見る
今まで全然宝石に興味がなかったのに、読み終わった頃には自分の誕生石調べてた。ムーンストーン欲しいな。
投稿元:
レビューを見る
さくらさんが、そんなに宝石好きだと知らなかったので、意外だったが、宝石好きな人には楽しめるエッセイ本かもしれない。
自分はそこまで宝石に興味がないので、宝石を巡るさくらさんとお母さんのやりとりがおもしろかった。
投稿元:
レビューを見る
さくらももこがこんなに宝石が好きとは、、
さくらももこの幼少期をちびまる子ちゃんそのものだと思うと、大人になってこんなにもぽんぽん宝石を買えるようになったのは本当に羨ましい。さくらももこのくだらないものに使う出費グセも、宝石ならイイね。親孝行にもなってるし。
息子との好きな色の表現が全く同じだったのはちょっと感動しちゃった。
投稿元:
レビューを見る
めちゃくちゃ宝石が欲しくなる、、
いろんな宝石の説明とそれにまつわるエピソードが書かれてるけど、どれも本当に面白い
タンザナイトは太陽光だと青色、夜のライトの下では紫に変色する宝石で、アフリカのタンザニアで採れるらしい。タンザニアの夜という意味の名前をつけたのはティファニーの社長
とか
ルビーやサファイアの中に星が入ってるかなりレアなスタールビーやスターサファイアがあること
他にもたくさん勉強になる!覚えていられるか微妙だけど、、
てかめちゃくちゃさくらももこレアな宝石持ってるんだ、、すご、、って思った
お母さんも色々プレゼントしてもらってて羨ましい
いつか小さい安いのでいいから心の底から気に入った宝石手に入れたいな!!
投稿元:
レビューを見る
この本を読んだことで宝石に興味を持つことが出来ました!そして、私が興味を持つほど詳しく昔、さくらももこさんがどこの国にどんな宝石を買ったかが分かりました(❁´ω`❁) 是非皆さんも読んで欲しいです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨
投稿元:
レビューを見る
こまごましたステキなモノ好きのさくらももこが宝石にハマらないはずがなく…旅行記の時も思ったけどスリランカまで宝石を買いに行ける財力と行動力がすごい。宝石一つ一つの表紙に美的センスが光ってる。自分の誕生石と、一生もんの良い宝石は持っておきたいなー。
投稿元:
レビューを見る
宝石を見に行って、良いのがあったから買いました、という日記。
写真がもっとあれば、食べ歩きブログの宝石版みたいな感じで楽しめたかも。
学生もアルバイトして宝石買うといいよ!みたいなエッセイがnon-noに載ってた2000年に、平成みを感じる。
命懸けで宝石を掘る人のことをいっさい掘り下げないところには、さくらももこみを感じる。
投稿元:
レビューを見る
のだめの作者のコラボをした国立科学博物館の宝石展を思い出した。誕生石が何故か追加されていて、でも自分の月があまり好きではない友人の1月のは特にふえておらず。。
ルビーにも青があったり、宝石そのものよりもデザイン性に度肝を抜かれたりしたが
本書は粒の状態の宝石に心惹かれる作者 という感じ。
本書に登場する社長は2017年にお亡くなりになっているのか。。銀座店だが、上野御徒町に宝石店が多いのは何故だろう。
もちろん高い買い物ゆえに購入の際は悩まれているのだが、「流石売れっ子だなぁ」とも思ってしまった。
社長がプレゼントするのも、その方の心意気ではあるだろうけれど、作者は太い客なのだろう。
それとも作者の母親世代は晴れ着など使うところには使うので、いくつかはもっているのが常識なのだろうか。。
息子さんとの掛け合い、今読むとちょっとほろり。
母親とも、多分自分が先だとは夢にも思っていなかったよなぁ、と。。
カラー写真で実物の色合いが見られるのが有難い。
ヒロシ氏の買ってあげたエピソードが本当にヒロシ氏らしくて笑ってしまう。
パワーストーンのような感じでもあるようだけれど
どうせならネックレスよりも自分が見られるように
指輪は抜けたら怖いし、時計のようにすぐには外れない腕輪が良いかな、と想像するくらいには
本書を読むと、ひとつくらい欲しくなるのは、さすがさくらももこ氏といったところだろうか。
投稿元:
レビューを見る
さくらももこのエッセイが好き。
多分自分が作者と同じような状況になっても、その事を記述するときこんなに面白くならないんだろうなという感じがする。書き方がすごい。
あと、さくらももこは自分を良く見せようとしてないところが好き。
「宝石を母親にあげたがあげたらやっぱり自分が欲しくなってしまった」という自分だったら「ケチくさい人間に見えないかな」と思って言うのを渋ってしまいそうなところをさくらももこは外に出していて、でもそういうケチなところも人間味があるところだから出すことで一層作者への親近感が湧いてすごいなと思う。