投稿元:
レビューを見る
2007年1月11日読破。ケルトミステリー。最初世界観がわからなくて、どうしようかと思ったけど、とちゅうからぐっとお話しに引き込まれました。
舞台は7世紀くらいのアイルランドだけど、内容はそのまま現代物にしてもいいかなぁ?って内容。7世紀のアイルランドがこんなに法整備されてたとは驚きでした。
投稿元:
レビューを見る
7世紀半ばのアイルランドを舞台にしたミステリシリーズの初紹介。
主人公フィデルマは王の妹で尼僧、高位の法律家でもあります。
若い女だからと侮られることもあるのですが、次第に実力を見せつけていく小気味の良いストーリー。
当時のアイルランドでは女性が高い地位につくのは珍しくないことだったそうです。法もかなり整備されていて、障害者を侮辱すると罪になるなど、唸らされました。
作者ピーター・トレメインは、本名ピーター・エリスという有名な学者だそうです。
投稿元:
レビューを見る
7世紀アイルランドの修道女フィデルマを探偵としたミステリーシリーズ。原作では第5作にあたる本書が、なぜか原作者との話し合いにより邦訳第1作になったとか。ファンタジーかと思いきや、実際の中世初期のアイルランドでは法制度が整っていて全くの絵空事ではなかったという解説に驚いた。
投稿元:
レビューを見る
修道女フィデルマシリーズを読んでます。
「7世紀のアイルランドを舞台にしたケルティック・ミステリー」
といううたい文句です。
主人公の修道女フィデルマさんは修道女で王様の妹でしかも現代でいうところの
裁判官・弁護士でもある知能指数の高い美人!
7世紀アイルランド用語がたくさん出てきて、はじめはとっつきにくいかな
とも思いますが、この時代の法律の柔軟性にうならされたり、若い女子だけ
あって、ちょっとロマンチックなアレとかもあり、結構すたすた読めました。
この上下巻の他に短編集『修道女フィデルマの叡智』
『幼き子らよ、我がもとへ 上下』というのが文庫版で翻訳されています。
短編集も面白かった。幼き子・・はまだ未読ですー
投稿元:
レビューを見る
はじめは七世紀アイルランドという舞台に戸惑ったけれど、慣れてからはぐんぐん作品世界に引き込まれました。前に読んだアーサー王の話を思い出す部分もあり。
しかし家の形、装飾品、様々な道具、衣服と想像がつかないものが多すぎる。
投稿元:
レビューを見る
氏族の族長殺しで捕らえられたのは三重苦の若者。犯人に納得の行かないフィデルマは独自の捜査を始める。
シリーズ1作目の「死をもちて赦されん」を読み始めてすぐに挫折。やはり日本で刊行された順で読むのがよかろうと「蜘蛛の巣」を手に取った。
ケルト独特の語句や文化など入り口のハードルさえ乗り越えてしまえばあとはすいすい読み進むことが出来る面白さ。何より修道女で弁護士で裁判官で王の妹というフィデルマが魅力的。
と言うことで、下巻に続く。
投稿元:
レビューを見る
独自の価値観を持つ閉鎖的な集落で起きた、陰惨な連続殺人事件。次第に明らかになる歪んだ人間関係。名探偵は捜査の過程で命をねらわれるも、関係者一同を集めて、隠されていた秘密を暴き、真相を明らかにする。これってミステリの王道だ…。七世紀アイルランドが舞台だけど、横溝の世界みたいだと思っちゃいました。弁護士で裁判官で王妹で修道女であるフィデルマは、頭は切れるのだけど、敵を作ることを恐れず直球で捜査するタイプなので、法が浸透していない場所で砕氷船みたいな尋問してこの人危ないよ…と、何度思ったことか。ワトソン役のエイダルフも心配し通しなんだろうな。
このシリーズは専門用語が多いからとは言え、カタカナを多用しすぎで、さすがに読みづらいところがある。海外ドラマか何かになっていてほしかったよ…。
投稿元:
レビューを見る
読みやすい、でも物語としてもミステリとしても普通という印象以外にありません。ただ、このシリーズの魅力は古代アイルランドの世界観でしょうね。
投稿元:
レビューを見る
農村での訴訟を裁くフィデルマはまるで大岡越前のよう。
上巻では殺人事件についてはほとんど進展せず。下巻に期待。
投稿元:
レビューを見る
修道女フィデルマ・シリーズの5作目(原作順で)。
族長が殺された事件を調査しに行くフィデルマ。
今回はエイダルフが同行する。
見えない、聞こえない、話せない三重苦を抱えながら、
叡智あるモーエンという登場人物が印象的。
彼を支える森の隠者も。
(下巻に続く)
投稿元:
レビューを見る
七世紀のアイルランドを舞台に、法廷弁護士でもあるフィデルマ修道女の活躍を描くシリーズの第一巻。小さなクランの族長であるエベルが殺された。その犯人とされたのは目も見えず、口も効けない、聾唖の若者だった。クランの人々はその若者が犯人と確信していたが、派遣されたフェデルマは真実は何かを一つ一つ探っていく。
投稿元:
レビューを見る
一作目から読まないあたりもうどうなんだろうかと思うけれど。
面白ければいいのだということで。
7世紀のアイルランドは思っている以上に現代的な法律があり、それをきちんと裁くことのできる裁判官がいるということに驚き。
とはいっても、地方には地方のルールがあって物の価値がある。そのため、主人公はそこの部分で苦労するけれど、毅然とした態度を取ると所が小気味いい。
投稿元:
レビューを見る
図書館でビビッときて借りてきた本。
結論から言うと、個人的に大当たり。
あらすじには(修道女フェデルマシリーズ)第一弾と書いてあったけど、前作がありそうな匂わせがある。
アイルランド文化やキリスト教の派生にはまったく知識がないところに、7世紀くらいの話であると言うことで、完全にファンタジーのような感覚で読んでる。
主人公の修道女フェデルマの知性や人格が素晴らしいことや古き良きアイルランドの様子が書かれてるので、現代の感性でも十分フェデルマに好感を持てる。
ただ、この本の凄さは翻訳者の脚注にあると思う。前述のように、ファンタジー感覚で読んでると知識不足で話が入ってこない障害を、丁寧な解説で補ってくれるのでちょっとした歴史家になれたような錯覚までしてしまう。
内容の評価は下巻を読んでからしたいと思うけど、翻訳者の方に感謝しながら読んでる。
投稿元:
レビューを見る
積読したままだったのですが、独特な世界をスルスルと読めました。フィデルマが素敵です。女同士のピリピリ感が良い…。シリーズ制覇したい。
投稿元:
レビューを見る
ミステリ。修道女フィデルマ。
日本では第一長編らしいが、原書での刊行順では5作目の長編。
短編も面白かったが、長編も素晴らしい。
世界観が好きすぎる。
詳細は下巻で。