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ドラッガーの歴史、考えがコンパクトにまとまっている。
逆に言えば、1つ1つが薄いが、全体を概観するには良い本である。
目次に沿っての感想。
はじめに——ドラッカーとは何者か 本質は「社会生態学者」という言葉があるように、本質的には観察者であると思う。
第1章 人が幸せであるためには何が必要か—ドラッカーの問題意識
・ドラッガーの簡単な歴史とその問題意識がわかる、
第2章 転換期のクライマックスはこれからだ—ドラッカーの時代認識
・産業革命のもの作りから、知識社会、ネクストソサエティの時代認識についてまとめている。
第3章 論理ですべてがわかるとしてはならない—社会生態学者ドラッカー
・論理が全て分かるわけではなく、ポストモダンでは論理だけではないことを指摘している。
第4章 万人のための帝王学を求めて——マネジメントの父ドラッカー
・GMなどの例から、マネジメントについて書いてある。
第5章 何をもって憶えられたいか——セルフマネジメントの方法論
・ドラッガーの自己マネジメントについて書いてある。
第6章 世界のモデルとなりうるか——ドラッカーが恋した日本
・特に日本について書いてある。
出版社の本の紹介は下記にある。↓
http://www.diamond.co.jp/book/9784478307038.html
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「既におこった未来」このフレーズは肝に落ちました.
自分は、将来の変化をいくらかでも掴めているのだろうか。
入門 とありますが、少し最初にしては難しい箇所もあります.
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数多くのドラッカーの翻訳を手がけられた上田さんが書かれたドラッカーの入門書。ドラッカー本人に、自分以上に自分を理解していると言わしめただけあって、ドラッカーの魅力を損なうことなく、入門へと導いてくれた。ドラッカーの著書を読むのであれば、まず本書を読んで全体像を理解するのが良いと思う。本書に引き続き、ドラッカーの著書を読み進めていきたいと思う。
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ドラッカーのほぼ全て翻訳してきた上田惇生によるドラッカー論。この本だけで終わらず、この本を参考にして、ドラッカーそのものにあたることが大切。私は『ネクストソサエティー』を読み返すことにします。
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「ドラッカーはこう言った」といったことをつらつら書いた本。
投資の姿勢とか分かればよかったのですが、そういったことは理解できなかった。
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★★★★☆
面白かったよ!
ドラッカーは「プロフェッショナルの条件」位しか知らないという境遇。これから少しずつ知っていくための足掛かりとしてまず読んでみた一冊。
読み物として飽きないし、かつ気づきや感銘を受ける所が多すぎだよ。引用だけでこんなだから、もしドラッカー本を全て読了したらどれだけの気づきが得られているんだろ。想像すると、身震いするほど刺激的だよ。
私にとっては、今後のドラッカー注目度を飛躍的に高めることとなった、大事な一冊だよ。
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ドラッカーの考え方を上田惇生氏に紐解いていった入門書。ここから気になった本を読んでいくのが良いのではないかと思う。
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ドラッカーの訳書を手がけている上田さんの本。ドラッカー入門、というよりは、ドラッカーの背景と解釈、という感じがしたが、ドラッカー自身が語らない背後の話と、ドラッカーの読み方に関する共感を得られたのはよかった。
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ドラッカーの言葉は、なぜ心に響くのか?
翻訳者として30年以上にわたって親交を結んできた著者が、
ドラッカーの世界の全貌とその魅力をはじめて明らかにする。
入門書決定版!
20世紀に身をおきながら21世紀を支配する思想家の全貌に迫る!
はじめに――ドラッカーとは何者か
ドラッカーの本質は社会生態学者である。
本書はモダンの世界観からポストモダンの世界観への重心の移行について、とその旗手ドラッカーの意義がテーマ。
第1章 人が幸せであるためには何が必要か――ドラッカーの問題意識
社会が社会たるための条件……①ひとの位置づけ、②ひとの役割、③そこに存在する権力の正統性。
第2章 転換期のクライマックスはこれからだ――ドラッカーの時代認識
ドラッカーの基本姿勢「見ること」。
セルフマネジメント5ケ条――「五つの質問」
1.ミッションは何か。2.顧客は何か。3.顧客満足は何か。4.われわれの成果は何か。5.それらのためにどうするか
第3章 論理ですべてがわかるとしてはならない――社会生態学者ドラッカー
論理よりも知覚、分析よりも観察、左脳より右脳。
未来を知る方法――①すでに起こったことの帰結。②自ら未来をつくる。
なぜ「ある」のかと問う以上に、なぜ「ない」のかと問うことが重要である。
ポストモダンの方法論
第一に、見ること。
第二に、わかったものを使うこと。
第三に、基本と原則を使うこと。
第四に、欠けたものを探すこと。
第五に、あらゆるものの陳腐化に対して主導権を握ること。
第六に、仕掛けをつくっておくこと。
第七に、限界をわきまえつつ、モダンの方法を使うこと。
第4章 万人のための帝王学を求めて――マネジメントの父ドラッカー
マネジメントの役割とは?
1.組織に特有の社会的機能をまっとうすること。→どんな社会貢献であるか。
2.組織に関わりを持つ人たちが生き生きと生産的に働き、仕事を通じ自己実現できるようにすること。
3.社会的責任を果たすこと。
Q.企業は誰のもの?→A.社会のもの。
事業を決めるものは顧客。要素は環境、目的、強み。
成果をあげられるのは「強み」によってのみ。+予想しなかった顧客。
第5章 何をもって憶えられたいか――セルフマネジメントの方法論
仕事をする力……
1.時間の使い方(「記録」→「管理」→「まとめ」)。
2.貢献に焦点を当てる。
3.強みのうえで行う。
4.集中する。
5.成果をあげるよう意思決定。
第6章 世界のモデルとなりうるか――ドラッカーが恋した日本
明治維新……西洋の日本化。文化はそうそう簡単には変わらない。
おわりに――ドラッカーとの出会い
実に興味深い内容だった。結局のところ同じことを繰り返し繰り返し述べているだけだと思うのだが。
「その言葉は、平凡なのに常に新しい」
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ドラッカーってこんなすごい人だったのか。経営者だけじゃなくて、それこそ万人が読むべきじゃないのか、彼の本を。さて、何から読もう。。
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ドラッカー自身の生い立ちから考え方などより広い範囲でカバーしていて、入門として非常にいい本でした。これからドラッカーの原書を読んで深く探求していくための足がかりとして最適だと思います。
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ドラッカー主要著作
(1)『「経済人」の終わり――全体主義はなぜ生まれたか』 (The End of Economic Man) 1939年
(2)『産業人の未来――改革の原理としての保守主義』 (The Future of Industrial Man) 1942年
(3)『企業とは何か――その社会的な使命』 (Concept of the Corporation) 1946年
(4)『現代の経営』 (The Practice of Management) 1954年
(5)『変貌する産業社会』 (Landmarks of Tomorrow) 1957年
(6)『創造する経営者』 (Managing for Results) 1964年
(7)『経営者の条件』 (The Effective Exective) 1966年
(8)『断絶の時代――いま起こっていることの本質』 (The Age of Discontinuity) 1969年
(9)『マネジメント――課題、責任、実践』 (Management: Task, Responsibilities, Practices) 1973年
(10)『見えざる革命――来るべき高齢化社会の衝撃』 (The Unseen Revolution) 1976年
(11)『ドラッカー わが軌跡――知の巨人の秘められた交流』 (Adventures of Bystander) 1979年
(12)『乱気流時代の経営』 (Managing in Turbulent Times) 1980年
(13)『変貌する経営者の社会』 (The Changing World of the Exective) 1982年
(14)『イノベーションと起業家精神――その原理と方法』 (Innovation and Entrepreneurship) 1985年
(15)『マネジメント・フロンティア――明日の行動指針』 (The Frontiers of Management: Where Tomorrow's Decisions Are Being Shaped Today) 1986年
(16)『新しい現実――政府と政治、経済とビジネス、社会および世界観にいま何がおこっているか』 (The New Realities: In Government and Politics/In Economics and Business/In Society and World View)
(17)『非営利組織の経営――原理と実践』 (Managing the Nonprofit Organization: Principles and Practices) 1990年
(18)『未来企業――生き残る企業の条件』 (Managing for the Futures: The 1990's and Beyond) 1992年
(19)『ポスト資本主義社会――21世紀の組織と人間はどう変わるか』 (Post-Capitalist Society) 1993年
(20)『すでに起こった未来――変化を読む眼』 (The Ecological Vision: Reflections on the American Condition) 1992年
(21)『未来への決断――大転換期のサバイバル・マニュアル』 (Managing in a Great Change) 1995年
(22)『P・F・ドラッカー経営論集――すでに始まった21世紀』 (Peter Drucker on Profession of Management) 1998年
(23)『明日を支配するもの――21世紀のマネジメント革命』 (Management Challenges for the 21st Century) 1999年
(24)はじめて読むドラッカー〔自己実現編〕『プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか』 (The Essential Drucker on Individuals) 2000年
(25)はじめて読むドラッカー〔マネジメント編〕『チェンジ・リーダーの条件――みずから変化をつくりだせ!』 (The Essential Drucker on Management) 2000年
(26)はじめて読むドラッカー〔社会編〕『イノベーターの条件――社会の絆をいかに創造するか』 (The Essential Drucker on Society) 2000年
(27)『ネクスト・ソサエティ――歴史が見たことのない未来がはじまる』 (Managing in the Nest Society) 2002年
(28)〔ドラッカー名言集〕『仕事の哲学――最高の成果をあげる』 (Drucker Saying on Individuals) 2003年
(29)〔ドラッカー名言集〕『経営の哲学――いま何をなすべきか』 (Drucker Saying on Management) 2003年
(30)〔ドラッカー名言集〕『変革の哲学――変化を日常とする』 (Drucker Saying on Change) 2003年
(31)〔ドラッカー名言集〕『歴史の哲学――そこから未来を見る』 (Drucker Saying on Society) 2003年
(32)『実践する経営者――成果をあげる知恵と行動』 (Advice for Entrepreneurs) 2004年
(33)『ドラッカー 365の金言』 (The Daily Drucker) 2004年
(34)はじめて読むドラッカー〔技術編〕『テクノロジストの条件――ものづくりが文明をつくる』 (The Essential Drucker on Technology) 2005年
(35)『ドラッカー 20世紀を生きて』 (My Personal History) 2005年
(36)『P・F・ドラッカー経営論』 2006年
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「マネジメント」をはじめとしてたたくさんの著書。どれも読みたいと思っていたけど、たくさんあるから、どれから読もうかと思いながら時間だけが過ぎていく。
そんな中で、この本によって、それぞれの本の背景がよくわかった!
今の自分に必要な本。
今の自分が読むべき本。
同じような悩みがある人はこれから読もう!
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ちょっととっつきにくいかなと思う時ともっと他の本も読んでみたいと思う時が、交互にありました。第二の人生についても語られている。
何をもって憶えられたいか
まぁ、そんな偉人にはならないけど、納得した人生行きたいなと改めて思いました