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等身大の大阪の女の子の日常、ゆるい感じで生きているがけして不真面目にでも怠惰にでもなく、肩をいからせて生きているのでもなく、たんたんといきている。特別な事件もないが、ゆるい感じで過ぎていく。誰かが取った古い大阪の写真を見て街の変化をみてその頃の町に思いをはせている。今生きている町がかって見せていた表情のなかに今生きている自分をおもう。価値観を共有できても愛情は別問題という感じもなんとなくわかる。
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おもしろく読んだけど心には残らない感じ。会社が倒産し,大阪のカフェでアルバイトをする「歌ちゃん」は,大阪の昔の写真を集めるのが趣味。酔った勢いでつきあいそうになった良太郎と,その写真集めを通して近づいていくというような話なんかな。合コンの感じとか,ダメ男が好きな感じとか,まあおもしろいけど・・・という感じ。
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同じ場所の、異なる時間を見ることに面白さを感じる主人公には共感できました。
大阪の街を知っていたら、もっと楽しめたかも。
上手くテンポがつかめなくて入り込めなかったのは、少し残念な感じです。
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ここが昔どんなんやったか、知りたいねん――。28歳の歌ちゃんは、勤めていた会社が倒産し、カフェでバイトをしている。初めて参加したのに最低最悪だった合コンの帰り道、年下の良太郎と出くわした。二人は時々会って、大阪の古い写真を一緒に見たりするようになり――。過ぎ去った時間やささやかな日常を包みこみ、姿を変えていく大阪の街。今を生きる若者の日々を描く、温かな物語。
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大阪にこだわっているのか、
詳細な場所の説明や地名がたくさんでてきて
大阪に馴染みのない私は読むのがしんどかった。
若者が古い写真に興味をもって
変わって行く街に興味をもつ、というテーマはいいと思うけど
文章やストーリーとしてはただの羅列が多いように感じる。
「今を生きる若者」というほど、現代感もなく、
生活感もない。
ひさしぶりに1冊読み切るのがしんどかった。
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読みながらずっと、ウタちゃんと友達になりたい!と思ってました。素敵な趣味を持ってるし、それについての熱弁を聴きたい。主人公に対して好印象だったので楽しく読むことができました。ただ、進展はしたけど一歩だけしか進まなかったな〜という印象。ドラマがなかったというか。平坦なまま終わった印象なので、評価分かれそう。
あと舞台が大阪ということ。関西在住なので、あの辺ね〜とかはいはい知ってる知ってる!って場所がたくさんでてきたけれど、大阪に馴染みがないと読むのつまらないかもしれない。この舞台が九州や東北だったらこんなに面白いって思わなかったと思う。内容的に土地を絞って書かなきゃならないけれど、それが返って評価下げてしまった感じもする。でも、わたしは好きです。移入して読むのは難しくなるのかもしれないけど。
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柴崎友香の大阪を舞台とした小説。
昔の大阪の街の写真を集めるのが趣味の女の子が主人公。
現在の大阪の描き方が素晴らしく、そこに昔の大阪が重ね合わされる。
恋愛にも至らない恋愛小説だけれどなんだかいい感じ。
大阪の街を歩きたくなる本。
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知っている風景が舞台で、スラスラ読めた。
昔の大阪の写真を集めるのが好きな主人公。
切り取られた時間が過去にはたしかにあり、形を変えながらも現在とつながっている。街が成長し、生きていることを感じた。
主人公の恋愛が、うまくいってほしい。
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保坂和志さんが好きなので、似た雰囲気の小説かな?と思って図書館で借りてみたけれど、いまいち今の気分とあわなかった。
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途中断念しそうになるも、なにか起こるのかなぁって読んだけどなにもなかった。たらたらなにも考えずに読むにはいいかも知れない。いまいち魅力のない人物ばかり。大阪出身だけど大阪の陸の孤島に住んでいたので京都のほうが近い。アメ村やらが近いところに住んでる人たちは心の底からうらやましい。
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この人の話しは大阪が多いけど、行った事ない自分が読んでもそれなりに雰囲気が好きで読んでしまうんだと思った
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なるほど。スターバックスでもカフェのアイスティーでもインド料理店のラッシーでも、ストローを使う飲料の表現が全部「吸い上げた」「吸い上げながら」というのはどうなのか。確かに吸い上げるのだから間違いではないのだが、短い作品中に何度もこれが出てくるのがちょっと気になった。
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ストーリーや、全体に流れる雰囲気は、すっごく好きな感じでしたが、如何せん大阪をまるで知らず、迷子になったまま読み終わった感じがして、ちょっぴり残念でした。
歌ちゃんと良太郎が上手くいくといいなと、鷺沼さはダメだよと、思いながら本を閉じました。
合コンからの女子会の、3人のシーンが好きです。
うーん、やっぱり残念。
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大阪での日々、
勤めていた会社の倒産、カフェでのバイトで食いつなぐ28歳の歌ちゃん。
微妙だった合コンの飲み直しで、25歳の良太郎と出会った。
昔の大阪の写真に興味を持つ二人。
カフェにやってくる思わせぶりな鷺沼さん。
姿を変えていく大阪の街。
その時代を生きていた名もなき人々。
関東生まれ関東育ちのゴリゴリの関東人なので
大阪というところは未知の世界で土地勘も無く
地名が出てきてもちんぷんかんぷんで
想像できたのは賑わいの雰囲気。。。
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途中から頑張って読み進めるという感覚だった。
特に何かが起きるわけでもなく、土地勘がないため親近感を覚えるわけでもなく私には合わない作品でした。
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「自分が今歩いているここを、昔も歩いて人がおるってことを実感したい。」という主人公のセリフに共感できる私は、とても楽しめました。
登場人物の大阪ことば? 考え方? 行動パターン? など全ての表現がちょっと盛り過ぎのような、鼻につくような気がします。作者に何か意図はあるのでしょうか。