- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
言葉遣いは難しい
2006/10/23 20:05
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:7ひきのこぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
単刀直入にものをいうばかりだと、人間関係がぎすぎすするから避けるべきだ。ましてやビジネスシーンでは、相手を選べないのだから、いっそう大事で「コトバのラッピング」が必要になる。
〈1章 頼む〉〈2章 批判する〉〈3章 断りを入れる〉〈4章 人物表現〉〈5章 謝る〉、50の言い換え(サンプル)が載っている。例えば〈2章 批判する〉で、「もっとわかりやすく話してください」を変換するサンプルは「凡人には理解しにくいのですが」。こう言えば、熱弁をふるっている割には中身が支離滅裂の人に対して、ブレーキをかけられるかもしれない。あくまでも理解ができないのは「私」の能力のせいでございます、といえば角が立たないのだ。
〈3章 断りを入れる〉では「お断りします」を変換するサンプルは「今回は残念ですが、次回はぜひ」。これは、よく使われているだろう。「次回」の予定もわからないのに、断っている人も、断られている人も、それで納得するのが“大人”の対応なのである。
24サンプルと半分近いページ数を占めているのは〈4章 人物表現〉である。「何の意見もない人」→「中立的な人」、「人の意見を聞かない人」→「強い信念を持っている人」、「論理的でない人」→「右脳がとても発達している人」など。それぞれ変換の妙があるので面白いのだが、よく考えればそれをビジネスシーンで使うことがあるのか、私には疑問だ。「論理的でない人」であることは、自分で承知していればいいことで、改めて「右脳がとても発達している人」と変換するには及ばない。また、社内外の人に対して、そのような紹介は不要ではないだろうか。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |