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コトノハ、きらり。 堀北真希 フォトエッセイ みんなのレビュー
- 小林 ばく (ほか撮影)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:玄光社
- 発行年月:2006.11
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紙の本
堀北真希ちゃんとCMNOWが夢のタッグ。最高の共同作業で珠玉の言葉たちが詰まったフォトエッセーが完成。
2006/11/19 21:52
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:光森長閑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今や堀北真希ちゃんといえば、この10月クールのTBS系ドラマ「鉄板少女アカネ!!」で初の主演を果たすなど、文字通り日の出の勢いの若手女優の一人です。ドラマや映画、CMにと八面六臂の活躍ですが、このたびフォトエッセーにも進出です。真希ちゃんが玄光社の隔月CM専門誌「CM NOW」に連載してきたエッセー「コトノハ、きらり。」が一冊の本になり出版されました。
フォトエッセーだけにフォトとエッセーの両方が見所ですが、ページを開いてまず飛び込んでくるのは、美しいフォトの方です。全112ページオールカラーで、真希ちゃんのイメージを全く裏切らない静謐さと高貴さをたたえた空間が誌面に広がっています。えてしてありがちな下手な冒険がなく、真正面から真希ちゃんの魅力を捕らえているのには作り手の自信が感じられ、読者の側も非常に安心して見られます。
エッセーは、これまでの全14回分の採録に加え、新たに10のタイトルを書き下ろしています。「優等生」「妹、娘にしたい女優No.1」といった単語が発売記念握手会を報じている10月9日付のスポーツ紙の記事には並んでいますが、それが決して作り事の印象ではないことを実感させられる内容です。
真希ちゃん自身最も好きな言葉として即答したという「無功徳(むくどく)」の項ももちろん収録されています。出典も禅や相田みつをに始まり、愛読書や映画、出演作の台詞や友達の一言など実に多岐に及んでいて、真希ちゃんが普段から張り巡らしているアンテナの感度の高さを実感します。たかが若いタレントのエッセー、となめてかかれるような代物ではとてもなく、十分名言集としても成立している、珠玉の言葉の数々が並んでいます。
また、真希ちゃんが愛読しているという吉本ばなな氏との対談や、CM専門誌ならではの真希ちゃんのこれまでのCMヒストリーも掲載されています。
しかしながら、本作の魅力はこれだけに留まるものではないでしょう。単に真希ちゃんファンだけが楽しめるというレベルではない、傑出した出来映えを裏付けているのは、これが「CM NOW」から発信されたものであるという事実です。
同誌の投稿欄にはあくまでCM専門誌なのだから女性タレントの人気に頼るべきでない、という一部読者の声も根強くあります。無論女性タレントが突出した誌面構成にそう感じる読者がいることは否定できません。ですが、CM専門誌なればこそ、あくまで現在のCM業界の現況を忠実に反映しているのであって、結果として女性タレントが誌面を多く占めるということは、現在のCM業界にとって彼女たちが絶対に欠かすことのできない存在であるということの裏返しです。
かといって派手なグラビアに依存することは皆無で、実直にCMという媒体によって伝えられる女性タレントの魅力を表現している同誌の誌面のクオリティは、本来専門であるはずの他の女性グラビア誌をはるかに凌駕しています。CMを介して女性タレントを表現してきた同誌は、女性タレントの今を伝える雑誌の良心となっていると言っても過言ではありません。
その「CM NOW」が真希ちゃんとフォトエッセー出版にまで至る関係を築いたという意味は、同誌の読者として、また美少女タレントを応援する者として、決して軽くない意味を感じずにはいられません。
同誌ではこれまでも、すでに終了した方では宮﨑あおいさんや、黒川芽以ちゃん・長澤まさみちゃん、現在継続中の方では相武紗季さん、夏帆ちゃんらが連載を持っています。いずれも現在若手女優として欠かせないポジションを占められている方々ばかりです。顔ぶれだけ見ても本誌の信頼感と見る目の確かさがわかります。
本作を機に、さらに次、その次へと書籍が出版される可能性が広がったということにも希望が高まります。こちらも今後大いに期待したいところです。
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