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本格推理作家、綾辻氏が古今東西のミステリから傑作ばかりを集めた短編集。ハル爺のお気に入りはジョン・ディクスン・カーの「妖魔の森の家」!
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日本に限らず英米の優れた9つの短編ミステリ(特に本格派)を編者である綾辻さんが選定、いくつかのパターンに分けて紹介している。
一冊の単行本で、いまだ手にしていない良質のミステリを読むことができるため、ミステリへの導入編としては非常に面白い。他にも宮部みゆきさんが編集したホラー編などもあるそうなので、シリーズで注目度高し。
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綾辻行人さんが、独自に選んだ古今東西の名作ミステリー集。全9編。
玉石混淆。っていうか、個人的に好きなやつと嫌いなやつがありました。大抵はおもしろかったかな。私はミステリーを含め海外の本って読まない方です。なぜかというと、海外ものはやはり日本とは文化や習慣など、育ったバックグラウンドが全く違っているため、登場人物の行動や言動などになんか違和感があって物語に入り込めないからです。「日本人なら絶対こんな応対しないのに」とか、「なんでここでこうするんだ?」みたいな。
そんな私ですが、エラリー・クイーンの『暗黒の館の冒険』は読後嘆息しました。すごい。さすがって感じです。
あと、連城三紀彦の『過去からの声』。これは以前に『七つの危険な真実』っていう本で読んだことあったけど、何度読んでもすごい。絶対わかんないもん、オチが。
他にもいっぱいありましたょ〜素晴らしいミステリーが。短編なのにこの出来。みんなすごすぎです!!
こういうアンソロジーっていうの?いいよね。一冊で色んな作家さんが楽しめる。
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本格ミステリを愛してやまない著者からその同志・入門者へのアンソロジー。作家によって違う、パズルがぴったりはまるやられた感がいい。
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綾辻行人がミステリー入門者のために編んだという本書。
しかしねぇ・・・。
全くそうとは思えません。クイーンの短編も、王道と言えば王道ですが、イマイチだし、風太郎の贋作ホームズも、う〜ん。
ただ古今東西の作品が収録されているのですが、日本の作家陣の作品は良かったです。特に最後の3つ、泡坂、連城、鮎川は絶品でした。こうやってクイーンやカーと並べてもひけを取らない日本の推理小説。綾辻さんはこれを言いたかったんでしょうか、なんてね。
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綾辻さんの新刊かと思ったら
彼が選んだ「本格ミステリアンソロジー」でした。
国内外の名作が、9篇。
法月さんの【カニバリズム小論】が良かったです。
思わずニヤリとしてしまうような綾辻さんの案内文が、またすてき。
濃ゆーい短篇ばかりなので
眠る前にわくわく、1、2話ずつ読むと楽しいと思います。
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『暗黒の館の冒険』 エラリー・クイーン
ジューナを連れて遊園地に来たエラリー。暗黒の館と呼ばれるアトラクション内での殺人事件。赤と緑の矢印に隠された秘密。暗闇の中で4発もの銃弾を被害者に正確に命中させた犯人の秘密。
『黄色い下宿人』 山田風太郎
ジェームズ・フィリモア氏の失踪事件。日本の船ヒタチマルを訪れたのちに消えた。フィリモア氏の召使クロプアマンの絵画コレクション。日本人ナツメの下宿先でのギブソン氏の殺人事件。ギブソン氏の正体は?シャーロック・ホームズの推理とナツメの推理。
『密室の行者』 ロナルド・ノックス
マイルズ・ブリドーン・シリーズ
食べ物のある部屋で餓死した男の謎。男は高所恐怖症。
『妖魔の森の家』 カーター・ディクスン
H・M卿・シリーズ
ピクニックに誘われたH・M。かつて子供が消えた謎の家。成長したその少女がまたしても同じ家から消え去った。H・Mが運んだ鞄に隠された秘密。
『長方形の部屋』 エドワード・D・ホッグ
レオポルド警部シリーズ
『カニバリズム小論』 法月綸太郎
法月綸太郎シリーズ
女を食った男。男の心理を調査する綸太郎。
『病人に刃物』
『過去からの声』
『達也が笑う』 鮎川哲也
2009年11月26日購入
2009年12月2日読了
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◆あらすじ◆
「願わくはあなたが、今回これらの作品に触れたことをきっかけとして(中略)妖しくも豊かな本格ミステリーの海へと漕ぎ出していかれますように」
(編者「あとがきに代えて」より)
全くの本格ミステリー初心者から熱心な本格ファンまで───すべての読者がそれぞれに楽しめる、古今東西の名作から選ばれた粒よりの九編。さあ、お楽しみは、ここから始まります。
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ロナルド・ノックス「密室の行者」と連城三紀彦「過去からの声」、泡坂妻夫「病人に刃物」がよかった。ただ、どうにもピンとこない作品もあった。
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編者によるそのジャンルで読んで欲しい作品を集めた贈る物語シリーズのミステリ版なんだけど、ホラー(宮部みゆき)、SF(瀬名秀明)に比べると、硬い。あからさまに硬い。
さすが本格とか新本格のミステリの世界、と思う。偏見かな。
肝心の作品ですが、最近リンカーンライムシリーズを読んでいたので「あ! 現場が汚染されている!」とびくびくしてしまったという……。リンカーンライムシリーズをすべて読み終えるまではミステリから離れていた方がよさそう。
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綾辻行人が選んだ古今東西の本格ミステリー短編傑作集
どの本もがっちりと本格推理もので
短編集ながら、ずっしり楽しめます♪
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北村薫「ミステリ十二か月」より。読書をあまりしない人たちに向けたアンソロジー。昔のでちょっと読みにくいものもあったけど、おおむね面白かった。ロナルド・A・ノックス「密室の行者」はトリックのネタばらし本で見たことある人もいるかも、とあったけど、まさに昔あの学習漫画でちらっと読んだやつだった。編者の綾辻行人はこういうトリックだけの本には反対派だというけど、あの学習漫画はまた読んでみたいな。小学生ながらに面白かった。まぁ肝心のトリックだけを集めたいいとこ取りなんだから、そりゃ面白いか。やっぱ短編は読みやすくて好きだ。こういう旅のお供にぴったりだよな。
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綾辻行人による古今東西の珠玉ミステリを集めた初心者向けアンソロジー。
新本格の旗手といわれているだけのことはあり、集めたものは一ひねりある作品ばかり。作者も日本では鮎川哲也や連城三紀彦、海外ではカーター・ディクスン(ディクスン・カー)やエラリー・クイーンといった名だたる人たちを集めており、まさしくミステリ初心者が一度は読んでおいた方がよい作品が並んでいる。
なかでも、山田風太郎によるホームズものは、ホームズの推理を覆し、真実を白日の下にさらした日本人があの人という、日本人にはたまらないラストで締めくくられていたりして面白い。
これをきっかけとして、過去の名作を読み進めたくなる読者も多いのではないか。かくいう自分も、いわゆる名作はそれほど読めていないので、これをきっかけに、と思っている。
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あぁあ…ダメだ。外人の名前は…。
最初の話でどん詰まり中。読みづらい…。
その後。
読むのやめた!
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久しぶりに再読。初めて読んだ時、短編のミステリでもこれだけ破壊力があるのか!だったり、海外ミステリが苦手だったけれどすんなりと読ませてくれた。
改めて読むと、王道的な作品を中心にわかりやすく編んでくれているなと思う。
カーやノックスの代表作、法月綸太郎の短編が特に好きだ。ミステリを読み慣れていないほど驚ける。