紙の本
読めば良いってもんでもないと思うけど、でもこの冊数はやっぱりすごい。
2007/02/13 14:50
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投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通り、評論家の宮崎哲弥氏が新書を365冊くらい紹介している、ちょっと厚めの、これ自身も新書。帯には「ミヤテツさん、読み過ぎです!」「ベスト&ベター&ワースト新書365」とある。ウラ帯には「業界ナンバーワンの“新書読み”怒濤の書評集。」「『諸君!』名物連載「『今月の新書』完全読破」を収録」ともある。
宮崎氏の見解や趣味、思考・嗜好が色濃く反映された書評集となっている。目次や巻末索引で確認したところ、わたし(ちひ)が読了した本も何冊か(20冊強)触れられている。見解が一致する書評もあるし一致しない書評もある(特に仏教や社会について)。書評や紹介以前の「言及」数行で片付けられている本も多数ある。
読めば良いというものではないし、本を読んでばかりいてもバカになる。しかし本をまったく読まなくても確実にバカになる。知ったかぶりになるためにではなく、ここに紹介されている本を読むために読むべき新書である。
それにしても、20年ほど前、朝日新聞社の『朝日ジャーナル』(休刊中)と文藝春秋社の『諸君!』は大変に仲が悪かったと記憶しているのだが、この本は『諸君!』の連載を朝日新聞社がまとめている。時代が変わったということなのか。
紙の本
あまり印象に残らない。
2012/09/30 07:20
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投稿者:くままる - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容が、あまり印象に残らない。新書にするほどのない容易かしらと思ってしまいます。
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宮崎哲弥による新書レビュー。
このレビューが参考になるかどうかはほぼ宮崎哲弥の持つ思想信条とどれだけ自分が会っているかによるだろう。
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ミヤテツさん、好きです。ここに挙げられている本を読んで、当書を再読するべきなんだろうけれど、読んでなくても面白い! とりあえず「机上において、パラパラとめくりたい本」に認定。
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宮哲さんのブックレビュー。新書読みの参考にさせてもらおうと思って購入しました。宮哲さんは識者であると思うけど、自分の頭のよさをひけらかすような文体がやや鼻につきました。みんな宮哲さんのことは識者として認めているでしょうから、もっと易しい文体で書けばいいのに。best/worstと新書をランク付けして、さも自分の見識が標準的かつ絶対的という前提で出来上がっている本であるという印象を受けました。その辺り残念です。
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12月?
新書に興味があり購入
宮崎哲弥氏の博識の広さに驚いた。
紹介されていた新書の中で、是非読んでみたいと感じる本も何冊かあり、1冊だけでとても内容の濃い本であった。
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膨大な新書を読み漁った上で、良書を抽出した書評本。読書量の蓄積に支えられた、口調の切れ味が心地よい。推薦や分析の間から、自らの価値観を述べるスタンスで興味深く読めた。
人文系が主体。たとえば憲法や仏教に強く、社会学は薄まるという傾向あり。しかし、これこそ持ち味。むしろ非全方位なのが自然だ。むしろ本書での幅広い論述ぶりにびっくり。
月に60〜100冊ってことは、2〜4冊/日程度か。この著者による読書論も読んでみたい。
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この本は宮崎さんが読んだ新書とその感想を、ジャンル別、評価別に記したものです。(この時、月に60〜100冊近く読んでたそうで。その渉猟ぶりには脱帽です。)
私はこの本、実は全部余すことなく読んだわけではなくて、自分が好きな分野でなおかつおもしろそうなところだけ読みました。これは、私が思うに、読み物というより「なんかおもしろい新書ないかな〜」ってときにガイドブック的に使うもんじゃないかな?
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どんな新書を読むべきか指標にはなった。
自分としては書評を読む気にはなれなかった。
書評を読むなら、本を直接読む。
そんな気分。
…というより、私の頭では書評がよく理解できなかった。
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リストアップされた本の書評に坪内祐三の『新書百冊』が上がっていて、著者の選択本と重ならないことをおもしろがっている。
指向性が違えば当然、取り上げる本は違うし、評価も違う。そういう意味で、一読書人としての案内本だ。
私が読みたいと思えた本は「岩波ジュニア新書」の何冊かだった。
作成日時 2008年02月24日 10:
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読み助2008年11月30日(日)を参照のこと。
http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2008/11/
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現代の雑学王・宮崎氏のピックアップする365冊を紹介。
推薦書(Best/Better)だけでなく、Worstも挙げているのが筆者らしい。
(『女は男のどこを見ているか』の岩月謙司などはボロクソに書かれている)
ジャンルもまんべんなくカバーしており、ゼロ年代初頭の新書界を把握するのに便利な一冊。
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評論家・宮崎哲弥による新書の書評本。
月刊誌に連載されていたのをまとめたものです。
読んでから初めて知ったけど
連載中毎月60〜100冊出る新書すべてに目を通した上での
評論ということでまさに博覧強記とは
このことだと感じた。
ということで信頼度はばつぐん。
今はこれを頼りに新書を読み漁っています。
確かに難しくて理解に時間を要するけども
はずれは今のところナシ。
個人的には
第二章で取り上げられていた
「議論のウソ」が興味深かったと思う。
ってこんな偉そうなこと書きながら
紹介されたものを全部読み切るには
1年はかかりそうです。
ちなみに最後の章にworst本が紹介されているけど
ベストセラーになったものも
内容に問題があれば容赦なく
一刀両断にされていて面白かった。
ただ残念ながら
専門ではないからなのか
「科学」の章が少し弱くなっている。
あと小難しい文体が必要ないんじゃ・・と思うぐらい
多用されていてちょっと鼻についてしまう。
もう少しかみ砕いて書いてくれたら
分かりやすくなるのに。。
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読書マシーンこと宮崎さんの新書紹介。
分野ごとに分かれていて批評もおもしろい。
新書を読みたいが当たり外れが怖いという私には参考になった。
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11/22
評論家の著者が、さまざまな新書を評価し、紹介する本。おススメの本だけでなく、悪い本についても紹介しているとこが良かった。
悪い本に関してはケチョンケチョンに、けなしてます。