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なぜ非対称が生まれるのかを、心臓やタンパク質、利き手などの様々なケースを取り上げて探っていく。結論としては、理由はまだわかってないというもの。(笑)
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左脳・右脳、心臓、利き手から左翼右翼まで、身の回りの中のさまざまな非対称の起源の解明に挑んだ壮大なドラマ。左利きの人(私もです)必読!
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右利きの方がなぜ多いのか?この問に果敢に挑戦し、その過程が描かれた作品です。結論はまだ出ていないといえるでしょう。右利きの謎を解くのにいかに広い知識が必要なのかには驚かされるあまりです。
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[ 内容 ]
利き手は右手、心臓は体の左側、言語野は左脳、DNAのらせんが右巻きなのは偶然か必然か、どうやって字を書く方向や、車を運転する側、右翼は保守、左翼は革新と決まってきたのかなど、身の回りの中のさまざまな非対称の起源の解明に挑んだ壮大なドラマ。
[ 目次 ]
ワトソン博士の難問題
右手は左手より優れているのか
右と左の意味論
右と左の起源
心臓はなぜ左にあるのか
アミノ酸は左利き
右と左を決める遺伝子
脳の非対称性
言語に特化した左脳
利き手と社会
左利きの苦悩
人すべて対称なり
壮大にして微小なる我が宇宙
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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この本の題名である「非対称」とは、右利き、左利きのことを指す。この本は利き腕に対して、社会学的、量子力学的、分子生物学的、進化学的に幅広く考察をまとめており、しかもかなり大胆な仮説を展開。500ページ近い大作だが内容が豊富かつ濃いので、あっさりと読めてしまう。ちなみに、この本では、右利き遺伝子がサルとヒトとを分けた超重要遺伝子であり、心臓を左に決める遺伝子の突然変異であると結論付けしている。