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高校生のときにお世話になった出口先生。その著者の、論理力を鍛えるハウツーが分かりやすく、薄くなってこの一冊に。なんと見開きの半分が図解になっているため、読むのに時間はかかりません。ただし、モノにするには訓練が必要でしょうが。入試評論の読み方から、小論文の書き方、話し方、文学とのかかわり方まで幅広く解説しています。見た目は社会人向けですが、高校生・受験生にとっても良い本だと思います。薄いし、安いし。
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受験現代文のカリスマ教師 出口先生。現代文は100点取れる教科だと豪語する。
母校の卒業生で、京大に入った人が出口先生の参考書(実況中継シリーズ)で
衝撃を受けたとレポートに書かれていたこともあり、受験生の時は手に取って
みたなぁ。懐かしい・・・
自分の場合は理解力に乏しい為、すぐに衝撃は受けなかったけど、
徐々にきいてきた。活字を読むことの重要性は出口先生から学んだ。
さて、本書では、そんな出口先生の主張である論理力について、
図解で書かれている。図解があることにより、非常に理解しやすく、
出口先生のこれまでの著書のエッセンスが凝縮されているという点で、
おすすめです。
内容は、論理的な考え方・読み方・話し方・書き方・頭を身に付けよう。
と展開されている。総ページ数が100ページ弱で、半分が図解と量が
多くないのでさらっと読めます。
「ムカつく」「ビミョー」といった感情的な言葉でしか表現できない人
(自分もそうかもしれないが)から脱却する為に、社会で生きて行く為
に必要な「論理力」を見につけるきっかけとして、本書は役立つと思う。
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本は一見簡単に見えるし、書いてあることは当たり前と思うかもしれないが、
実は相当高度なことを言っている。
なぜなら、できる人は無自覚にできていることを、
きちんと整理し、言葉に落とし込んでいるからだ。
これもいわゆる「論理化」だろう。
軽く読めたが、読後は思考が整理されて、
「なんとなく」で考えずに、
きちんと文章、言葉、事象と向き合う気にさせてくれた。
さすがに人気講師だけあり、
良質な授業を受けたようだ。
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<印象に残ったこと>
「記憶の決め手は論理力だ」「見出しを頭に置いて、本を読む」「イコールの関係(具体例、体験、引用、比喩、対比、譲歩・弁証法、因果関係)」「話題をはっきり示し、言葉の意味を明確にする」「まずは相手の話をじっくり聞こう」「要点を明確にして、そこからぶれないこと」「相手の語った『常識』や『前提』を疑ってみる」「相手の曖昧さやほころびを突く」「ものの本質をじっくり論ずる」「言葉の『切れ』『重み』を持たせ、『間』を大切にする」「三つの理論的関係を明確にしよう」(「イコールの関係、対立関係、因果関係」 主張1つとその論証を書く」、「各段階を論理で関係づける」 「設計図をつくって全体を眺めてみる」 「『体系』と『お酒落』に気を配る」(骨→肉→化粧)」