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読んだあとにそれほど残らない作品です。
でも刺々しいというか、角々しいというか、そんな彼女が丸くなっていく姿は
読んでるこっちにも伝わってきて人を愛するとこんなにも変わるんだなぁ、と。
最後まで美丘のイメージはわかなかったけれど、映像化しやすそうだな、と。
さて、この本からいただいたステキな言葉は・・・
いいこと。この人はほんとうにいいと思ったら、その人を絶対に逃したらいけませんよ。そういう人は一生にそう何度も出会えるというものじゃないの。
さぁ、私はそんな人と出会えるのでしょうか?あはは。
言葉は誰かにもらう一番のエネルギーだ。
これはナットク。そうだよね。その通りだ!どんなものより嬉しいかも。
人格を決めるのは、過去ではなく未来
むむむ。。。私は過去が自分を作ってる派なんだけどなぁ。
でも決して過去は振り返らな?い!
新鮮な考え方である。
石田衣良の言葉ってより、アルフレッド・アドラーの言葉だね。
こんどこの人について少し勉強してみようっと♪
義務感でスタバで読み切りました。そんな作品です(どんな作品やねん!)
ちょっと切なかったのは、作家自身が
「読書はいまや時代遅れの趣味なのだ。」と書いていたこと。
なんだか重い。いろんな意味が込められてるようで。。。(2006/11/15)
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最高。やっぱり石田衣良は大好きだなぁって感じました。とても素敵なお話で、素晴らしい。繊細で、かつ芯がある。引き込まれるような愛のある作品でした。
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私が好きだった石田作品とは違うし、迷走しているような印象は拭えないのだけれど、女性の美しさとモテ男を書かせると、石田先生はやっぱりスゴイと思います。なんだこの男は、こんな大学生がいたら、迷わす惚れるっつーの!
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残された命を精一杯生きる美丘。激しい彼女に徐々に魅かれていく太一の物語。
大学の友人6人の物語で始まり、伊坂幸太郎の『砂漠』と設定が似てる!!と思いましたが、『砂漠』とは色が異なり、導火線のような恋愛が描かれています。
美丘が精一杯に生きる姿、そしてそれを支え続ける太一の姿に非常に感動し、号泣してしまいました。
こんなに泣いたのは東京タワー以来って感じで泣きました。
いい作品だった…。
やっぱし才能溢れる人間ですね、石田さんは。
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美丘の言葉一つ一つがかけがえの無い光を放っている。言葉に人の命の力をここまで吹き込めるとはと感動しました。安易な言葉で感想をまとめるのがもったいない、いや、僕なんかが簡単に書評してはいけない。生と愛の美しさを真っ直ぐな言葉で表現するラブストーリー。泣けました。
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石田さんが「不治の病+純愛」というテーマで書くと、こういう形になるのですね。
中盤の二人の会話で、結末を匂わせておきながら、そこに至るまでの微妙な心の変化が、とてもうまく書かれています。
文章だけで、この変化を表現できるのは、すごい。
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12月14日読了。ありがちな設定で、終わりも見えているのに、引き込まれて一気に読んでしまった。美丘みたいな女の子が身近にいたら、厄介に感じると思う。けど、きっと惹きつけられる。引力みたいなものがある。ドラマ化か映画化しそうな話。でも、きっとしたらチープになりそう。文章だから魅力があるって事もあるよね。
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とても読みやすく颯爽と涙をこらえて読み終えてしまいました。ツンデレなヒロインってイメージを描いてたのとは裏腹にツンの部分が思ったよりなかった!?
リアルに街を描いてるので美丘ツアーでも開きたいなぁと思いました。映像化して欲しい一品ですね。R指定なりそうだけど・・・。
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一番最近泣いた本。胸が苦しくなります。『きみがこの世界に生きた証人になる』っていうのがすごく切ない。素敵な恋愛本に出会えました。
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よびかけるように、かたりかけるようにものがたりはすすむ。くるしい選択をせまられる主人公。「そらさずに さいごのかお やきつけて みひらいた目を やさしく伏せて」美丘さんのさいごのねがいは叶えられるのか。
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恋人が病で死んでしまう物語はちょっとずるいと思っている。最初から死を感じさながら物語は始まったが、死に直面してから生きていた美丘の姿が鮮明に描かれていて心を打った。
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きみは流れ星が燃え尽きるように、命を削って輝いたのだ。 ぼくにだって、今はわかる。きみはなにをしているときでも、 必死で自分自身でいようとしただけなのだ―。
わかるかな。ぼくの胸がきみの墓なのだ。この心臓が打ち続ける限り、きみはぼくの胸で眠るといい。
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久しぶりの石田衣良。
初めはただのエロい青春恋愛小説かと思ってた。
でも読み終えた今は、これはほんとに純愛なんだと思う。
炎のように今を一生懸命、強く生きている美丘。
命には限りがあることを知っているから。
もちろん、みんなそんなことは知っているだろうけど、
どこか自分とは関係のない次元の話としか捉えていない。
美丘と太一を可哀想とか思う人もいるだろうね。
同情の余地はたくさんある。
それでも。
短い一生でこれだけ愛せる人に出会えた2人を、
羨ましく思うなー。
私にも見つけられるかなぁ…
うん、見つけたい。そして強く生きたい。
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2007.5.24〜6.14読了。
石田衣良のラブストーリーが好きで、好んで読んでます。というか、男性が書く恋愛物の方が好き。
女性視点とは違い、リアリティのある恋愛とはまた違う清潔感や潔さ、ナイーブな面も見え隠れしているし、情熱的な部分も多々あると思うから。
この作品もタイトルにもなっているヒロイン・美丘に魅かれ惹かれ、最後まで愛していくという純粋な愛の形が描かれている。力一杯生きて、愛されたいと思いました。
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村上春樹の「東京奇譚集」ぶりに購入した、単行本でした。『究極の恋愛小説』という文句に負けて。石田衣良の恋愛小説は大好きなんですが、ちょっと期待しすぎました。ベタな恋愛ドラマっぽかったなぁ…。だけど、今を一生懸命生きることの素晴らしさを、学びました。誰も、明日死ぬと思って今日を生きてない。実際、そんなこと考えて生きてたら、自分のことしか考えらんない。美丘は、明日死ぬかもしれないのに、太一のことを考えてた。私だったら、絶対、自分のことしか考えらんない。相手の優しさを当たり前だと思ってしまう。人の温かさ、大切さ、一生懸命生きることの素晴らしさを、この本からは得ました。