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今生きている人の息遣いが伝わるような短歌、を読みたい人にうってつけの小説です。文語短歌は載っていません。
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時折現代っぽい短歌があって、構成的には面白いんですが、肝心な小説部分が陳腐。期待して読んだだけに少しがっかりです。
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▼現代短歌を散りばめた、歌人枡野浩一の長編小説。 ▼とはいえ、小説として読む本ではないなあ。現代短歌への入門書つーか興味を持ってもらおう、みたいな雰囲気がそこかしこ。 ▼じゃあつまんないかっつーとんなこたなく。短歌という短い言葉に(馴染み深い口調で!)こめられた力が堪能できます。短歌だけでは(我々には)伝わりきらないメッセージが、その他の文章で生きてきます。ていう意味では、短歌以外の部分は全部解説といってもいーのかもしれん。 ▼ともあれ読みやすくてしっかり読後感もある、オススメの一冊。短歌興味持っちゃうよ☆
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ストーリーの内容がどうこう言うよりも、これは、短歌が面白い。こんな短歌もあるのね。五七五七七のリズムの美しさ。短歌だけでも物語が成立しそう。面白い本。
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短歌の話というと、少し硬いかもしれないけれど、童貞とプレイボーイの話と言うとそれも違うような。ホモと同人誌の話というとまた誤解を生むような、そんな物語。
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2009/7/19 チェック済み
短歌というと古めかしいイメージがあったが、こんな短歌もあるんだと思った。短歌に興味がわいた。吉祥寺のカフェがたくさん出てくるので、行ってみたくなった。
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短歌って身近で面白いですね。こんな世界だったなんて知らなかった。
二人の目線で交互に変わって展開されるのですぐに切り替えられなくてときどき混乱しました(苦笑)
それにしてもプレイボーイチェリーボーイてすごい恥ずかしいんだけど・・・(笑)
最後若芽ちゃんに綺麗に持っていかれました。うわぁ!
おもしろかったけどカオスな小説だった。
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カツオくんのみずみずしさがもう、可愛らしくてたまらん!
収録されている短歌も切なくて秀逸です。
初めて小説内の人物と同姓同名になったけど、
その初めてがまさかこんなかたちになるとは・・・!!!!
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☆2007.9.7☆今までに読んだことの無い感じの本でした。1枚半ごとに主人公が入れ替わるので、ちょっとストーリーが頭に残らないかな。印象薄い感じ・・・。でも、テンポよく楽しめました☆あと、短歌っておもしろいなと思った。読めばお気に入りの言葉が見つかるはず。私は現代歌人の歌じゃないけど、石川啄木のがすき。
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主人公の甘酸っぱい、けれど素直な感情に心躍らされながらサクサク読めました。短歌も上手く小説に取り込まれており、下手な比喩法を使用するより感情が汲み取りやすく、面白みが増すなど自分でも吃驚。
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短歌って、面白いんだ、綺麗なんだ、と改めて思いました。何かを続けて、何かにおいて上へ行こうとすると必ずやってくる、辛くて苦しい時期。その壁に触れる、ということ自体が何よりも進んできたという証拠なのだと思うけれど(どこまでも初心者のままなら、壁の存在に気がつかないでいられるから。)実際に触れてしまったらそんなポシティブなことを言っていらんない。そういう、創作のあれこれを読んでよし。童貞のキビを読んでよし。何より短歌を読んでよし。特に最後の短歌は本当に、いいです。
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可もなく不可もなくというか…。読みやすいです。小説として、というよりは短歌を絡めて詠むそのテンポがいい感じかな。
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※ビジネス書ではないので評価(新規性・難易度・実践性)はナシ。
新規性:古⇔新
難易度:易⇔難
実践性:理論⇔実践
推奨読者:言葉遊びが好きな人、吉祥寺が好きな人、平凡な自分に嫌気がさしている人
《著者紹介》
枡野浩一(ますの・こういち)1968年、東京生まれ。97年、短歌集『てのりくじら』でデビュー。『ショートソング』が初の長編小説。ほかに『結婚失格』、『金紙&銀紙の 似ているだけじゃダメかしら?』など。
http://masuno.de
《作品紹介》
カナダと日本のハーフ、見た目はいいのになぜかモテない童貞、国友克夫とメガネが似合うプレイボーイ、伊賀寛介が短歌を通じて友情のような、まるで恋愛のようなそんな関係を両者の目線で描いた変わった作品。
国友は、好きな先輩の舞子に連れられて歌会に参加する。国友が初めて読んだ短歌にその才能を見出した伊賀。舞子の彼氏が伊賀だと知り、ショックを受ける。好きになる女性のほとんどが伊賀と関係を持った女性で、それを知るたびにショックを受ける国友。そんな国友も伊賀、舞子と接するうちに、自然と短歌を読むようになる。
伊賀は、女の扱いがうまい。自分でもそう思っている。セックスをするたびに新しい歌が生まれる。世界を一歩引いた場所から眺め、少し冷めている。歌会で国友の才能に驚き、その才能が童貞という自分にはないものから来るのだと考える。次第にその興味は才能そのものよりも国友の“童貞性”に向く。何をしても目を見開いて驚く国友にサド心がうずく。次第にそれが一種の愛情に変わっていく。
若くして短歌の世界で成功して何に対しても自信のある伊賀と、幼いころにいじめられ何をしても自信が持てない国友。二人の男がお互いに影響しあい少しずつ変わっていく。その心情を短歌で表している。
「わかる!!」とリアクションできるような、そんな短歌が多い。作品の中にも書いてあったが、短歌が古臭い人間のものと思ってなめてた自分は損をしていたと思う。特に気に入ったものをいくつか挙げておこう(忘れないようにそのときの感想も添えて)。
馬鹿中の馬鹿に向かって馬鹿馬鹿と怒った俺は馬鹿以下の馬鹿
(その通り!)
「デザイナーになる方法をおしえて」と訊くような子はなれないでしょう
(俺もよく訊いてる。)
あきらめた夢のひとつもある方が誰かに優しくなれる気がする
(大人の男ってこれか?)
書くことで落ち込んだなら書くことで立ちなおるしかなんじゃないか?
(恋もそう?)
だいじょうぶ急ぐ旅ではないのだし急いでないし旅でもないし
(旅じゃなきゃいったい何なんだ。)
こんな風に書いても、短歌のどこが良いのかわかってはもらえないだろう。短歌そのものは言葉の羅列に過ぎない。でも、それを読むのが機械ではなく、感情を持つ人間だから良いんだな。
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かなり惹き込まれました。
物語が交互にチェリーボーイとプレイボーイの2人の視点からあって
相反する2人の感情と考えの違いがおもしろい!
短歌を題材にしているのですが、
まさに短歌のように最後まで書ききらない手法に
自分の想像力、先を読みたいという好奇心をくすぐられました!
そして、自分でも短歌を詠んでみたくなる。
短歌って実は1番身近なクリエイティブなんじゃないかと思いました。
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「ショートソング」 = 短歌
吉祥寺在住の歌人、枡野浩一の短歌小説!
と書かれたポップが吉祥寺の本屋で揺れていたので
おもしろうそう、と思って読んでみた。
物語のあちこちに短歌がちりばめられていて、
へぇ〜...とか、ほぉ〜...とか思いながら読んでく。
刺さるような歌とか、切なくなるような歌とか、たくさんあった。
短歌って無駄な言葉がないぶん鋭利なんだな。
「ミラクルで奇跡みたいなミラクルで奇跡みたいな恋だったのに」
「好きだった雨 雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君」
「恋人はいてもいなくてもいいけれどあなたはここにいたほうがいい」
吉祥寺の知っている場所がたくさん登場して、ドキドキした。
オレンジカフェとか、...ful。cafeとか、くぐつ草とか…
ほかにも、ここ行ってみよう!って思えるカフェがたくさん。
さすが吉祥寺小説だ!
…それにしてもとにかく下ネタのオンパレード!
けっこうおもしろかったと思ってるけど、
堂々と人にすすめられない感じはなんなんだろ...笑