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江戸女推奨派(なんだそれ)として、手にとってみました。今、ドラマや漫画、映画なんかで流行ってる『大奥』について、手軽に読めちゃうのがいいかも。さらっと読み終えました。
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作者はドラマ、映画の「大奥」の鈴木由紀子さん。
青森はフジテレビ系のテレビ局がないので、ドラマはお昼の帯放送と、スカパー!で見ましたが、大奥という世界が時を越えても女の心を魅了するのはなぜか・・・
この本では数少ない資料から、「大奥」という女性専門機関の姿をあぶり出し、徳川幕府の歴史の陰をも見せつけています。
小説では描ききれなかった部分を新書で書いているようなのですが、小説を読んでいないので比較ができず何とも残念です。
機会があれば是非小説版も読みたいと思います。
でも大奥の衣装代はどうやって捻出したんだろう・・・お支払いは現金で?
この本を読んだら江戸時代の金融や流通についても知りたくなってしまいました。
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さらりと読めました。
奥、、、とあるので
もっと奥深いことを期待していたんだけど
その他の大奥関連の本とさほど差はないかと・・・
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桜田門外ノ変を読むにあたり、気になっていた大奥の知識を得るために適当な本を探していたところ、これ。
記録が残っていないらしいが、むべなるかな。
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男女逆転のドラマ『大奥』をみていて、
あれ、実際はどうだったっけ?
と思って図書館で借りてきました。
将軍様の世継ぎをもうけるための
男子禁制のお城。
厳しいしきたりでがんじがらめにされた、
女の園。
妬み嫉みはあたりまえの狭い世界。
事実は小説よりも奇なり、とはよくいったものですが、
史実は意外にもドラマチックかもしれない、
という結論を待ち望んでいたのですが、
人物名と人物関係がややこしくなって、
読むのに苦労しました。
「新書」だから仕方がない。
男性が踏み込むことはできない場所かと思っていましたが、
「大奥」の最後のころには組織としては
かなりゆるくなっていたらしく、
あの手この手をつかって男性を招き寄せたりしていたみたいです。
ある程度包めば、見学することもできたようだし。
けして高貴の生まれでなくても、
才知と美貌があれば将軍の側室になれたし、
あまり美しくなくても、
大奥の中で、高い地位に登りつめることができた場所。
女たちの静かな戦いには、
史実ではなく物語りの中で触れることで
良しとしよう。
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マニアックすね~。大奥にそこまで惹かれない自分としては、ここまでマニアックに追求するニーズが不思議。女性に人気が高いんでしょうか。日本史の表舞台のことももう、結構な勢いで忘れてしまってるから、それぞれの時代性がすぐには思い浮かばない、ってのもイマイチ楽しめなかった原因かも。大奥の前に江戸の歴史から見直す必要あり、って思いました。
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教科書に載らない人たちが歴史を動かしている。
本書を読んで得た素直な感想だ。
いつの時代もフィクサーと呼ばれる人たちがいる。
歴史の表舞台には立たず裏で糸を引く人たち。とかく悪者が多いイメージだが、
大奥の歴史上も表舞台の主役を圧倒するような女傑が多数存在した。
男子禁制の秘められた世界、大奥。
誰もがなんとも言えない魅力を感じているであろう。
実際にテレビドラマなどでも放映されると、人気を博すことが多いという。本書は、その多くの歴史を関連人物を挙げながら丁寧に紹介していく力作である。
権力闘争の背景には、人を狂わしたスキャンダルや事件、ルールの設立がある。本書の一番の魅力はこのあたりのエピソードにあるかもしれない。
たとえば将軍のセックスは、あるときから公然と監視されるようになった。少し理解に苦しむと思う。
本文を引用してみたい。
「いよいよお気に入りの側室との御寝となる。ここで、現代のわれわれの感覚からすれば信じがたい光景が展開する。六代将軍家宣以後のことと思われるが、(中略)将軍と側室が同衾している寝所に、御添寝役の御中﨟と御伽坊主の二人が、将軍の寝床から少し離れて両側に床をとり、将軍に背を向けて寝ずの番をする。」
これは、事の一部始終を御年寄に報告するためだそうだ。閨での側室の言動を警戒することが目的だったそうだ。
また、女人禁制の大奥であったが、様々な人が出入りし手におえなくなったこともあった。風紀が乱れ始めると、信じられない検査が始まる。
「下々のものはからだが汚れている」という理由で、大奥に出入りするものは風呂に入れて性別を確認させられるということもあったという。現代の高校の頭髪検査などまだまだ可愛いものだと思ってしまう。
極めつけは、敵対する側室が生んだ子供に対する残酷な仕打ちである。
胸を痛める話も出てくるが、権力の維持のためなら、人はどんなことでも仕出かすという真実を本書を通じて理解することができる。
とにかく登場人物が多く関係性がややこしくなりやすい。
ノートに家計図を描きながら読むと、歴史の背景や人間関係を俯瞰することができるので、より楽しみが増すと思う。
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よしながふみさんの「大奥」をとりあえず5巻ほど読んだところでウオーーーーーとなり手に取った。強い女大好きオタクなので。。。
著者の方、詳しく存じ上げないがとりあえず昭和昭和した昭和の人なんだろうなという印象。言い回しがやたら雑というか荒っぽいというかなんというかというかんじ。2006年出版ということもあり、今の時代にもしこの文章が世に出されたらポリコレ的に炎上するだろうな〜とおもた
読了後5秒後くらいはスゲーーー!大奥!!!!最高の本じゃん!となったが、それはもしかして私が大奥のこと春日局くらいしか知らないからこの情報量を手放しで賞賛してしまっているだけでは?いやでも初学者にとってその情報量があるだけでも良さある本では?とか考えてしまった
結局昭和昭和感がいらんフィルターのように感じてしまい、そっちに意識がいったこと多々あり、というかんじだったので評価3。
でももしかしたら日本史ちゃんと勉強したあとに読むともっと違って見えるのかもしれない。
参考文献が豊富(?)なのでここからいろいろ辿るのがたのしみ
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大奥の見取り図、大奥女中の職制、大奥の誕生など膨大な参考文献から大奥を解説。巻末には「徳川緒家系譜」全四巻を参考に、15人の将軍の正室と側室名、生んだ子供が記され、子供には生年順に番号があり早世のものは×がついている。
第6章は伝説の大奥女中。「尼から側室にされたお万の方」があり、実はこれを読みたいために借りた。NHK「大奥」でのお万の方と家光との描き方はとてもぐっときてしまったのだ。これを読むと原作者のよしながふみがとてもうまく史実と伝わるものを取り入れ咀嚼しているんだなあと感じる。
2006.11.20発行 図書館