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☆お腹を空かせた年老いた悪魔は、最後の魔力を使って毒りんごに化け、少女に食べさせようとしますが…。
不気味な雰囲気を放つ年寄りの悪魔と、母親を探す純粋な心を持ったジプシーの少女。
読み終わった後には、何だか心があたたかくなる絵本です。
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絵が大人っぽく、悪魔がでてくる話にあっていて、ちょっと怪しげで魅力的。
お話も大人っぽく 端的に終わらせてチャンチャン。ではなく。
きっちりと書いてます。
こういうお話は私は好きですね。
美しい心には惹かれます。
こどもにはどうかな?と思いましたが、気に入ったようでした。
面白いか否か、今までの判断基準はそれだけだったのが
ちょっと悲しいけど、いいお話だった。
という判断もできるような年ごろには受け入れられるでしょう。
こどもウケ ★★★
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仲間と離れひとりさまよう力をほとんど失った悪魔と迷子になったジプシーの少女の物語。悪魔がりんごになってからの展開がとても切ないです。
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砂漠を悪魔が歩いていた。
悪魔はロマの少女にであう。
切ないっ!!純粋な少女と純粋な悪魔の想いに目頭が熱くなりました。
絵が怖くて少し二の足を踏んでいたんですが読んでよかったです。
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本屋さんで出会いました。
老いた悪魔「おじさん」と迷子の少女。
悪魔の心には2つの想い。
そうして使った最後の魔法。
悪魔のりんごは
少女の命を奪うのか、それとも。
少女の無垢な想いに、悪魔の魔法は力を失い、
1つの想いは打ち砕かれた。
それでも、
だからこそ、
少女の永い営みに、在り続けることができる。
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悪魔の悪の心が少女によって、柔らかく優しい気持ちになっていく様子を押し付けがましくなくさらりと描いている。
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悪魔だった、という設定が面白かったです。
昔は悪かったし、いまも「いいひと」にはなりきれない不器用なお年寄り。
どのページも美しく、悪魔の表情は豊かで素敵な一冊でした。
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図書館から借りました
絵本。ファンタジー。
ジプシーの女の子が母親とはぐれて困っている。
そこに腹をすかせた悪魔(おじさん)がやってくる。
女の子を食べてしまおうと思うのだが、ひとりぼっちの彼女と自分(悪魔はつまはじきにされている)の境遇を重ねてしまい、食べられない。
おなかをすかせた女の子を、悪魔は毒りんごに化けて殺そうとする。
だが、女の子は消えてしまったおじさんが帰ってくるまで食べないでおこうといって、手をつけない。
翌朝、りんごは大きな木になって、悪魔の流した涙は泉になって、女の子と母親はそこに暮らす。
女の子はりんごが実ると、おじさんに食べさせるためにジャムを作って待つ……。
という。
ハートフルですね。
悪魔が哀れです。
絵が濃いです。あくが強いのです。女の子、顔が色っぽい(まつげ長い~。
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絵もきれいだし、内容も悪くないんだけど、どうして「悪魔」なのか、という疑問が最後までなくならなかった。
「悪魔」というものがキリスト教的発想なのに、描かれている悪魔はせいぜい「悪い魔法使い」。だったら魔法使いでいいじゃん。
悪魔にする必然性が感じられない。
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2015.11.18
絵がとても魅力的
闇系の話かと思ったら、あらあらまあまあまあ な話でした。
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素敵な絵本。切なくてあたたかい世界でした。
お話と挿絵がぴったり。
悪魔が鼻を杖で支えてるのはダリかと思いました。
りんごの木、よく見なくても悪魔の顔が付いてて、少女を見守る事になったんだなと思うと心にじんわり何かが広がります。少女はおじさんを待ち続け、おじさんはどこにも行かなかったんだなぁ。。
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すごくいい話だ〜〜(感涙)。ネタバレになるので深くは書きませんが、どんな悪もピュアな愛情には勝てませんね。素敵なお話にぴったりの巨匠宇野亜喜良さんの絵が独特な味わいも出しており実に素晴らしい!心が洗われます。
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皮肉めいた愛がにじんでいて、読めば読むほど好きになった本です。
悪魔の思う通りにはならず、悪魔の思惑などなにも知らないまま幸せを手に入れた少女。
悪魔はこの子を食べたがっているようだけど、心の奥底では、最初から少女を愛していたのかもと思います。
自分に言い訳して、最後はりんごになってしまった悪魔。
純粋な誰かを思う心は、悪魔の魔法より、この世の何よりも強いと感じたお話でした。
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舟崎克彦作、宇野亜喜良絵。
繊細ながらユーモラスな絵と、静かでロマンチックな物語が合わさった上品な絵本。