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だからなんでワタクシは、真っ当な歴史も頭に入っていないくせに
こういう重箱の隅をつつくようなのがすきなのでしょうかね。
大河ドラマの舞台になっている時代の時代考証の本。
2〜3ページ読みきりで読みやすかったです。
イラストも沢山入っていて親切でした。
知識は右から左に抜けてゆきました。
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「戦国最強の騎馬軍団は時速20キロ」とか、時代劇を見てると気づかないウラのリアルな出来事が書いてあります。時代劇はあくまでドラマとして作られていますので、時代考証を担当する人たちはリアルとドラマとしての面白さの間で苦労しているんですね。
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忠実に時代を再現するだけが能じゃないんだなぁ。と思いました。忠実に再現しすぎて足の短い馬でのろのろ合戦やってもかっこ良くないしね~~。
また、予算の都合で忠実再現できないという事情も知り、なるほどなと思いました。ここは苦しいところですね。
予算の都合・・・というところでいえば、NHK大河ドラマはやたら戦国⇒幕末⇒戦国⇒幕末⇒たまに源平や鎌倉室町、だったりしますがひょっとしてこれも予算の都合なんてのもあるのかな?もちろんこれらの時代は人気ありますけど。。。奈良時代や平安時代がないのは衣装が高いからなんでしょうか。
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時代考証家による歴史の本。
「TV時代劇を100倍楽しく観る方法」は、ぜひとも知りたいところです。
まずは時代劇の中でも長寿番組の『水戸黄門』。なぜあんなに続いたのかといえば、ひとえに徳川光圀の存在以外は、すべて作り話だったからそうです。
ほぼフィクションだったからこそ、ドラマとしていい内容のものを作れたからだとか。
確かに、あのドラマの光圀公が真実の姿だと思っている人は少ないとは思いますが、それでもイメージはやはりつきますし、子供たちはそのまま信じてしまいそう。
水戸藩二代藩主徳川光圀は、実際には三百諸侯の中で最も旅をしなかった大名だそう。
光圀の水戸藩は、参勤交代をしなくていい藩だったため、光圀は、年に一回の旅行の機会すらなかったそうです。
そんな光圀に漫遊記が生まれることの不思議さを著者は語っていますが、権力のある気楽なご隠居さんというシチュエーションは、ドラマの設定上うってつけの主役になりますね。
時代劇には大名行列のシーンがよく登場しますが、その人数は石高によってきめられている、いざ戦いという時に連れて行かなければならない将兵の数で、必ず守らなければいけなかったとのこと。
けっこう厳しい決まりがあったようです。
少しでも宿泊費用を削減するため、行列はほとんど駆け足状態で歩き、「おな~り~」というようなのんびりした(?)ものではなかったよう。
そして町民たちも、道に土下座して行列が過ぎるのを待つということはなく、たいていは戸や窓を閉めて家の中にいるか、裏で仕事をしていたそうです。
多い日には何組も行列が通るので、そのたびに土下座をしていては仕事にならないからだとか。
また新鮮だったのは、江戸時代の武士は料理男子だったということ。
いつも出来合いの食事を買ってばかりだと家計が持たないため、自ら料理をする武士が多く、当時『男子厨房に入るべし』は常識だったそうです。
江戸時代の武士は威張っており、料理するなどもってのほかというイメージですが、実際には真逆だったんですね。
あとは「ひげ」の漢字は、生えている場所によって違うことなど。
鼻の下が「髭」、あごが「髯」、ほおが「鬚」。
さすがは専門家、知識がちりばめられており、いろいろとためになりました。