紙の本
「時間がない」は「手順を見直そう」。本当にそれが今必要か、目的は何か、最短距離はどのルートか。
2008/05/05 16:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リーマン・シスターズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間をかけると結局「雑な仕事に」になる。疲れているのに”ダラダラ”やっても意味がない。「自分が使い物にならなくなったら、さっさと帰る」
たしかに、時間的に長くやると、自己満足的達成感があり、まわりからも時間的評価を受ける。
こうして、今日も日本から残業がなくならない。
他者評価は時間評価でも、自分評価は生産性評価に変えると気持ちが良い。
著者の言うとおり「時間の方を変える(時間をかける)のではなく、仕事のやり方そのものを変える」、「仕事のコース取りろ考えるクセは一生もの、普段の生活にも役立つ」
ところが、”上司が帰らないから帰れない、部下が帰らないから帰れない”状況において、また、時間の長さで評価しないと言いながら、評価外評価として”残業している=よく頑張っている”評価において、実践するのはかなり困難だ。
こうして「気がついたら、いらんことをダラダラやっている」、「意味なく寝かせて、残業時間にダラダラとやり、ミスを誘発させて、ミス対応でさらに時間をかけ、時間がない、私がんばっています」状況を作り出す。
今日も非効率な一日ができあがる。
こんなにIT化が進んでいるのに、生産性が上がらないのは、日本社会の風土であるような気がする。
とはいっても、「みんながするから、怖くない」は平時においては楽かもしれない。逆に効率性を追求するより、かえって、効率的かもしれない。コミュニケーションという場面においては。
著者の言うとおり、「人間はサイボーグではない」のだから。
それにしても、「時間でカバーする」発想はそろそろやめようと思った一冊であった。
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「一生懸命やる」より前に「頭を使ってやる」.
優先順位をつけて,計画的に,作業する.
何でも効率人間になりたいわけじゃないけれど,
やりたいこととやらんといけんことを同時に続けるためには,
自分にまだまだ足りないものだと思って購入.
少しずつ,実践中.
(2010.5.10)
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本日ご紹介する本は、
本のタイトルの通り
効率的に仕事を進めるためのヒントが得られます。
大変わかりやすく、
考え方と具体的方法がうまく
まとめられていると思いました。
全体の内容としては
1)効率に対する考え方
2)効率を上げるための具体的な項目
3)スケジュールの立て方
4)自分のマネジメント方法
5)体調を考慮した仕事の進め方
となります。
ムダをムダと認識するには「非効率なことに対する敏感さ」が欠かせない
ということで、仕事の効率を上げていくにあたり
まずは、非効率なことを、非効率であると感じること
から全ては始まります。
そして、内容としては、
組織的な取り組みとか、仕組みつくりというよりは
個人で仕事を効率化するための内容が
中心になります。
ドラッカーでも、知的労働者は
「自分自身をマネジメントする必要がある」
といわれていますが、
そのような内容の、具体的なチップスが
ちりばめられている感じです。
私ができればいいと思うのは
「もう一人の冷静な自分」をもち、客観的に自分の仕事ぶりを眺める
「先の見通し」を常々する
というところです。
できればいいことはわかっているのですが、
日常業務に追われてしまうと
なかなかできないことです。
できないことに慣れてしまうと
やらないことが日々の当たり前になって
しまっています。
一週間に一回でもできればOKと思って
やってみたいと思います。
みなさんも何かの気づきが
得られると思います。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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ムダをムダと認識するには「非効率なことに対する敏感さ」が欠かせない
「時間が足りないから増やすのではなく、時間が足りないなら、足りるようにする」
「先送りを防ぐ」=”自分の締め切り”をすぐ近くにつくる
集中できる時間はとても貴重
「自分マネージャー」=自分で自分をマネジメントしなければならない
毎日の仕事をそのままスピードアップの「訓練」にしよう
「もう一人の冷静な自分」をもつ=客観的に自分の仕事ぶりを眺める
仕事がちゃんと進む人は常に先々を”読んで”いる
自分の体調や精神状態を甘くみてはいけない=心身ともに健康でないといい仕事はできない
自分の「意思の力」はあてにできないもの=心身をコントロールする方法を探す
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◆目次◆
第1章 なぜ一生懸命やっているのに、全然仕事が片付かないの!?
第2章 とりあえずこれをやるだけで、効率が劇的にアップする!
第3章 最短最速でゴールできるかは「スケジュール」で決まる
第4章 自分の仕事の“現場監督”になって、進行に目を光らせよう
第5章 「体のバイオリズム」に仕事の効率は驚くほど左右される!
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◆マインドマップ◆
http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/af0adceea5c4a53a.png
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