紙の本
こだわりと、のめり込みを笑いのベールにつつんで
2007/01/26 23:33
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:楊耽 - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビや映画に登場するスターやタレント、スポーツ選手などを引き合いに出しながら、外見と魅力の関係(又は無関係)を考察した一冊です。
普段テレビも映画もほとんど見ない僕のような男にもわかりやすくて、面白く読めました。
二〇〇一年四月に出版された新潮文庫版では、著者のコダワリとノメリコミが強烈なインパクトで僕を襲いましたが、(あれは、あれで迫力あるエッセイでしたが)全編に渡り改稿、改編されたこの「最終決定版」では、そのコダワリ方がクライマックスに向かって徐々にエスカレートしていく構成上の工夫もあり、ほどほどの刺激とサービス満点の笑いと共に「そうだよな。外見を正しく見る目を持ちたいな。」と思い直す一方、身近な人の外見への反応についても、「なるほど」とうなずくことしきりでした。
しかし、なんでこの著者は、ここまで男性の心理を(男性自身が気が付かないところまで)分析できるんでしょうか。ここまで深く理解した上で創作した物語が著者の小説で、だから、人の心を打つ物語が出来るのかもなぁ。と思いました。
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タイトルにウケて購入。後半部分が爆笑でした。
作務衣着て来いとか、不二子より浅倉南とか大笑い。エッセイは読まないけどこの人のはまた読みたい。
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興味深いなーって思ってよみだしてみたけど、全部に同意は出来なかった。
もちろん共感もちょっとはあったけど。
でも、こういう考え方が出来るんだという意味ではおもしろかったかなぁ。
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同世代で
しかも関西生まれ関西育ちのせいだろうか
ほぼ思考や嗜好が同じなのだ
おまけに
彼女もどうやら私と同じで
ココロはオッサンのようだ
しかも
シモネタ大好きなオッサン
なので
林真理子の「美女入門」を読んだ時みたいな
妙にオンナオンナした文章に対する違和感(時には嫌悪感)がない代わりに
あまりにもすんなり彼女の考えに同意してしまって
面白くないのだ
中身は面白いけど
いい意味での裏切りが全くない
人間
やっぱり自分にないものを
求めるのね
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初めて姫野さんのエッセイを読んだ。
面白かった。
このセリフを吐かれて反論できるオンナは
おそらく居ないのでは。
居たとしたら相当なツワモノ。
最近、容姿に関する文献が妙に気になる。
それは自身のコンプレックスのせいなのだが。
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インパクトのあるタイトルから想像したよりずいぶんと冷静な内容。面白かったです。「美人」という言葉で表そうとしている概念というかことどもが全くもって「造作美」ではなく錯覚しやすいとはいえ別物のものから発しているのだ、ということを、細かくひも解いてゆく本。個人的には、もし言っていただけるのであれば、美人、きれいだ、かわいい、よりも、愛嬌がある、または器量よしと言ってもらえたら、嬉しい。
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目からウロコ! 読めば鏡は怖くない!
美人とは何? ブスとは何? ハゲや巨乳の本当の価値や美容整形の是非とは? 世間の常識や思いこみを完璧に打破する、姫野節全開の痛快エッセイ集。読めば2クラスぐらい美人度が上がります。
何々なのに!?
なんて思うことはしばしばあるような気がします。
ただ、そう思うことは浅ましいから考えるのはよくはない。
という風な考えはあるのかもしれません。
考えによってはそうおもうことで、思いつく何かというのもありますから、一概にどう?
というのは何事に関しても言えないのかもしれませんね。
物は言いよう?考えよう??
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芸能人・有名人をとりあげながら、著者独自の美学を語る。まず赤毛のアンをとりあげているのが面白かった。美人・かわいいの定義などおもしろかったけれど、著者と同じ40代ぐらいだったらもっとおもしろかったかも。残念ながら挙げられている人物がピンとこなかった。
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思い立って数冊読んだ「姫野カオルコ」本。
読まず嫌いというか,ペンネームのセンスがすでに自分の嗜好に合うものを書く訳がない,という連想をさせたので手に取ることすらしたことがなかった。読んでみたら思ったのとは違う方向うだったけど,まあ合わないことには変わりない。
基本的には,日常の思ったことを書き綴るエッセイ。ほぼ恋愛ネタだが。
時々意地悪で小気味良いのだが,それ意外はちょっとよく分からない。共感できないから,そう思う人もいるんだろうなあ,という。
もうちょっと一般化とか抽象化したら面白いのかもしれないけど,私はこう思った,で終わってしまう。自分の経験から離れられないのは,酒井順子と似ている。酒井順子は都会インナーサークル内でのオシャレさが売りだけど,姫野カオルコは都会的な匂いの代わりにブンガクの香りが少し,する。
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ブログを書くことが面白くなってくると、人に読んでもらうための書き方というものについて考え出すようになる。
ということで、エッセイを読んでみる。
このエッセイというか、世の中の男女の観想はすごい。というかここまで自分の意見を堂々と発表できる力に感動すら覚える。
かなり作者の勝手な思い入れの中で、美人-ブス、美男-ブオトコについて、理論を展開している。しかも芸能人とはいえ実名入りで、成形をしているとか、あの感じがいいなんて評しちゃって、それを出版しちゃう勇気。
ここでエッセイについて調べてみると
—-【参考】————————————————–
エッセー 【(英) essay; (フランス) essai】
1. 形式にとらわれず,個人的観点から物事を論じた散文。
また,意の趣くままに感想・見聞などをまとめた文章。
随筆。エッセイ。
2. ある特定の問題について論じた文。小論。論説。
————————————————————–
ということで、確かに、ブスについての小論・論説であり、形式にとらわれず、意のままに感想を書き綴っている。
お金を稼ぐ文書を書くには、このぐらいのインパクトがないとダメらしい。
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時事ネタなこともあり、序盤は読むのが若干しんどい。けれど後半の美醜に掛かるうんちくはすげーと思う。整っている=美人ではないのね。魅力や色気っていうのがウいかに主観的であいまいで操作可能なものかを明らかにされる。
さすが整形美人の作者。恐ろしい。
でも裏を返すと、いくらでも美人になれるということでもある。
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ブス!という言葉には過剰反応!でも心までブスにはならないようにエッセイ「ブスのくせに!最終決定版」
http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2014-11-17
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表紙で決めた本だけど。
第1章と第3章は面白く読んだ。
映画関係の話もあったし。
私の好きなエマニュエル・ベアールの事が書いてあったのが、さりげなく嬉しい。