紙の本
商売は一休みしてのホロの故郷の情報集め
2009/08/19 18:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻で恋敵との一騎討ちをやり遂げた後だけに今回は少し安穏とした方向に振ったようである。なので、さほどハラハラドキドキすることはなく比較的楽に読み進められる。しかしね、もうね、ホロとロレンスはバカップル認定!なに、この打ち解けっぷり。2人にしか分からないような“あ・うん”の会話で、時として読み手さえも蚊帳の外に置き去りにしている。いくら絆を深めたからってイチャイチャし過ぎでしょ、というアツアツ振りに加えて、今回はもう1組の初々しいカップルが登場しており、その姿に自分達を投影しながらも「人の振り見て我が振り直す……気はないみたいね」なのである。今回の旅がヨイツの情報収集を目的としているため、商売的な側面が影を潜めているのだが、それにしてもこっちが照れるようなやり取りがアツい第4巻である。
本編自体は、訪れたテレオの村でヨイツの情報収集が相応に進み、次の行き先も決まってくる最中に村の騒動に巻き込まれるもので、閉鎖的な村の慣習、「よそ者」への冷遇、しがらみからの解放を想う若者といった要素と、村唯一の教会と村人が信仰する神とのダブルスタンダードを背景にした、その顛末の割に含みの多い話である。この、村人が信仰する神というのが、かつてのホロやヨイツを襲った熊の神と根っこを同じくするのもミソで、異端が多いとされる北部の風土を忍ばせている。ただし、一旦は逃げを決め込んだロレンス達が結果的に今回の騒動を解決するのは良いとして、その「奇跡を起こす」解決策がなんともファンタジーというかホロ能力あり過ぎと言えなくもない。そりゃあ、かつては神と崇められたホロならばこれくらいの能力があっても不思議ではないが、本シリーズのテイストからすれば、例えば何かの粉か液体をかけたら変色した、みたいな科学と知恵で乗り切る方法もあったように思える。ま、楽しく読めたけどね。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さらに旅を続ける2人。田舎の村でヨイツの情報を集めるなか、手がかりを得られそうな教会で村の危機に巻き込まれてしまいます。
「宗教の問題が絡むと話が複雑になるな…」と感じました。
投稿元:
レビューを見る
2007/2購入、読了。積むつもりが読み切ってしまったのは、やっぱり面白いからだろう、と前置き。
年間四冊も出すとさすがにネタが尽きてくるのか、今回は商売のタネも割れまくっていて、驚きは少なかったです。暗転してから解決まで、あまりにも頁が少なかった。このシリーズの見所は、掛けられた罠をロレンスやホロが二重三重にひっくり返して魅せるところだと思うので、今回はそこのところ割引だと思う。そしてエルサかわいいよエルサ。
投稿元:
レビューを見る
?があまり好みでなかったけれど、今回のはおもしろかった。信仰のあり方はとても重要な事で、悩むところなのだと思う。ただ、修道女って結婚できるの?その辺の宗教観がわからないよ。。
投稿元:
レビューを見る
最初に知ったのはやはりアニメ化された後。
魔法使いとか、学園物だとか、そういうのとは全く違った作品。
人は都合のいいときにだけ神様に助けを求める・・・。
とても人間味あふれる作品で面白いです。
今回は二人の目指す先への接続地点、ついた村は大蛇の神を崇拝する村。
投稿元:
レビューを見る
信仰についてのエピソードは面白く読んだ。商売の話はまったくさておきになってるけど。しっかしこっぱずかしいなあ。とりあえず続巻はもうしばらくいいや。
投稿元:
レビューを見る
でろでろと読み進められるのは、文章がわかりやすいからなのだと思います。
ラブラブしてます。頭を使わなくてさらっと読めてそこそこ面白くていいと思います。
宗教は、難しい題材だからあんまり使わないほうがいいと思うなぁ。
投稿元:
レビューを見る
●2008年7月2日頃読了
ホロの故郷を見つけるために旅をする2人。
手がかりを得るためにテレオという村にやってきました。
その村はエンベルクという街と特殊な関係があるらしく…?
今回もドタバタに巻き込まれる2人。笑
投稿元:
レビューを見る
典型的な「巻き込まれ」型の話
今まではわりとロレンスの自業自得だったり、勝手に騒いでたりしてたんだけど、今回はロレンスに非はなかったです
今までいかに自分からトラブルに飛び込んでたかがわかります
最後のロレンスによるどんでん返しは読んでいて爽快でした
そしてすごく商人っぽかった
投稿元:
レビューを見る
今回は事件に巻き込まれてしまった二人.最終的に解決まで導くが,前回までのドキドキ感からは少しトーンダウン.
でも、二人の軽妙なやり取りは相変わらず楽しめたので,それで良し.
投稿元:
レビューを見る
●No.24
【毒麦〜麦角(LSD)?】の別名
p.197 「リデリウスの業火」
p.221 「ケパスの酒」
投稿元:
レビューを見る
今回は事件に巻き込まれてしまった二人
最終的に解決まで導くが,前回までのドキドキ感からは少しトーンダウン
でも、二人の軽妙なやり取りは相変わらず楽しめた
投稿元:
レビューを見る
最後に作ったお菓子がおいしそう・・・です。話的にも楽しんで読めました。アニメではやらなかったけれど、おもしろいと思います。
投稿元:
レビューを見る
今回の舞台は片田舎の村・テレオ。修道院の女・エルサと村からあまり好ましく思われていない仕事「粉挽き」にいそしむ青年・エヴァンが主な登場人物。
なんとなく宗教や信仰に重きを置いているのかな。と思った。この巻については自分は好きとか嫌いとかいうよりも、あまり中身がない。と感じられた。
しかしここで登場するエルサとエヴァンのやり取りがきっかけで、ロレンスとホロに現実的な事実を突きつけた。その部分は大事なところだと思う。
投稿元:
レビューを見る
挿絵にホロがあんま出ていなくてあんまり期待していなかったけど、しっかり楽しめた
4巻でこんなにもゴールに近づいていたとは・・・
ここからは、ロレンスの商売に付き添いながら寄り道コースということかな
でもそれにしては続刊が多いような
ラノベというには惜しい作品だよ