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アフリカの文明について、殆ど知らない。
中でもマダガスカル島なんて特に、名前と位置しか知らない。民話を見つけたので、読んでみた。
まさにアフリカっぽい!!というお話はなかったかな。どこの国も子どもに聞かせる民話って似たような感じなんだね。住む環境も文化も違うのに不思議だ。
欲張らない、裏切らない、嘘はつかない、妬まない、表面だけで判断しない、選びすぎない(結婚できない!!笑)、飲みすぎない!当たり前のことなんやけど、なかなかこの年になると人には言われないことを、民話に注意されました…笑
印象に残っているのは、人魚のお嫁さんのお話。貧しい漁師が世にも美しい人魚を釣り上げてお嫁さんにするんだけど、村人にさんざん飲まされて約束を破ってしまい、また一人ぼっちの貧しい漁師に戻ってしまう。色んな道徳云々もあるが、幸せが一瞬で全て崩れてしまう様が悲しすぎた。
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アフリカ大陸の右側に位置する、マダガスカルの民話集と、コモロ諸島の民話集。
暖かい、陽気な地域のせいか、面白くて笑える話も多かった。
昔々の話を聞かせてちょうだい。
では、昔々の話を語りましょう。
それは、私の言葉じゃないよ、先祖代々伝えられてきた言葉だよ。
嘘をついてはいけないよ、人さらいが来るから。
人を羨んではいけないよ、暗い穴に落ちてしまうから・・。
マダガスカルのお話はいつもこうして終わるそうです。
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2007年1月30日 初版
挿画 ミライユ・ラガリグ (Mireille Lagarigue)
ティム・シュナフ (Tim Chenaf)
ナツキ・カワサキ (Natsuki Kawaski)
昔話です。怖かったり、教訓的だったり、笑えたり。