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紙の本

日中関係の新たな視点

2007/02/02 22:24

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「センキチンガイショウ」という音は聞き覚えがある…。そう、一昔前、よくニュースで耳にしていたはずである。
その「センキチン」さんが綴った回想録がこの本。ゴルバチョフ、カストロ、アラファト、クリントン、そして天安門事件、湾岸戦争、ソ連の崩壊、香港返還…。1982年の外務次官就任から2003年の副首相引退まで、中国外交の中枢で活躍してきたこの人の歩みは、そのまま20世紀末の世界の流れに自然と重なる。あのような激動期において、世界各国との外交や大事件に際してどのような決断を下してきたのか。穏やかながらも、長年中国という大国を代表して世界と渡り合ってきた人の確固とした信念がうかがわれる語り口からは、個人を超えて、中国外交そのものの哲学が見えてくるようだ。
「中国との付き合い方」といったテーマがメディアで目立つようになって久しいが、どうにも皮相に流れるきらいがあるのではないか。それは、こうした議論の多くが、その射程を「日本と中国」の2国間という狭い領域に限定し、あたかもこの2国が真空の中で相対しているがごとく語っているからだろう。当然のことながら、2国のまわりにはアジアがあり、さらにその他の国々を含む世界があるわけで、お互いはお互いにとってそうした国々のone of themにすぎない。にもかかわらず、「日本と中国の2国間だけの問題」などという発想は非現実的であるということが、感情的な議論の中では容易に忘れ去られるのは何故なのだろうか。
困難なイメージばかりが喧伝されている日中関係を考える上では、アジア・全世界という、もうひとまわり広い視点を導入することが不可欠であろう。そのために、この四半世紀の、対日本にとどまらない中国外交全体の歩みを知ることは、極めて有意義であろうと思われる。

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