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みんなのレビュー117件

みんなの評価3.4

評価内訳

117 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

楽しく、真面目に情報と付き合う方法

2007/08/17 23:27

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Skywriter - この投稿者のレビュー一覧を見る

 メディア・リテラシーって知ってます?いかんですねぇ。メディアの流す情報が正しいのかきちんと判断しなきゃ騙されるってことですよ。

 いやはや、おっしゃるとおりです。あるあるだとかなんだとかマスコミは捏造ばかりやっていますからね。うん、正しい。じゃあこちらもデータで理論武装して過ちを糺す必要があるわけだ。

 そんなこと言っても無駄だ、というのが本書。いや、確かに正しい。垂れ流される情報を全て信じることは危険なのだ。本を読んで、その内容に疑問を持たず全て信じてしまうなら本を読んでいないのと同じ、とは孔子も指摘している。

 しかし、人は正しいからといって自分の姿勢を変えるわけではない。規則正しい生活をし、食べ物は栄養バランスに気を配り常に腹八分目、アルコールはほどほどに。それが正しいことを知っていても実行できないのに通じる。

 正しいことをさせようと思っても限界があるならどうするか。その答えとして、著者が持ち出すのは楽しいこと。メディア・リテラシーなんて根付きもしない難しげな言葉に騙されて真面目に取り組まず、つっこみ力として楽しく同じことをやりましょう、というのである。

 言われればそのとおりで、どうせ同じことをやるなら楽しくやれた方が良いのは間違いない。ではどのように実行するのか。それは本書を当たってみて欲しい。

 正直に言うと、『反社会学講座』や『反社会学の不埒な研究報告 』と比べるとパンチ力が弱いように思える。なので、これらのレベルを期待して読んだ私にとってはやや拍子抜けだった。

 本書の前に書かれた2作では具体的な話題に対してキレの良いつっこみを入れていたのに対し、本書ではつっこみそのものの効力という抽象的な問題を語っているからに思う。総論を面白く書くのは難しい、ということか。それでも新書サイズで硬くならずに情報との接し方を教えてくれているので、手に取る機会があったら活かして損はないと思う。

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紙の本

人間を眼差すためのメディア・リテラシー入門?〜つっこみ入りヴァージョン

2007/05/23 22:49

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桃屋五郎左衛門 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 擬似科学や権威に対しては批判力も、論理力も、メディア・リテラシーも有効な批判のツールとはならない。人は必ずしも正しい言葉を必要とはしていないからだ。したがって正しさを正しさとして主張するよりも、正しさをおもしろさに転化した方が有効な場合もある。そこで愛と勇気とお笑いの三つの柱で構成された「つっこみ力」の出番となる、というのが著者の主張だ。「つっこみ力」とは場を盛り上げようとするサービス精神と自己犠牲の精神を要する。ただし、異才・奇才の業であるボケと異なり、「つっこみ」はある程度修練で鍛えられるものだ、ともいっている。(ホンマカイナ?)
 では「つっこみ力」とは何か。著者は「メディア・リテラシー」とは一線を画す、しかもそれに変わる思考のツールとして「つっこみ力」を提唱していながら、なかなか一般に定着しない「メディア・リテラシー」という語の親しみやすい代替案として「つっこみ力」を提唱していたりもする。また対象があまりに広範囲にすぎる「メディア・リテラシー」によりも、統計やアンケートのデータだけに対象を限定した「リサーチ・リテラシー」の方を好んでいると述べる一方で、逆に「メディア・リテラシー」が対象をメディアだけに限定することへの不満を隠さなかったりする。(デ、結局「ツッコミ力」ッテ何ヤネン?)
 本書の前半は理論編、後半が実践編となるが、残念ながら本書の中では「つっこみ力」を身につけるための具体的な修練方法が書かれているわけではない。しかし、後半部分を読めば、「つっこみ」を入れるポイントを見つけるコツはわかってくる。そのコツとは、ふたつの現象の間に因果関係が認められると主張する何らかの仮説に対し、他に有力な仮説がないか考える、ということではないだろうか。(ダカラ、ソレガ論理力トチャウンカイ)
 たとえば相関関係が認められそうなふたつの現象があり、それらの現象の間に因果関係を読み取って仮説を組み立て、さらにいくつかのデータでこの仮説を裏づけようとしている言説があるとする。こうした言説に対して、ふたつの現象の間に一見したところ相関関係があるように思われるのは単なる偶然なのか、あるいはふたつの現象が共通の原因によってもたらされているのか、それとも原因と結果の関係が転倒している可能性はないかなどと吟味しながら、現象をよりうまく説明できる代替仮説を考える姿勢を身につけるということだ。(ソウイウノガめでぃあ・りてらしいチャウンカイ?)
 そもそも本書が「つっこみ」を入れているタイプの本のスタイルを真似て、講演の口述筆記の文体による新書版で出版し、そこに『・・・力』というタイトルを冠した著者もおかしいが、それ以上に巻末の「好評既刊」に本書が「つっこみ」そうな本を並べるという編集部の手の込んだボケぶりはさらにおかしい。しかし著者の本意は案外真面目なもので、前半では自己目的化した社会科学に「つっこみ」を入れながら、後半でデータばかりを追うのではなく、もっと身近な人間との関わりに眼差しを向けよ、というメッセージを発している。そのために、まずは「つっこみ力」を、ということだ。いずれにせよ、本書は気軽に読めるメディア・リテラシー、あるいはリサーチ・リテラシーの入門書と言えるのではないか。
(ホナ、サッソク130ぺえじノ職別年間賃金一覧表カラ、ツッコミイレテミヨカ!)

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紙の本

現代の笑いが到達した「おもしろ増幅装置」

2021/07/27 20:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:empath - この投稿者のレビュー一覧を見る

落語のような口語口調の語り口で、面白さを増幅させる手段としてのつっこみ力の重要性が述べられた一冊。
前半はつっこみ力が、愛と勇気と笑いで構成されていることを紹介し、一見正しいように見える論理力や批評力では世の中はよくならないことを力説しています。後半は各国の自殺率などの統計を事例に、データの方便を説く内容で、読みどころはほぼ前半に集約され、この章だけで十分に面白いと思います。
ただ、どうしたらつっこみ力がつくかについては、何も書かれていないので、ご注意ください。

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2007/02/19 01:50

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2007/03/25 21:43

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2007/03/04 20:58

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2007/03/11 12:13

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2007/04/22 22:43

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2007/04/26 22:38

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2018/04/01 22:36

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2007/05/06 13:11

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2007/08/01 21:40

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2007/05/21 23:30

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2007/07/01 00:51

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2007/07/13 19:42

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