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数に強いというのは、数学が得意というより、直感的に全てを俯瞰できること、それも数字に置き換えて把握できることなのだと分かる。
つい、今までの自分の思考の狭さと比較したくなる。
しかし、これからはこういった数理的構造をもった思考に近づきたいと思う。
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ドンガラが面白いなあと 難しい数字はあまり使っていないけれど、微分積分でせめて概念だけは知ってないといまいち理解出来ない部分がある なのでわたしはわからない
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「失敗学のすすめ」の著者だったのですね。
「情緒が必要のないところまで、情緒でやろうとする」文系と、
「数や構造にばかり関心があって、情緒は煩わしくて考えたくない」理系、
という説明は腑に落ちます。
また、
具象の世界から属性を抽出し、
抽象の世界で加工し、
また具象の世界に戻す、
という数に強い人の思考方法は、
先ほどの文系と理系の両方を兼ね備えたもののように思えました。
これって、
右脳も左脳も両方使おうという、
神田昌典の「全脳思考」的なものとも近いですね。
あと、
フェルミ推定みたいな話があって、
限られた手がかりを元に帰納的に推論していくのは、
ミステリーの探偵に近い感覚でしょう。
最後のあたりのピタゴラスの定理と、
和音(ドミソ)の周波数やRGBの振動数の関係性の話は、
ちょっとトンデモだけれど創造的で面白かったです。
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。「数(かず)に強い」とは、日常の物事や概念を定量的に考えられること。驚きなのが、正確さをハナからは求めないどんぶり勘定の計算術。数字を扱う上でそんな目見当でいいの?と思うも、目見当自体が数に強い証。数字が苦手な人ほど、身に付きます。オススメ。
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いやーこの本楽しいw
著書は、一般的にある堅苦しい数学の本ではない。数に対する、面白い考え方を提供してくれてる。
例えば、著者曰く、数には属性があるという。
18の中にある8という数は「10になりたい、10になりたい」と思っている。だから筆者は18という数を見ていると、「2が欲しい、2が欲しい」と言っている気がしてくるのである。
これは何となく分かる。で、著者は、この考えを使って、計算とかしたりするんだよね。面白い。
他の本も読んでみたいな。
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著者は本書で、数に強い人を「全体像との絡みで数を考え、覚えらえる人」「物事から数を引き出して自分の実現したいことの道筋にその数を乗せ、加工し、発展させることができる人(数を作れる人)」と2種類の定義をしている。
本書では、この「数に強い人」になるための方法と秘訣を紹介しており、具体的には、身近に感覚として持っている尺度(ものさし)から、全体を推計をすることによって、身の回りの事象を数で把握することや、その反対に、全体を一人当たりに換算することによって、身の丈にあった、実感のある数として理解・把握することによって、数字感を養うことが「数に強くなる」ことであるとしている。
また、電車での移動時間や音の音階、社会や自己評価など一見数値化が及んでいない領域にも「数」を当てはめていくことによって、一定の法則を見いだしたり、さらには、情報収集のやり方、組織の変革にも「数の強さ」を活用することができると論じている。
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こないだ読んだ「地頭力を鍛える」(フェルミ推定)と合わせて読むと良いかも。少ない情報から大体の数を求めるったって、流石に前提となる数を知ってなきゃいけなくね? と思ってた正にその数を書いてくれている。「中身がスカスカな物の重さの比率は1/30」とか。
水呑百姓はどれくらい貧しかったのかを、1石=1000合みたいにきちんと数字に置き換えながら考えてみたり、自著の売れ行きをグラフに起こして、10万部を超えると社会的影響がぐっと上がることを発見したり。数を使うと色々おもしろくなるんだなー。
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確かに数に対する見方は変わった。しかし強くなるにはそれなりの努力が必要そうだ。
特に面白いと思ったのは三和音について。音楽に携わる者としても新感覚だった。
全体として、数という概念だけでなく実生活やビジネスに繋がる見方が書いてあるのが良い。
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失敗学の畑村先生は数(かず)にも強いです。
タテ書きで読める数の本をつくりたかったそうです。
数は、与えられたものは身につきません。
自分で作り出すことによって意味があるものとなります。
そのために常に数字を意識して生活する訓練をすることが必要です。
重さ、高さなど自分で予測するようになると当たるようになるそうです。l
前著の「直感でわかる数字」は、続を合わせて10万冊以上売れたそうですが、10万売れると量だけの問題でなく質的にも変化するそうです。
どういうことかというと社会現象になるということです。読者も普通では読まない層(女性や子供)にも読むようになり、著者の名前も認識されるそうです。
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数(かず)で考える習慣をつけるためのヒントがまとまっている。とても面白い本で、再読したい。
その場で数字を作る:フェルミ推定のように、数字を使ってざっくり予想してみる。
変わるを基準にする:6%の認識限界
「直感でわかる数学」も読んでみたい。
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雑学的な読み物としてはおもしろい部分もあったが、タイトルほどにストレートに伝わってくるところは少なかった感が強い。
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数を作ること、これが結構難しい。数を読み取って、それを基に行動したり考えたりすることは日常的によく行っているが、数を作ることは違う。まさに自分で設計して、一から十まで組み立てなければならない。いわば、モノづくりの工程を自分の頭の中で行っていくわけだ。これは一朝一夕ではできない。自分の頭で考え、頭を働かせる必要がある。最近よく言われる段取力にも似ているかもしれない。
生きる上で良いヒントを、この本から貰った。
数を基に見ると、同じ事象でも違った角度から見れるのも面白い。数は人生を豊かにできると、改めて感じた。
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数を考える際の基準となる数字を覚えておけ、という内容。丼勘定に役に立ちそう。
ただ、所々の図解が不思議なくらいわかりにくいものが多いのをはじめ、期待していた程のものは得られなかった。
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その場で数をつくる。数を吸収し、自分でもその意味を知りたければ、実際に数をつくることが重要。
基準の数を頭に入れておく。
大きい数は1人当たりになおして理解する。
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数とともに生きてきた著者の世界のとらえかた。ちょっと内容は薄いが、量の変化と質の変化、体感基軸をつくる、視覚や聴覚、複利の関係など、数で世の中を見ることであらわれてくる世界の仕組みの一端が垣間見え、面白い。