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大久保町の決闘、早川版。
ラノベレーベル向けの作家ではないと思うので、早川に移ったのは良かったのではないかと。
一応加筆なりしてあるという事なのだが、読み比べた訳ではないのでどう変わっているかは良く分かりません。んでも、書き下ろし番外編が入っているのはうれしい。
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大久保町シリーズ、開幕。
とか言うても繋がりはほとんど無いけどさ。
コレを絶版にした電撃文庫、センス無いぞw
小説でお腹抱えて笑い転げられる作品なんて、
オレは寡聞にして他に知らんがなぁ。
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この後の田中哲弥に比べると、
いまいちギャグに(文章に?)切れがない。
まだ小説を書きなれていないのか。
この後の諸作だと、読者の予想の半歩先を行ったオチが
出てくる感じだが、
本作は、半歩遅くて、文章のオチが読めてしまう感がある。
つまりまあ、ネタ振りが長い傾向にある。
後半はかなり端折りだして、映像化不可能な感じに
なっていくのだが(気付いたら、こうなってた、という)。
全体の話自体はシンプルなのだが、
どうも段取りが回りくどいというか、
いまいち話に牽引力が無い。
黒人や、酔っ払いの男も、ちらちらっと
出てきただけで、掘り下げられないので、
話を面白くしたというよりは、話のテンポを悪くしただけではないかと思う。
結局まあ、女の子がさらわれて、助けに行ってという、
スーパーマリオ的なウェスタンだが、
さらわれるまでが、長くて退屈。
最終的には、主人公の眠れる力が覚醒して、
弾丸を避けまくるのだが、
ウェスタン風スラップスティックと見せかけて、
実はSFではないかと思う。
酔っ払いが出てくるあたり、OK牧場を下敷きにしているのかな、
とも思うが、OK牧場で、女はさらわれなかったと思う。
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図書館で見かけて。うーん、イマイチ乗れない。
⚫︎面白かった点
とくになし
⚫︎気になった点
締まりがない
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大久保町三部作『大久保町の決闘』『大久保町は燃えているか』『さらば愛しき大久保町』
新宿の大久保だと思い込んでいたら、兵庫県明石市にある地名だった。で、その大久保町が、日本の中の異界になっていて、そこで起きる西部劇やら戦争物やら愛の逃避行が繰り広げられる、三部作といってもそれぞれ独立した話。ただ、一部の登場人物の名前が重なっている。
『決闘』は可笑しかった。
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まあ期待をしすぎたというか。文章がスローテンポで悪く言えばキレがない。俺も自分のことをだいぶ古いとは思うが、これで笑う人はそれ以上にセンスが古いんだと思う。