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取り寄せ先:東村山市立中央図書館(受け取り先:府中市立片町図書館)
京浜急行電鉄は横浜駅の駅接近メロディを「ブルーライトヨコハマ」にしているのだが、本書を一読してさもありなん、という読後感想を抱く。比喩が難しいかもしれないが、結局は「ヨコハマ」(もともと横浜市はイメージ戦略がうまいが……)で語るということのみに終始し、同じ横浜というには難しい地区も抱えていることを頭に入れておく必要があるからだ(特に青葉区・瀬谷区など中心部から外れる区)。ともすれば、「コーエーのある港北区だってバクの流域(鶴見川流域のこと)、横浜市のはずれじゃないか」という批判が可能である。
京急と同じと考えるか、はたまた新横浜駅と小机駅の関係(新横浜駅は栄えているがひと駅隣の小机駅は周囲に田園地帯と多目的遊水地が広がる)と同じと考えるか。本書はその選択を読者に求めてならないのだが、はてさて。
なお、横浜市営バス(余談だが横浜市交通局は市営バス、川崎市交通局は市バスと呼ぶ。相互に乗り入れあっているからややこしい)は路線再整理をしているため、一部系統が同業他社に移管されている・路線を廃止した系統もあるので要注意(特に神奈川中央交通に移管された11系統など)。