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アマゾンで紹介されていたので読んでみた。怪しい水ビジネスを科学的に論破している。少し難しかったがなんとか理解できた。紹介されている水ビジネスのいうカガクがなかなかばかげているので直感ではすぐに否定できるが、ここまで科学的根拠に基づいて意見が述べられていると安心できる。本の内容には直接関係ないが、「愚民教育」というキーワードに心が惹かれた。「カルト資本主義」も前から気になっていたので読んでみたいと思う。この本で紹介されている水ビジネスの誇大宣伝?にはほとんどなじみがなかったのであまりピンとこなかったのが少々残念だった。それでも後半の3章、4章、5章の内容は面白く読めた。人の体における水の役割、おいしい水とはどんな水?、水道水とミネラルウォーター、浄水器の仕組みなど…。
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蔓延するニセ科学、特に怪しい水ビジネスに対する警鐘本。なんとか還元水の某大臣の顔が浮かびます。日本の水道水が、そのまま飲めるということにあらためて感謝。あっ でも家の水もπウォーターだったかな?
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水が人の言葉を理解するなんて、信じる人はいなかろう、と思っていたら、案外多くてびっくりした。
そして、マイナスイオン発生器つきの扇風機を買った自分を省みて、深く反省。
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『水は答えを知っている』を皮肉ったタイトル!
やっと出たか、という感じですが、えせ科学のウソを暴いてくれた功績は大きいと思います。
他にも怪しげな水ビジネスにも切り込んでいてくれて、私たちの生活に欠かせない「水」についての基本的知識を与えてくれます。
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大元の話を知らないと、なんでこんなものかこうと思ったのかすら判らないだろうね。
世の中には、水に優しくすると綺麗な結晶が出来ると説き、それを信じる人がいるということだ。
その他、水にまつわる、変な話への警鐘。
本としては大して面白もんでもなかった。
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私は新書を読むことも、科学的な話題を理解することも苦手なのですが、何故かこの本の内容は頭の中にすんなりと入っていきました。筆者である左巻氏のほかの文章を読んだ際にも感じましたが、左巻氏は非常に文章の構成が巧みで、誰にでも分かるようある程度簡略化して科学について説明をしてくれているのだと思います。ニセ科学については、非常に興味深い話だと思いました。ただ少し前の本のため、東日本大震災が起きてしまった後となっては、水道水は安全だと言い切ることができるのかという点だけが疑問です。
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今流れている某ミネラルウォーターの宣伝が、どうしても気になる。見るたび福島のことを考えてしまう。日本で売られているミネラルウォーターより、日本の水道水の方が安全基準が厳しい。願望をこめた根拠のないイメージに踊らされないように。。
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『水からの伝言』批判の本かなと思いきや、結構「水」全般のことについて書かれていて、勉強になった。
もちろん、『水からのー』批判には一章割かれているんだけども。
浄水器の考え方など、今一度参考にさせてもらおう。
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あ~~溜飲~~溜飲下がりっぱなし~~~
この手の水商売に!分かりやすい説明をしてくださっています。結果は全部偽物ですよと。
世の中には科学が解らない人がいるのはわかる。社会が解らないのといっしょです。でも、それに付け込んだ詐欺があるのは許されない。ちょっとだけ、考えてみればわかりますもんね。水は流体なんだけどと。塩素はむしろ残ってないと危ないんだよと。みなさんがちょっと考える癖をつけてくれれば…。そういうものなんだで済ませず、どうしてそうなるのと考えてくれれば…この手の水商売は減っていくと思います。
なおこの手の水商売は水商売とは異なります。
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「ありがとう」と書いた紙を水に向けたまま凍らせるときれいな結晶ができる。「ばかやろう」と書いた紙を向けるときれいな結晶ができない。そういう話を聞いたことがありますか? この話が、学校の道徳の時間にも使われていたのだそうです。「人間も70%くらいは水からできているのだから、みんなきれいなことばを使いましょう」と話を持っていくのだそうです。皆さんはこの話をどう受け取りますか? もちろん、この事実?が書かれた本はいわゆる「トンデモ本」です。つまり、科学のそぶりをしたエセ科学です。原因と結果が全くはっきりしない、再現性もない、こういうモノを科学とは呼べません。にもかかわらず、小学校の先生たちが授業で扱ったというのです。まあ、誰かがこれを指導案としてインターネット上などで公表していたのだと思います。それにしても、それをあろうことか理科の授業もするであろう先生たちがどうどうと生徒に話していたとは、信じがたいです。でも、けっこう、本当にこれは科学的であるのか、何の根拠もない話なのか、区別するのは難しいところです。だからこそ「あるある」の捏造事件なども起きるのでしょう。著者は理科教育の専門家として、科学リテラシー(科学を理解する力)の育成を推進されています。私も理科教育にかかわるものとして、日々そのことを念頭に授業を進めたいものです。本書の後半には、水ダイエットとか、ミネラルウォーターのことや浄水器の話が出てきます。こちらも結構おもしろいです。
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「ニセ科学を10倍楽しむ本」の中の一つ「水は字が読める」で参考文献として紹介された本です。もっと詳しく知りたい、読んでみたいなと思っていたんです。そうしたら本当偶然なんですけど、よく行く本屋の古本コーナーの特価品コーナーで見つけたのです。100円ですよ。ラッキーな出会いでした。「本当に読んだの?」というくらいに綺麗な古本でした。「水に”ありがとう”と言うと美しい結晶ができる」「マイナスイオンは健康にいい」聞いたことある。本に書かれて出版されても嘘であることって多いんですね。でも、今でも信じていて、人に話したり、テレビで話題になったり、学校の先生が子供に話したり…。勉強しないと騙されますね。
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ニセ科学の「入門」としてわかりやすく良い本。ただ、この本をAmazonで検索すると「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の中に例の本たちも一緒に出てきてしまう。
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ページ数は少なく読みやすかった。
水は人の言葉がわかるとな事だが、
あまりそれらに関しては触れていなく、
体内の数分量、必要とする水分、
水道水とミネラルといった一般的な水のお・は・し。
あさーく、広くて?学びにはなったと思う
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「水に“ありがとう”と言うと美しい結晶ができる」という、巷間に出まわっている説に真正面から異をとなえた本。この本で言われていることはもっともなことばかりで、とても説得力があった。
「ありがとうと言うと美しい結晶ができる」というのは、悪い話しではないと思う。
それを利用して、水を売って儲けようというビジネスについてはいかがわしいと思うけれども、そうではない限り、罪のないファンタジーとして夢を与える存在は、あってもいいのではないかと思う。
水が言葉を理解するということが真実であるとは思わないけれど、ただ、この本が語っていることが100%真実であるとも思わない。人にはまだわからないことが数え切れないほどあって、「水」という物ひとつとっても、未知のことばかりだろう。
重要なのはバランスで、一つの意見だけではなく、色々な考え方や立場があるということを知ることなのだろうと思う。そのことを知れば、盲目的に他人の意見に追従することも、だまされることもない。
その意味で、この著書のようなカウンターオピニオンは歓迎されるべきもので、「よくぞこの本を出してくれた!」と喝采をおくりたい。
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「水からの伝言」やら、クラスターの小さい水やら、マイナスイオン水やら、世の中の怪しい水ビジネスを、ホントらしく見せかけるニセ科学について、科学的根拠を示して解説した良書。