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会計の仕組み、中でもよくニュースで出てくる決算書のからくりについて、「すご〜く分かりやすく、簡単に」解説してくれています。
本のまえがきで著者の望月さんが言っています。
「多くの方が会計を知りたいと思う理由は、会計そのものを知りたいのではなく、世の中で起こっている出来事の意味を知りたいからだと思います。」
まさに、そのとおり!!
会計は目的ではなくて、手段なんですよね。
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会計基準の変更が、市場に影響することまで触れていたのが、他の決算書読みこなし本とは、違ってた。この本のおかげで、国際会計基準に興味が持てた。
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(回覧)
本:「会計を使って経済ニュースの謎をとく」
決算書の読み方が変わる7つのエピソード
著者:望月実
いまや、会計の基礎的な知識は、ビジネススキルとして大事なものになってきました。
会計士が書く、わかりやすい、読みやすい本がたくさんありますので、機会があれば、手にとってみてください。
この本では、いろんなエピソードから説明されています。
○阪急・阪神統合の舞台裏
なぜ甲子園球場の土地は時価155億円なのに、決算書には800万円でのっているの?
○楽天はなぜ赤字でも株価が高いのか
○日産 ゴーン革命のB面
ちなみにこの著者の他の本に
「決算書速読術」というのがあり
有価証券報告書を使った決算書の読み方です。
なぜ、ブルドックが外資ファンドに狙われたか
ドトールとスタバのビジネスモデルの違いは?
伊勢丹と三越 統合比率の意味は?
などなど、営業マンが読むにも最適な本です。
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貸借対照表の見方というよりも、事例を使って、数字が何を表現しているのかが分かりやすい。会計の全体感を掴みながら、会計って面白いなと思えた。この人の関連書が気になる。
メモ:「資本主義に必要なのはモラル」
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エピソード1
・甲子園球場の土地は時価155億円なのに、なぜ決算書には800万円でのっているのか
エピソード2
・V字回復の謎を解く日産のリバイバルプランでは売上が1,100億円しか増えていないのに、なぜ利益が1兆円も増えたのか
エピソード3
・楽天はなぜ赤字でも株価が高いのか
エピソード4
・どうなってるの日本の会計~2009年問題とは何か
エピソード5
・ライブドア事件~会計ルールの抜け道をつくことは粉飾か
エピソード6
・エンロン事件~2つの事件の共通点
エピソード7
・上場企業の業績はバブルより良いのに、なぜ肌で感じる景気は寒いのか
中身はこんな感じで、最近流行りの会計入門のための本です。
・日産のV字回復=99年の特別損失
・楽天の赤字なのに株価が高い理由=のれんの償却方法
・国際会計基準
・ライブドアの投資事業組合を使っての自己株式の売却益計上+架空売上の計上
・エンロンのSPE(特別目的事業体)による連結はずし
など盛りだくさんの内容をサクッと説明しています。
会計を勉強しているとどの教授も著者も必ずいうことなのですが、法令順守やモラル、投資家の目を気にするような会計を作るのではなく、企業の業績のありのままを映し出す鏡としての会計の重要性を改めて感じました。
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謎を解くというのは少し仰々しいかもしれないが、誰もが知っている経済ニュースの内容を分かりやすく説明している本。
まえがきにも書かれているが、「経済のニュース」「会計」「決算書」の説明をバランス良く配分し、ビジネスと会計の全体像を大雑把につかめるように読み易くまとめられている。
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最近流行りの「会計本」。結構売れ行きがいいようだ。
内容はメディアで騒がれた経済ニュース7本を、会計的に説明しよう
というオーソドックスなもの。
身近なニュースを題材にして、会計を理解させようとするアプローチは
頭に入りやすい。
特にライブドア事件のカラクリはスッキリまとめられていた。
ただひとつひとつの解説が短いのですぐに読み終わってしまう。。。
どうせなら20~30個位のニュースを取り上げてくれた方がよかった。
会計が食わず嫌いの人にはいいかもしれない。
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これは相当わかりやすかった。まだまだ会計知識がおいつかない私でもすっと読めた。理由は過去の具体的事例を参考に解説しているから。
IFRSの入り口としてもよいかも。
P/Lがちょっと苦手・・・という人も、大まかに解説はあるし、
B/Sとの関係もわかります。
初歩的な一冊ですが、なかなか事例が面白いです。
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実際の世の中の例を具体的に示しながら、とても丁寧に会計の説明をしてくれています。とても分かりやすく、一気に読めてしまいます。会計の入門書(本当に入門です)としてとても素晴らしい一冊だと思います。
著者の前作では、架空のストーリ(株式会社の立ち上げから最初の決算まで)を元に進めていましたが、本書は実際の事例を元に説明をしているため、前作に比べても非常に分かり易く現実的な内容になっていると思います。
両方読むなら本書→前作でしょうか。
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「不思議の国の会計」、日本。その本質はきっと「どうしようもなく他人の目が気になる」「他者からの評価に常軌を逸して重きを置く」、といったようなことに行き着くんだと思う。日本人の気質。いいも悪いもなく、変なクセだな、と今の自分には率直に感じる。会計の勉強用というよりは、読み物として面白い書き方で、とてもいい本。
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少し話題となるニュースは古いものの、言われてみると「なぜかな?」と首をかしげる内容について、わかりやすく会計のルールに沿って説明されている。
日産のゴーンによる改革についてもただのリストラ(首切り)ではなく、事業の再生であったこともわかり、ライブドアの粉飾については、ヤッパリ後付け的に感じ、現在堀江氏が収監されている事に関しては、この内容からも納得が出来ない問題であった。
今、巷で騒がれているオリンパスの粉飾についても、同様に有罪となり収監されるのであろうか?
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会計について、ニュースのネタについてもわかりやすくまとまっていてよかったが、内容が少し少ないような気が…。でも読んでいて参考になる。
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ライブドアの粉飾決算や日産のV字回復など、大きなニュースになった経済の出来事を会計から読み解く入門書。極めて分かりやすく書かれています。個人的に会計の勉強をしているところなので、こういうケースを読み解くと非常にしっくり腹に落ちる感じがしますね。なので、逆にある程度会計が分かっていて、日経新聞やビジネス誌をきちんと読んでて、財務諸表も読めます、って人には逆に物足りない感じです。文章表現も若干丁寧すぎるくらいですしね。ライブドアについてはホリエモンの本を読んだ後だったので、ここで解説されていることが100%正しいかどうかはわかりませんが、まぁ世間の一般的な理解としてはこうなのでしょうね。入門書としては「餃子屋と高級フレンチ」よりも敷居が低いかと思います。
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これから働く上で、自分の会社を理解するためには会計の勉強をしておく必要があると感じた。
楽天、日産、ライブドアなどの素人でも聞いたことがあるようなニュースを題材に説明がなされていたので興味深く、軽く読み終わった。
もう少し深い理解を得るには、何冊か読んでいく必要がある。
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身近なニュースをもとに、会計のことがよくわかる解説書。
甲子園球場の土地は時価155億円だけど、決算書では事業用資産だから取得価格(簿価)の800万円で載せる。
日産のV字回復、売上げは減ったのに利益が増えたのは、大幅なリストラをしたから。
楽天が赤字なのに株価が高いのは、買収した企業の負債を損失計上してはいるが、その企業の技術力や購買ブランド力(いわゆる「のれん」)のおかげで、実績がアップしているから。
などなど、興味が尽きない。
ライブドアやエンロンの粉飾決算の事例は、やや理解しがたかった。投資事業組合を通じて、「自己の株式の売却益を載せてはいけない損益計算書に記載し、本業では利益が上がっていないのに、利益が上がったように偽装、株を高値に吊り上げた」というもの。
経営者が従業員や顧客ではなく、投資家ばかりのほうへ向いてるのを戒めるラストに納得。
難点を挙げれば、後半の抽象的なお話については、もうすこし、図表を豊富にして説明してくれたらよかった。