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大きな仕事がひとつ、なんとか一区切りつきました。そんなのんびりした気分の日曜の午後から、大切に読み始めました。
第一章は、大きなみずうみの側で、みずうみに守られて暮らす村の物語でした。
もったいない(笑)ので、本日はここまで。
いしいしんじさんの本を読んでいて、期待を裏切られたことなんか一度もなく。
いつもわくわくどきどきしながら、少しづつ大切に読んでいます。なんでも斜め読みしちゃうクセのある私には、けっこう珍しいことです。
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「みずうみ」をテーマにした三章節からなる物語。一番幻想的な第一章は、水とともに生きる村人達を描いた作品だ。文章の終わりにかけごえがつく冒険的な文体だエオー。村で生まれた赤ん坊は、手足が動くようになるとみずうみへ落とされる。すいすいと泳ぎはじめた子は村に残される。沈んでしまった子は成人する頃になったら、村から出て行かなければならない。そして、泳ぐでもなく沈むでもなく、水と溶け合うように眠りながら浮かんでいる子は、眠り小屋へとはこばれて、そのまま眠り続ける人になるのだ。そして時が来て、眠れる人達に変化が起こることをまるで子守唄のように描きあげている。第二章は、眠れる人のつながりであるタクシー運転手の話である。月に一度、コポリ、コポリと体中からわきあがってくる水を放出しなければ日常生活を送れない。第三章もそうだ。眠れる人の末裔がここにも息づいている。アメリカやキューバと松本でのそれぞれの物語が展開されていく。松本のカラス城であったり、知っているところがでてくるとそれだけで嬉しい。全体を通してのキーワードは、「コポリ、コポリ」「帳」「ジューイ」。
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ひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ――伸び縮みする時間の中で、みずうみは渦巻き、そして落ちていく。『ポーの話』から2年、待望にして著者最高の最新長篇小説!
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あまりにもいしいワールドを展開しすぎて、意味不明になってしまった。もう少し常人にわかる話をプリーズ。でもいしいさん好きだし、この装丁もステキだから★は4つ。
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全然話についていけなくて途中でやめました…。なんか訳分からない。多分じっくり読んだらそれなりには面白いんだろうけどちょっと頭が疲れてる時には読みたくないと思いました。
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男は自分こそが雹であり、石の破片であり、浜辺に打ち上げられた骨である、という、安らかな絶望に包まれていた。声がその骨に血肉を加える。
(P.165)
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はじめての いしいしんじ 長編小説。
一章目の、あたりまえに描かれるファンタジックさと
よく見知っている日常の、ぞっくりする曲がり角と
各人の状態を淡々と描く三章目と。
見慣れた風景と、ぐんにゃりまがった風景の間の文章だエーアー。
レーイレーイ
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とっつきにくかったけど、途中からぐいぐい引き込まれて、
これは自分のための物語ではないかとおもったほど魅せられた。
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2009年10月12日読了。
なんとも言えない話だった。
いしいしんじ的なんだけど、面白かったかどうか聞かれると微妙。
多分、今までのものと違って、ストーリー性があまりなかったからかもしれない。
ただ、一切関係ないように見える3つの章が、根底ではみずうみで繋がっているというのはよかった。
個人的には第一章が大好き。いままでのいしいしんじらしい作風だった。
あと、読んでいる間ずっと、温かいような、冷たいような、そんな水の膜に覆われてるような気分になった。
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今生きている「流れ」とは全く別の「流れ」の中で生きる人々を目の当たりにする。みずうみの水が溢れ出て、絶やさず流れゆくように、全てのものの”つながり”を辿っていくような、静かな感覚。
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読み進めるのがしんどい。
面白くないわけじゃないんだけれど、自分の世界が強すぎて感情移入できない分、理解するのに時間がかかる。
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アー、アー、エー、ウィー
ゆらりとしているようでどっしり大きくて、ほんとにみずうみみたいな物語。
読むのに時間がかかってしまいました。
熊にみえて熊じゃないを読んで、今だ、と思って読み始めたのは間違ってなかった。
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日々ごはん⑪に触発されて、読んでみたけれど、やはり脱落。
いつかまた読んでみたいかな、いしいしんじさん。
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すこーしいやな感じのする本。あくまでも少しだけ。不快ではない。霧雨に濡れた前髪がうっとうしいのと同じ程度の、もやもやした気分。
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ここにレビューを書きました。
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