紙の本
留学のデメリット
2019/10/08 07:57
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投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る
留学のデメリットについて書かれている本は多くないので、この作品を読めて良かったです。留学と一口に言っても実際には色々なものがあることがわかりました。母国語の力以上に外国語は伸びないということを知りました。海外生活をしている家庭では子どもが日本語を忘れないために苦労しているという話を聞いたことはあったので、本当にそうなのだと思いました。著者同様、私も日本人には必死さが欠けていると考えています。では、どうすればいいのかという内容がそこまで詳しく書かれていないので、この評価にしました。
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留学をする前に必ず読まなくてはいけない本です。特に自費で留学エージェントを利用して留学する場合の問題点が書いてあります。我が家の近所の大学も日本人留学生が多いですが。。。そいういう大学だったのね!というびっくり本でした。
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無知な学生が留学仲介業者のカモにならないための処方箋が書いてある。本の中で留学先は主にアメリカを想定しており、アメリカの教育システムがよくわかる。要は英語だけできても日本語ができる外国人を無条件で東大に入れたりしないのと同じで幅広い教養と卒業するだけのバイタリティが必要でっせ!ってこと(もちろん英語力がないのはそもそもアウト)。それと、日本人は英語「を」勉強しに行くけど、他国の留学生は英語ができるなんてあたり前でスキルアップを図りに行くという目的に根本的なちがいがあることも指摘されている。確かに、狭い島国で偏差値のことばかり考えて大学に入ったと思ったらここぞとばかりに遊びまくる。就活が近づくと給料や会社のブランドだけで企業を選ぶ。これが日本の学生の実態です。一方で中国やインドの学生はハングリー精神があってよく勉強している。このままじゃ日本はあっという間に国際社会の中でプレゼンスを失いますね。なんで日本ってこうなんだろ。隣の芝が青くみえてるだけなのかなぁ。
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簡単に要約すると
日本人は英語コンプレックスを持っている
アメリカの大学は4000以上あり、誰でも入れる大学もかなりある
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留学に少し興味があったので購入した。著者は留学業界では有名な人。これを読んで教えられたことは、少し興味があるので、くらいの気持ちで留学にのぞんではいけないということ。相当な覚悟と意欲を持ち、そして事前の下調べを充分にしてからでないと留学は失敗に終わる。そしてそれがあなたの人生を棒に振ってしまいかねない、こういったことが書かれている。もちろん、そのような暗い面だけでなく、留学することの意義やメリットなど明るいことも書かれている。全体的にとてもタメになる本だと思う。ただいくつか筆者の認識に?と感じてしまう箇所があったのでこの評価。2008-03-8
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欧米、特に米国に目的もなく、留学する日本人とその顛末を分析。
留学の成果は、目的指向と本人次第だと、痛感させられる本。
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迫力のある本である。書いている本人もバイタリティあふれる人物だと思ったら、やはり団塊の世代で、しかも大阪女。なかなかの自信家、自慢垂れである。書いてあることは一々もっともなことでうなづける。日本人は英語を学びに行こうとするから失敗するのであって、英語で他のなにかを学びに行かなければならない。その根本は、ハングリー精神の欠如から来ているというのである。生きる力が薄いというのは、豊かになった日本の宿命ではあるが、アメリカに行けばなんとかなるでは、人生を本当に棒に振ってしまう。本書はアメリカに留学に行く人にとって、アメリカの大学の仕組みがどうなっているのかを知る格好の指南書であると同時に、他の国に留学しようとする人にとっても参考になるだろう。ただ、彼女自身正直に告白しているように、自分の次男の留学に関してはうまくいかなかったようだが。
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英語コンプレックスにとりつかれ、留学自体を目的にして渡米して結果失敗する日本人についての本。
この人自身は留学経験で自分を見つけ、留学に関わる仕事を何十年もしてるから、そりゃ「留学の」プロ。
でもそれ以上じゃない。
留学して、卒業してから何をするか?それを見据えて、留学を手段として使わなきゃ意味ない。
「自分探し」だの「英語を使って何をするか」だの、言ってちゃ遅いわ。
留学エージェンシーに騙されてコミュニティカレッジに押し込まれ、卒業せずに帰ってくる日本人のケースを嘆いているが、この人にカウンセルされていい大学に行って卒業しても、そっから続かないと思う。
いい大学で頑張って卒業できる人はもう自力で考えられるでしょってか?
カウンセルされるなら、留学を経て、今世界で活躍してる人にしてもらうべき。
「留学の」プロじゃなくって。
しかも、ビジネスに偏ってる人じゃなくて、色々リベラルアーツに視野の広い人に相談にのってもらいたい。
ま、結局私はここでも説明能力の低さが祟るわけだが。
この記事書くにも一苦労だわよ。
考えがスパッと読み手に刺さるように言語化できない。
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日本の大学と海外(主にアメリカ)の大学の制度の違いや留学仲介業者の実態など、「読むまで私が全く知らなかったけれど知っておくべき事」が沢山書かれており、留学しようと考えている、または子どもに留学させようと考えている人には是非一読をすすめたい。本当に分かり易く良い本です。
留学の意味や、しいては教育とは何かということを考える上でこの本は良い指南書になるのではないでしょうか。
(2008年11月4日16:25)
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日本の英語信仰または、英語コンプレックスから、外国の教育観念や、土地、学校事情も知らぬまま、業者に言われるがままに安易に留学をしてしまう「日本の留学」の実態について書かれております。
留学は、英語を学びながら、その英語を利用して何を成し遂げられるか?が、ポイントであり、日本以外のアジア地域では既にそういった視点で留学しているそうです。日本だけ、のほほんと「語学留学」ということがまかり通っているようで今後の国際社会での日本の位置がどうなるか、ということも考えさせられます。
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むやみに海外に留学する周りの友達の行動に疑問を感じ、この本を取った。ただ単に就職に有利になるから、大学生と言えば留学、という短絡な発想のもとで留学しているが、本当にそれでいいのかと常々考えていた。著者が言うように、日本の学生は何を考え、何をしたいのかを突き詰めて考え抜く力が弱い。自分のやりたいことを考え抜き、その上で留学がその夢を推進する大きなきっかけになるのであれば、留学は大学生のうちにするべきものだと思う。そして、著者が最後に述べるように、留学をきっかけにして、私たち大学生は、日本や世界のために役立つ人間になる、という気概を持たなければいけない。
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アメリカ留学の状況が赤裸々にわかる。
有名大学 ex UCLA,ペンシルベニアなどが大学院生が教壇に立ち、有名教授は立たない、という部分に興味を持った。
留学は慎重に!
たくさんの留学エージェントが倒産するころに書かれた先駆的な本。
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アメリカ大学ランキング、栄陽子留学研究所所長の本。
知識も経験もない留学斡旋業者の横行。留学の実態。日本人の多くが行くコミュニティカレッジの位置づけは低所得者向け職業訓練学校。州立大学も一部を除いて同様。入学条件のTOEFLの高さに惑わされてレベルが高いと誤解しないこと。面倒見の良いリベラルアーツカレッジから総合大学への転籍がお奨め。英語学校で生活する英語は身についても大学教育に耐える英語力は身につかない。
その他
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[ 内容 ]
アメリカの「大学」を卒業したのに、就職できない!?
留学しても英語のできない人が多い理由、“留学”の第一人者がそれを暴く。
[ 目次 ]
第1章 これが“留学”!?知らなかったその実態
第2章 なぜこんな留学がまかり通るのか?
第3章 思い込みと勘違いが「失敗留学」を招く
第4章 各国の教育システムさえ理解できない人達
第5章 危ない留学仕掛人
第6章 これから求められる留学のあり方
第7章 世界から見た日本人の留学
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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留学カウンセラー著。留学についての誤解を紹介している。どちらかというと行く本人よりもその親に必要な本。
アメリカの大学が4000以上、オーストラリアには10弱、そして、日本には1200の大学があるという。この数字からしても、アメリカや日本の大学はピンきりであり、大学に行けばいいというものではないということがよくわかる。本書の中では、優秀な日本の学生が大学選びをしっかりやらずにアメリカのコミュニティカレッジに入り失敗をしたことや、留学先の日本人グループから抜けられずに英語も身につかずに帰国したことなどが例として紹介されている。しっかりと下調べしてからいきましょう、そして、著者の留学研究所(有料)を利用して、とのメッセージも含まれる。
海外留学を控える学生とその親におすすめ。