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誰とも群れず一人でいる方が心地よいと思う女子高校生の凪。
タイプは正反対の物静かで目立たない雪絵とはクラスから浮いている存在同士、時々会話を交わす間柄。
そんな雪絵が書き置きを残していなくなったと雪絵の母から連絡をもらった凪は彼女の行方を探すため、あちこち出かけるうちに事件に巻き込まれて…
女子高校生の日常と推理小説を混ぜ合わせた軽いタッチの小説だった。
大人っぽいけど、まだ大人の女性にはなりきれていない凪の感じが好ましく、雪絵のために動き回るうちに少しずつ一匹狼から誰かを頼る事を覚えていく凪を可愛く思えた。
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ほんのりミステリといった印象だけど、
洗練された雰囲気が素敵☆
登場人物の女性がとても魅力的です。
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一定期間あなたの孫になりますよというアルバイト。
現代の高齢化社会において孫に会うことが出来ない又は
孫がいないお年寄りに対する商売……。
そしてそれを上手く利用して空き巣に入る等という犯罪。
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装丁もタイトルも主人公が女子高生だということも何だか往年のコバルト文庫みたいだな〜というのが第一印象。
主人公の三浦凪は、奔放なワーキングマザー(大学教授!)の母親と二人暮らしという環境のせいか、自立心が強く、彼女の好物のチョコレートのようにビターな雰囲気を持つ。女友達と群れたりしない、男に媚びたりしないというところは野生動物のようで格好いい。
そんな凪がクラスメートの雪絵に頼まれ、洋服を買いに付き合うことに。その晩雪絵の母親から電話があり、雪絵が書き置きを残し家出したことを知る。
何となく家出の責任を被された格好で、雪絵を探す羽目になった凪。一本の細い糸を辿りながら探すのだが、その行く手はデンジャラス!
結末は先読みできてしまったが、女子高生という危うげな凪の立ち位置がスリリングで一気に読めた。今後ズィードのマスター (これがまた格好いい)との関係がどうなるかが気になる。
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高校2年生の女子高生が主人公のハードボイルドもの。『池袋ウエストゲートパーク』の女子高生版といったイメージだが、特に意外性もなく、驚くところや感動するところも見当たらない。ボリューム的にも短編集のうちの1本といった感じでちょっと物足りない。
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カカオ80%のチョコレートが好きな高校生の少女が主人公。夏休みに書置きを残して姿を消したクラスメートを探すことに。しっかりしたかっこいい女の子かと思いきやそれだけでもなくて、でも甘えがないので好感が持てる。とてもあっさり読めるけど面白い。
2009/11/9
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文字も少なめだし、難解な言葉もなく読みやすい。
そのため大きな感動なしの軽めの1冊。
ミステリーとしては、どうかと思うけど ガーリーハードボイルドとしては
よろしいかと。
さわやかに飽きさせずに最後まで読めた。
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少女が主人公のハードボイルド。正直ハードボイルドの基準がいまいち分かっていない私ですが、これは良質なハードボイルドなんじゃないかと思いますよ。ああしかし、これは夏休みに読みたかったー。
とかくキャラクターがいい。冷めたヒロインもいいけど、ヒロインを助ける周りの人々がいいんだよなあ。個人的には鈴木さんが好き。こういう人が周りにいて欲しい気がする。
一方でこの犯人には腹が立つ。さした悪意を感じさせない(本人は遊び半分」ってところが尚更。でもきっと、実際にいるのはこんな人なんだよなあ。
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中高生に向けたミステリーですが、面白かった。
大人しい友人の雪絵が突然書き置きをのこしていなくなる。
それを追う凪はちょっと危険な目にあう羽目に。
設定とかいろんな面で甘さはあるけど、まぁ中高生向けということでいいかなと思います。
主人公の凪がきっと魅力的に見えたりするんだろうか。私が今中学生なら。
キャラクター造形はちょっと型にはまりすぎな気がしますが、まぁまぁ。
読みやすくて軽いので、するーっと読めます。
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夏休みに真面目でおとなしいクラスメイトの雪枝が
書き置きを残して家出した。
雪枝には特に親しい友人がいなかったので、
直前に一緒に買い物に行っていた凪の元に
雪枝の母親から娘の行方を知らないか電話がかかってくる。
しぶしぶ調査に乗り出した凪は、
雪枝のボランティア先で手がかりを見つけ…
軽いミステリーです。
読みやすいけれど現代ならではの孤独など重めの心理描写も上手い。
周りの人が協力的すぎる気もするけれど。
ズィードのマスターが素敵すぎます。
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【あらすじ】
高校生の凪は単独行動が好き。人と深くかかわり合うことを避けていたのだが、ある時クラスメイトの雪絵に、「服を買いに行くのに付き合ってほしい」と頼まれる。その後、突然雪絵が失踪したことを知り、凪は雪絵の居場所を探すために手がかりを集める。いつもは人と関わらない凪がいろいろな人と関わり合い、雪絵の失踪の謎にせまっていく…
【感想】
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■私は、三浦凪、17歳。好きなものは、カカオ80%のチョコレートとミステリー。苦手なことは、群れることと甘えること。夏休みに、クラスメートの雪絵が、書き置きを残して姿を消した。おとなしくて、ボランティアに打ち込むマジメな雪絵が、いったいどうして…?カレでもできたのか?気乗りはしないけれど、私は調査に乗り出した。ひと夏のきらきらした瞬間を封じ込めた、おしゃれなハードボイルド・ミステリー。
■■一夏の冒険と探検。そんな雰囲気のお話でした。読みやすくてテンポも良かった。主人公の凪がカッコいい。
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読書完了日2008年08月25日。楽しく読めましたー。文字の大きさこれくらいだととっても読みやすい〜〜。
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さして仲良くもない友人の一週間の外出を、何故か探すことになった主人公なぎ。16歳の女子高生のなぎは、クールで冷静で、ミラちゃん(山桃寺まえみち)を思い出した。
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110820by朝日b.:青春もの清涼剤...110903
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私は三浦凪。好きなものは、カカオ80%のチョコレートとミステリー。クラスメートの雪絵が書き置きを残して姿を消した。いったいどうして? 17歳の凪が夏休みに遭遇した事件を描く、ガーリッシュ・ハードボイルド。
内容紹介
三浦凪、17歳。好きなものは、ビターチョコレート(カカオ80%)とミステリー。苦手なことは、群れることと甘えること。母子家庭だけれど、母親とはさばさばとした関係。終業式があった日の夜、クラスメートの雪絵の母親から電話があった。雪絵の行方がわからないという。親しくはなかったけれど気になって、凪は雪絵を探して調査を始める。
著者紹介
1961年東京生まれ。北海道大学農学部農業生物学科卒業。「隣人」で小説推理新人賞、「枯れ蔵」で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞。ほかの著書に「ソナタの夜」など。
書評 読売新聞 2007/06/03
産経新聞 2007/12/30
要旨
私は、三浦凪、17歳。好きなものは、カカオ80%のチョコレートとミステリー。苦手なことは、群れることと甘えること。夏休みに、クラスメートの雪絵が、書き置きを残して姿を消した。おとなしくて、ボランティアに打ち込むマジメな雪絵が、いったいどうして…?カレでもできたのか?気乗りはしないけれど、私は調査に乗り出した。ひと夏のきらきらした瞬間を封じ込めた、おしゃれなハードボイルド・ミステリー。