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夏目漱石のかの有名な『吾輩は猫である』をわかりやすく書いた本、なのかな?疑問系なのは、原作を読んでいないから。でもこれ読んで俄然読みたくなった。
英語の先生の家に書生として住まわせてもらうことになった僕。この書生の視点から見たお話。先生は癇癪持ちの変人で、時折家に訪ねてくる客人も変な人ばかり。いつも色々な問題を抱えては書生の僕に押し付けてくるが、嫌々ながらも、持ち前の探偵心からか僕は問題解決のため推理する。原作になぞってか、猫が随所に登場してキーパーソン的な役割をする。
久々に本を読みながらゲラゲラ笑った。変な人がいっぱいでてきて、突拍子もない変なことくだらないことをダラダラと言ってそのまま何とも言えない空気になって…という話。おおまかには。本当はもっと深い意味があるのかもしれないけれど、変な人たちの言葉の掛け合いが面白すぎて入り込めない。
ああ、猫の名前はなんなんだろう。最後の話でガツーンとやられました。
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漱石がダメ人間すぎる!!!いや、知ってたけど!!!
ということで、シャーロックホームズになった漱石に辟易したのに、また読んじゃうのは、そんな漱石が憎めないからにほかありません。
今回は「吾輩は猫である」をテーマにしたミステリ短編。というより、「吾輩は猫である」の作中に起こる良くわからん事件の真相を暴いちゃうというちょっと不思議なお話。
ともあれ。
この「吾輩は猫である」を読んだのが中学生だったため、記憶がかなりあいまいで「ああ、たしかに芋が無くなった」「そうだそうだ、三毛猫がいた」「ああだめだ、この猫死ぬ!!!」と。まぁ曖昧な記憶がほのかに浮き上がってもどかしい。これは、「吾輩は猫である」を近いうちに再読しなければならなくなりました。
「吾猫」を読んだ人も、読んだこと無い人も、楽しめます。
でもきっと「吾猫」に戻って見直したくなります。
そういう小説です。お見事でした。
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吾輩は猫であるに出てくるエピソードをミステリーにリメイクした物。中高生向けの作品ですが、大人でも十分に楽しめます。吾輩は猫であるを読んでたら、これがこんな風に⁉と楽しめるし、読んだことなかったら、夏目漱石の本を読みやすくなると思います。
因みに、私は夏目漱石の方を途中で挫折していたのですが、この本を読んで、本来の話はどんなんだったのか気になるので再挑戦してみようと思いました。
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「吾輩は猫である」の雰囲気を壊さず読みやすく面白いミステリ(^^)これを読んで「坊っちゃん」を思い出した。猫と先生のやり取りがイイ感じ!この家の書生になったら毎日ドタバタで楽しそう♪
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吾輩は猫である・・・う~ん、面白い。とにかく、夏目漱石の元ネタを知っている人にはクスリとできる、そうでない人にも楽しめる。逆に、この本しか読んでいない人で、面白いと思えた人は、ぜひとも元の方を読んで欲しい。
「吾輩は猫である」だけではなく、夏目漱石自身についてもある程度の知識があると、さらに楽しめると思う。
ただし、文章そのものも当時に近づけているところもあるので、慣れていない人には多少読みにくいかもしれない。とりあえず、第一話だけでもサラっと読んでみて、文体が大丈夫そうなら楽しめる。
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おもしろかった~~~
夏目漱石の「吾輩は猫である」の謎にせまるミステリ
本家の「吾輩は~」のエピソードの行間を埋める?知られざるエピソード?みたいな感じ
つっても「吾輩は~」を細かく覚えてないので、
ああそんな話もあったような・・?
みたいな><
くしゃみ先生が自由すぎて、え?ここまでひどかったっけ?って思った(笑)
書生の少年の頭脳が冴えわたっていていいかんじ
またちゃんと読み返したくなりました。
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先生と、名前のない猫と書生の「僕」と変わり者の登場人物たち。
「吾輩は猫である」の漱石作品は未読。
予習したほうが良かったか。。。
物語は記憶に残りにくいけど、登場人物たちはある程度思い浮かぶというのも珍しい。
結局猫の名前が何だったのか気になる。