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二人の男の子を持つ児童文学作家のエッセイ〜祖母は対馬で生まれ醤油屋に嫁いだが,東京で一旗揚げようという祖父と上京するが,長男・次男を戦争で失い,三男は腸チフスで死に,祖父にも先立たれた。一番上の伯母は生涯独身で編集者をしながら,私の父を大学まで通わせた。父が結婚しても千早町で一緒に住まい,祖母からは色々な物語を聞かされた。父の転勤と共に3度転居し,大学に通うために東京に来て,結婚した時に,人形好きの伯母は雛人形を持たせてくれたが,私には私に似たぼんやりとした息子が二人いるだけだ。子ども頃から本好きで,夢みたいな生活ができないと判ってから,自分で物語を書こうと始めた結果だが,物語を書く者が夢のある主婦とは限らないのだ〜そりゃまあ,そうだわ。普通のお母さんでしょ。去年の秋の段階で長男が高校受験だと書いているから,高校生と中学生のお母さんじゃあ,現実は厳しい。祖母と伯母の影響を受けていて,母の話は登場してこない。息子二人からヒントを得て物語を紡ぐことも多かろう・・・というのは「ほこらの神さま」だったかな。1959年生まれというとほぼ同年配なのだが
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2008.03.21. 小学生の頃よく読んだ富安陽子さん。のエッセイがあったなんて、それだけでとてもうれしい。懐かしい。飄々と、黙々と主婦をしているのだなぁ。なんだか、あったかい気持ちになるファンタジーを中心に読んでいたから、不思議な感じ。やっぱり、文章がうまくて読みやすい。好きな感じ。
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「ほこらの神様」や「小さなスズナ姫」の童話で知られる
児童文学作家
富安 陽子さんのエッセイ集
童話作家の日常や子育ての話しがおもしろおかしく
書かれていて、読みながら何度も(・m・ )クスッとしたり
うんうん、と、激しく同意したり…
学校の宿題の<音読>
そうそう、毎日、毎日、晩ご飯の支度をする横で
子供が読んでいる。 確かに楽しい話ならよいが
『ごんぎつね』はつらい・・・
夕飯の支度をしながら聞きたい話ではないわな(笑)
子供の宿題に悩み、物忘れのひどさに愕然とし
家庭教師の勧誘電話に怒り、道草をしながら帰った子供時代を懐かしむ。
受験生の息子さんのことや、PTAの役員に当たった話など
最近の私の事情とものすごく近い所にある題材なので
そういった面でも共感できることが多くてとても満足できるエッセイだった。
うす墨色の空から、絹糸のような雨が降る季節になると・・・
遠い日の記憶はいつもまろやかで香ばしい・・・
文章も詩的で美しい。
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実はこの方のお母さまは、私の母が知っている人でした。
そんな縁で、母が貸してくれた本。
読みやすい文章で、1時間もあればサクッと読めてしまう。
単純に楽しかったです。息子さんの話題なんかは近所のママ友と話している感じ。
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児童文学の作家さんだそう
あっけらかんとおもしろい
簡潔で読みやすい
2人の男の子の母でもあり
所々に子育てが垣間見えた
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以前富安さんの講演会に行ったことがあり、そのときのお話がとっても面白くて、あっという間に時間がたってしまった。(講演というと必ず一度は寝てしまう私が・・・)そのとき以来富安さんのファンです。このエッセイも実に楽しかった!母としての日常や、子供の頃の思い出、「あぁ、わかるわかる」って思わず笑ったり、懐かしさで胸がいっぱいになったり・・・読み終わって、笑顔で歩いている自分がいました。あと、イラストも好きでした。(特に『雛の家』)
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言葉がやわらかくて気持がいい。
なんということもない日常を切り取っているエッセイなんだけど、
なにかふんわりとして心地よかったです。
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せみ釣り!
これは夏になったら是非やってみよう!と思いました。
一回も脱皮の瞬間を見たことがないので。
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児童文学の作家である富安さんが雑誌「クーヨン」に連載していたエッセイ。富安さんのお話は、どれも面白くて子どもも大好きですが、このエッセイは、子育て(小学生~中学生くらいの子)中のお母さんが読むと、そうそうと相槌を打ちたくなるような話題がいっぱい。皆おんなじねと、笑ってしまう。
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楽しい!
なんだか気が楽になるエッセイです
内容とは別ですが、大変読みやすい日本語でした。勉強になります。
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大好きな児童作家、富安陽子さんのエッセイ。タイトルが秀逸♪ 自分の講演日時を忘れて、ファンのふりして講演先に問い合わせをするとか、笑えるエピ満載で楽しかった♪
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九十九さんシリーズ、オバケ医院シリーズ、天と地の方程式を読んで好きになった作家さんのエッセイ。セミ釣り、本当にできるのかな。やってみようかな。
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読書記録です。
著者の講演会に行きました。この本の中のエピソードはたくさんありましたが、実際に聞くと本当におもしろかった!
無理に笑わせようとはしていないところが、逆にキます。
「笑わせるつもりはないんだけど、本当のことなんだけど、ウケてしまう…」って感じです。
育児に悪戦苦闘したおかーさんなら、ブフっと笑いがこみあげるエピソードも満載です。
「童話作家の憂鬱」いいのか、こんなの書いちゃって。
「満月の夜の秘密」後日談を講演会で聞きました。
「国語教育を憤る」デジャブ
「PTA役員事情」激しくデジャブ
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キツネ山の夏休み、クヌギ林のザワザワ荘に続いて、作者本人のエッセイを手に取った。
文章のサラサラした透明感とはちょっと違って、なかなかぶっとく豪快な言いようをする人だった。
初めはその差異に戸惑ったものの、からっと明るい内容で気持ちよく、あっという間に読み終えた。
いっぺんいっぺんが短くて残念だなと思ったら、月刊クーヨンの連載だったらしい。
この連載は、多くの保護者の心を和ませてくれたことだろう。
子供時代の思い出を振り返る文が、やはりこの人の創作と一番似通っていた。
平易だけど、この作者にしか出せないような、優しく爽やかな言葉の積み重ねに感心した。
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「月刊クーヨン」に連載した著者のエッセイ集。ラジオのインタビューで聴いた著者の可笑しく愉快、しかしシットリと心を揺さぶられる話に再び遭遇し、ラジオから流れてきた著者の声まで蘇る感じ。
インターネット上で中古本で手に入れた本書。なんと著者直筆のサイン本でした。著者の氏名の右横に、2013.11.30.そして鉛筆を握った女の子のイラストも添えられていた。得した気分。