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20年前に書かれた書に、最近の事例を組み込んで再発売されたもの。そう言われれば、20年前のこの本、読んだかも。。でも戦争論にマーケティング論を重ねて、とても分かりやすく説き明かす。まぁ、市場というフィールドでの、戦争ですからね、商売って。
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大学時代、マーケティングのゼミにいたはずなのだが、未だにマーケティングとは何なのか判っていない。クラウセビッツの戦争論を引用しながら、マーケティングというよりも経営戦略本というべき?ベースは20年前だが色あせない内容。
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★山峰さん★
「こんにち成功するには、企業は競争相手志向にならなければならない。競争相手が持つポジションに弱点を見つけ出し、そこにマーケティング攻勢をかけなければならないのだ。昨今のさまざまな成功例は、このことを雄弁に物語っている」としている。どんなに目新しそうなビジネスにも少なからず競合がいるものだ。
「反撃の準備を怠るな」「できるだけ絞り込んだ前線で攻撃せよ」「どんなに成功しても市場リーダーのようにふるまうな」「マーケティング司令官は柔軟でなければならない」等、戦争論にあわせた攻撃的なマーケティング本。
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マーケティングの戦略と戦術に関しての本
クラウゼヴィッツの古典「戦争論」の戦略を借りて
歴史的に有名なマーケティングのケースをあげながら
マーケティング戦略を解説していく
企業の市場ポジションによってどのような戦略を展開していくべきかを
戦争時にたとえて説明している
根本的なマーケティング戦略的観点を身につけるためにはいい本だと思う
<SHIN>
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マーケティングというより、「相手といかに戦って勝つか」という競争戦略について書かれた本。
前半は、クラウセヴィッツの戦争論を元にした原則について。
後半は、ケースで、コーラ戦争、ビール戦争、コンピューター戦争などと楽しく読めるのでかなりオススメ。
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マーケティングとは顧客目線とか何とか言うより競争相手との戦争に勝つためなんだよ!
という鬼軍曹系のガチムチ系な感じの作者の主張はちょっと最初おもしろい。リーダー、フォロワー、ニッチャーという市場内ポジションの戦略をそれぞれ防衛戦、積極攻撃、側面攻撃、ゲリラ戦と分け基本的に戦争用語で話している。頭の中には常に江田島平八。押忍。
個人的に戦略としての上記3つの分け方は好きだし、納得できるのではあるが、その文章が平易すぎるし、例示も古く、戦争の例えもいまいち的を得ているか疑問の部分もあったのでいまいちだったかと。
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ちょっと広告戦略に特化しているきらいはあるが良書。
特に、マーケットリーダーではない企業(商品)にとって参考になる。
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アルライズによるマーケティング書。20年以上前に書かれたのでもはや古典とも言うべきか。
内容としては「マーケティングとは戦争である」とし、クラウゼヴィッツの「戦争論」を援用している。ニーズとウォンツによる消費者発信ではなく、競合を見ることで戦略を策定していく手法を取るのだが、具体的には「防衛戦」、「積極攻撃」、「側面攻撃」、「ゲリラ攻撃」。
マーケティング書を探しても結局この人の著作に行きついてしまいますね。妙に説得力がある。コトラーがあれほど評価されるならアルライズも評価されてしかるべき。
「マーケティングの戦場は心の中にある」
とは名言かな。最後で言及されている「良きマーケターの条件」も参考になる。
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ドイツの戦略家クラウゼヴィッツの「戦争論」をマーケティングに応用した本。
「今日のマーケティングの真の本質は、顧客に奉仕することではない。競争相手よりも、うまくやり、巧みに側面攻撃し、戦いに打ち勝つことである。」
こういう考えが、顧客無視、利益優先、品質低下の空虚なマーケティングをうむのではないかという懸念もあります。
あと、社員の質ではなく、「数こそが重要」という主張はどうかと……。
「この商品(iPod)の発売は楽曲ダウンロード販売のiTunesの導入とセットになっていた。これはいわば、空爆と機甲軍団を連動しての攻撃のようなものだ」という感じの比喩は、マーケティングの話を自分の好きな戦争で語っているだけかなという気もします。
市場リーダーは防衛戦、それ以外はリーダーに対しての積極戦を行え。
競争者のいない分野での側面攻撃をねらえ。
小規模な企業はニッチ市場でのゲリラ戦を行うこと。
散開して戦うな(=製品ラインナップをひろげるな)
ゲリラ戦をするには、組織の小ささを逆手にとって、意思決定を早くする。
ベトナム戦争では54万3000人の兵員の中に含まれる戦闘兵はわずか八万名ほどだった。
ローカルな市場、特定業界の市場もゲリラ向き。
高級品ゲリラもある。(クイジナートのフードプロセッサーやスタンウェイのピアノなど)
たいていの会社はゲリラ戦術をとるべき。
100社いれば、防衛戦は一社、積極攻撃は2社、側面攻撃をとるべきなのは3社。残りの94社はゲリラ攻撃をするべき。
コーラ戦争、ビール戦争、ハンバーガー戦争、コンピュータ戦争では
コンピュータ戦争のなかの一節はちょっと……。
「日本勢については忘れていい。彼らの石橋を叩いて渡る式の慎重な仕事の進め方は、ペースの速いパソコン市場と折り合わない。」
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20年前の本ですが、マーケティングの基本となる部分が書かれているということで手にとりました。
本書の中で例としてあげられているものは、第二次世界大戦の話であったり、数十年前のアメリカでのマーケティング戦略の話であったりしたので、わからないところも多々ありましたが、本質的な内容としてはわかりやすかったです。
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クラウゼヴィッツの戦争論と重ねてマーケティング戦略を解説する。具体事例も豊富で特にコークVSその他の戦争はおもしろい。非常に素晴らしいマーケティング本。
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いい製品が勝つのではなく、良い戦略を持っているから勝つ。
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終章
ミルトン・フリードマン
「何が何でも成長しなければならない理由はない。何が何でも成長したいという欲望があるのみだ」
成長とは、正しく仕事をやってのけた後についてくる副産物にすぎない。それ自体が目指すべき目標ではないのだ。
むしろ、成長志向は、無理な目標を掲げたり、判断を謝ることの現況である。
マーケティング戦争で大切な事は自分が何をやりたいかではない。敵をよく見た上手、それに合わせて自分がどうするかだ。
問題は株価をどれだけあげられるかではない。競争相手と比べて、どれだけ多くの顧客をつかめるかなのだ。
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クラウゼビッツの戦争論はビジネスにも有効で、シェア1位企業は防衛戦、2位以下は積極攻撃か側面攻撃かゲリラ戦でと。
ライバル企業がやってるからまねしてよいのは市場で有利な立場の防衛戦ができる立場の企業のみで、他企業がまねするといいことは何もないとのこと。
戦争論がそのまま現代戦に通用しなくなっているし(それでも古典としては有効だが)、すこしこじつけのようにも感じる。
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■マーケティング戦争
1.そもそも、真実って何だ。それは見込み客の頭の中にある認識である。
あなたにとって納得のいかないものかもしれないが、避けては通る道はない。
事実は事実として受け入れて、付き合っていくほかないのである。
2.マーケティング人が犯す最大の過ちは、防衛戦の強みを忘れることだ。
3.パイ全体を抑えているときは、自社の取り分を大きくするのではなく、パイそのものを大きくすることを考えるべきだ。
4.十分守りきれる程度の規模の市場セグメントを見出せ。
5.今日のマーケティング戦争の戦車や大砲は広告である。広告の使いこなし方を戦術レベルで熟知していない限り、マーケティング戦略家として大いに分か悪い。
6.良きマーケティング司令官は、現場から戦略を組み上げていきながら、細部にくまなく目配りする。戦略はシンプルかもしれないが自明のものではない。
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マーケティングは戦争である
戦争の二五〇〇年
兵力の原則
防衛の優位性
新たなる競争時代
戦場の性格
戦略の象限
防衛戦の原則
積極攻撃の原則
側面攻撃の原則
ゲリラ戦の原則
コーラ戦争
ビール戦争
ハンバーガー戦争
コンピュータ戦争
戦略と戦術
マーケティング司令官