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現役大学教授がこっそり教える株価予測黄金の方程式 木を観て森も観る! みんなのレビュー
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紙の本
さすがにサブプライムローン問題までは予想できなかったー、残念!(死語)
2008/03/11 22:25
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
「株式投資「必勝ゼミ」」第1講、第2講に続く応用編。三部作の完結編と位置づけている。本書では引き続き個別銘柄の株価予測の手法を解説している。「正統派のファンダメンタル分析の手法」と著者は胸をはる。
第1章では2007年以降の日本株の行方を予想している。個別銘柄の株価(木)を観る前に相場全体(森)を観ようとしている。
第2章は著者が開発した「Prof.サカキ式投資法」の要点をまとめている。前編の復習になっている。
第3章は「個別ケース分析」手法におけるデータの採り方、予測の仕方を説明している。
第4章では個別銘柄の事例を紹介しながら個別ケース分析を学ぶ。
第1章の予測では2007年以降の日本株を大胆に予想しているが、サブプライムローン問題の影響は加味されていない。執筆当時は予想されていなかったのだから仕方がないだろう。今(2008年3月11日現在)、その予想結果を見てみると、「2007年夏以降の日本株の先安」は当たっている。サブプライム問題がなくても下がっていたかどうかは微妙だ。「当分は円高・株安」という予想も当たり。2008年2月頃は日経平均は¥10,000~¥12,000と観ている。サブプライム問題を加味していない底値なのだから、果たしてこの先どうなるだろうか?注目である。
また、2008年3月期決算発表(2008年5月)が大底と見ている。その上で投資方針としては、 2007年夏以降半年は静観しながら、「極めて控え目」なスタンスで臨み、 2008年年初以降は活発に、というシナリオを描いている。
さて、第4章では個別銘柄の事例を挙げて個別ケース分析による2007年の株価予想を行なっているが、やはりサブプライム問題の影響が大きく、予想はことごとく外れている。
著者の手法は3冊読んでみてほぼ理解できたが、財務優良企業の安値圏だけを狙う投資法なのでじっくり構えていられるメリットがある。損切りしないから損もしない。「必勝法」ではないが負けない投資法と言えるだろう。
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