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お狐サマ2巻です。
このシリーズ、やたら表紙がかわゆいですね♪
紗那王の肩に乗っている黒猫は、意外な人物でした。
高飛車な紗那王(しゃなおう)に憑かれた桐緒(きりお)。
憑き主として認められようと悪戦苦闘の毎日。
ある日、お江都のお尋ね者・刀鬼坊シデンという悪党退治に向かったが、ひょんなことか懐かれてしまった。
新たな家来の登場に紗那王はどこか不機嫌。
しかも、ここ最近なにか隠し事をしているようで…?
冒頭、若手役者に夢中になっている桐緒。
桐緒は、普通の乙女なんだけど、武士道貫いてるあたりが男らしくて好きです。
新キャラのシデンは、下僕体質というか、やたら家来になりたがる人懐っこい青年です。
猪突猛進って感じで、いつでも全力で体当たりな体育会系。
シデンが仲間に加わったことで、更ににぎやかになった風祭(かざまつり)道場。
家族って感じで、あったかでいいですね♪
新たな災厄を自ら持ってきた桐緒に不機嫌な紗那王。
普通にしていても無愛想でツンツンしまくりな紗那王だけど、桐緒の危機には必ず助けてくれるので、やっぱり良い狐です。
この巻で気づいたんだけど、紗那王はツンデレってやつですね(遅)
で、もう一人の新キャラは、翠蓮王(すいれんおう)です。
紗那王の姉君で、かなりのぶらこんです。
愛しの弟に「すとーかー」扱いされて、報われない愛です。
兄の松寿王(しょうじゅおう)を入れてのお狐サマ3兄弟の会話はとても愉快です。
兄と姉は極度のぶらこんなのに、とっても冷めてる末の弟
お狐サマの世界では、横文字は全部ひらがなで表されてるのが面白い。
この2巻は、猫好きの私にはたまらない内容だった!
ただでさえ化け猫の化丸(ばけまる)単体だけでも可愛いのに、更ににゃんこにゃんこしてるんだもの。
斑娶り(まだらめとり)とかいうとっても気になる言葉が出てきたので続きがものっすごい気になります。
紗那王が桐緒に憑いたのは、思惑あってのことだったのねー。