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紙の本
勝者の歴史
2008/03/11 13:11
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りんご - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家さんは女性ながら骨太の話を書く人だな~と
いつも思いながらおっかけしているわけですが(笑)。
今回もかなり大きな太い話です。
魔族との戦いにかって、平和と繁栄を謳歌している人間の世界に老いて、かつての大戦を生き延びた龍が守っている一振りのそろいの剣…人と魔族の戦いを終わらせたその剣の、禍々しい経緯を人はほとんど知らない…ということの恐ろしさ。
体に刻印があるというだけで、人に差別される魔族の鬱屈と苦しみ。
実は「人が魔族を倒した」とされている先の大戦の真実は、勝者の論理によって、ことごとく塗り替えられていた…ということが、あくまでさらりと描かれていて、さっと読み飛ばしそうなところがやっぱり上手だな~と思います。
じわじわと恐ろしい世界が姿を表そうとする1巻は、ほとんどプロローグなのですが、世界を知らぬ主人公が、この先どう覚醒するのかが楽しみです。
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