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本当に女性にとって検診に行くのってすごい怖い・・・。恥ずかしい思い+痛い思いして検査って本当嫌だよね
本読んでて最後にヨーリが本当の女性になって行く感じがした☆なんか素敵な夫婦に思えました♪
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「女」である前に私達は「人間」
でもいつまでも「女」でいたいという想いもあり
葛藤し、焦燥感、喪失感の中で
自分を取り巻く人達と共に「今」を見出した洞口さん。
生きてゆくために、失ったモノ、得たモノ。
経験した人にしか語れない力強い言葉の数々に
一気に読み終えちゃいました。
あとがきの最後の一文。
私もいつか伝えねばな…。
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繊細な感受性を持った女優「洞口依子」という人を思わずにはおれない。彼女の人生は常に「葛藤」を思わせ、そういう人が対峙した「死」と向かいあわせの闘病は、その感性がゆえに酷く苦しい闘いであったことが伝わってくる。治療中よりむしろ治療後の人生をどう生きるかという場面が重く壮絶だった。病、とりわけ生死と向き合うそれとの闘いは、その人の人格を背負っての闘いだから、その人にしか闘い方のわからない孤独な闘いということになるのだろう。「洞口依子かく戦えり」は特異な例かもわからないが、「個人の闘い方」という点で普遍的なアドバイスを送ってくれる。
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映画「ドレミファ娘の血は騒ぐ」を観てから、なんだか不思議な雰囲気のひとだなぁ、とずっと気になっていたひと。
そんな同世代の彼女が、近年、子宮がん(子宮頸がん)を患い、手術、復帰、という話を、なんとなく耳にしていた。
本を出した、というのも知っていたけど、こわくて読めなかった。
もっと早く読めばよかった。
するすると読ませながらも、内容はわりと赤裸々だ。
そして、気になることもちゃんと教えてくれる。
・彼女の子宮である「アタシ」と彼女の話し合い
(これが「子宮会議」)、病院での検査結果がでるまでの経緯。
・「アタシ」が語る、洞口依子の生い立ちの話。
(この手法はおもしろかった。身体の中の子宮の目から見て語る、自分の半生。飼い犬や、飼い猫とかではなく、なんたって子宮だから。語ることも生々しい)
・術後、「アタシ」がなくなったあとの、復帰への経緯。
ホルモンバランスの変化による体調の変化。不安障害との闘い。
地獄のような日々を乗り越える姿。
こうした病気は、女性であればいつなんどき、己におきても不思議ではない。
彼女と同じように、病院に検査に行くことすらも怖くて先延ばしにしてしまうだろう。
結果の受け止めかた、家族、友人、仕事関係の理解と協力、そして夫婦の関係。
愛とか絆とかではなく、連れ添うふたりの理解と行動がなければ、乗り越えるにはむつかしいことだらけだ。
今後も、ゆっくりでいいから、ヨーリーの健康快復と活躍を願う。
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熱で朦朧としながら読了。
目には見えない部分だし、婦人科って行くの抵抗あるけどそんなこと言ってられないもんだなと。
乳がんは男性もかかるけど子宮頸がんは当然、女性しかかからない。
子宮頸ガンワクチン打ちました。
子宮を取り去る=女としての終わり、って気しちゃうもんなぁ。
死にいたる可能性は低かったとしても。
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さすが黒沢清が見つけた女優。サンダーバードさながらの疾走感あふれた文章。闘病生活、魂を救え。ヨーリーは二度蘇ったのだ。