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ドストエフスキーの「罪と罰」が現代の時代背景でリアルに表現されてる。ドフトエフスキーの小説も読んで、主人公の人を殺してからの心情は絵で再現するのは難しいかと思ったが、単なるリメイクで終わらない新しい表現があって面白い。「崇高なる目的が、流された血を贖う」、自分は資格がある人間であると信じる青年が、儀式の後に感情に押し殺されそうになる姿はリアリティある。
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表紙とあらすじで結構面白そうと思って読んだが、
4巻くらいまで読んだ現状はちょっと期待と違うような。
どこに向かっていくのかは興味があるけど、読み続けるのはちょっとしんどい。また、いつか気が向いたら…
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全10巻。
ドストエフスキーの『罪と罰』を下敷きに、現代の日本の物語に置き換えた作品。
原作では重苦しかったけど、こちらではドラマチックに話が進む。思わず息を飲んで次のページをめくる。
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2011年4月、完結済み。
生きることに意味を見出せずに足掻いている人、
ぜひ読んでみてください。
と言っても、暗い内容なので、精神状態がいい時をオススメします。
最終巻では、本当に自分が考えているようなことを
主人公がセリフとして表現してくれていて、泣きました。
アスペルガー症候群(発達障害)を持っていて、
人生を難しく考え過ぎてしまう傾向があるわたしですが、
この『罪と罰』の主人公も、きっと人生に意味を求めてしまう
種類の人間なのかもしれません。
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自尊心と劣等感でぐらぐらしている主人公。ある日ファーストフード店で売春を強要されながらも犬のようにグループについて歩く娘に気付く。リーダーとなっている女は調べるほどに悪辣で……害虫を取りのけたとしてそれが罪になるだろうか?「崇高な目的の達成が 流された血をあがなうだろう」いまのところ予測の範囲内。次巻に期待。
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引き込まれるストーリーは秀逸。ややキャラクターの書き方に難があるが淡々としつつ日常の変化に合っている。陰鬱した話に興味があれば。
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全巻分の感想。
最初は本家の「面白い」部分だけ抜いて無駄に陰惨にしただけかと思ってしまったが、全くそうではなかった。漫画なのに文学している。
人付き合いのできない私には、この作品を読んで何か光が見えたような気がした。
あえて文句を付けるなら、ラストシーンはもっと「希望に満ちた」ものにして欲しかった。
罪と罰の現代版、というネタは多くの人が考えるだろうが、世に出たのがこの作品で本当に良かったと思う。
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古書にて表紙買い。どう進むか、面白くなるか否かもまだ見えないですが、先が読みたいと思う作品。完結しているようなので、気長に買う予定。
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ドストエフスキーの「罪と罰」を現代の日本を舞台にコミックスに。主人公の心理の揺れを精緻に描き出す作者の画力を得て読ませる物語になっています。
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ドストエフスキーの『罪と罰』を現代日本に置き換えた話。そのせいか、どうしても現実感に欠けるけど、一気に読めた。でもヒロインの設定は幾らなんでも無茶・・・。
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「罪と罰」を,現代日本を舞台に描いた作品。
読むととても疲れる。
主人公のキャラクターは,一言でいうと,
「実在しそうなレベルの夜神月」みたいな感じ。
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言わずもがな古典文学の代表作と同名のタイトルで、原作を現代風に作り替えた漫画。全10巻。登場人物の名前が変だが、これは原作の登場人物の名前に合わせている為だと思われる。
一気に読んでしまいました。面白かったですが、なんかこう後味は悪目。
「罪を償って、生まれ変わって帰って来て」
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有名大学に進学するも、大学に通わず引きこもり生活を続けている裁弥勒(たち・みろく)は、ある日援助交際をしている女子高生の島津里沙(しまづ・りさ)に声をかけられます。彼の異様な様子に気づいたリサは、彼のもとから逃げ出しますが、その後弥勒は、リサが仲間の女子校生の馬場光(ばば・ひかる)に命じられて売春行為をおこなっていることを知ります。リサがヒカルたちの言いなりになっている姿を目にした彼は、自尊心を失ったリサと彼女を食い物にするヒカルに対して激しい怒りを覚え、ヒカルを殺害するという計画を頭に思い描きます。
ストーリーやキャラクター設定などは、ドストエフスキーの同名の小説とかなりの程度で対応していますが、言うまでもなく19世紀ロシアの無神論的な絶望と、現代日本の白々とした明るさの中の絶望とは大きく異なっています。その意味では、吉川英治の『宮本武蔵』と井上雄彦の『バガボンド』の隔たりよりも、ドストエフスキーの作品と本作の隔たりの方がはるかに大きく、ドストエフスキーにヒントを得た著者のオリジナルなストーリーと捉えるべきでしょう。
もちろん、長く実存思想に引き付けて解釈されてきたようなラスコーリニコフの延々と続く自分語りは、現代日本の引きこもり青年らしい劣等感と自意識過剰に置き換えられており、当節ふうのテーマを描いたマンガとしておもしろく読みました。