紙の本
中盤までは☆4つ
2014/08/01 23:54
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投稿者:アトレーユ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気読みしたくなるような、掴みは充分…ながら、結末は消化不良的。
驚愕のラストといえばたしかに…
でも途中までの密度の濃さを思うと、最後は肩透かしをくらった感じ。
終盤までは、底のないような薄気味悪さと、プロットの構築はがすごい。
忘れた頃に再読すると楽しめるかも(笑)
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突如失踪した愛娘の事件を引きずり、島に引きこもる主人公の精神科医と、治療を求めて主人公の前に現れる謎の女性。 彼女が語る妄想の物語は、愛娘の失踪事件と酷似していた・・・・
ネオ・サイコスリラーというカテゴリーに相応しい面白い切り口で進む物語。著者は放送作家のようだが放送作家らしく映像がイメージできそうな書き口である。
昨年ドイツで刊行されるや大ヒットとなったらしいが、確かに良く出来ている。
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突然姿を消してしまった精神科医の愛娘。失意のまま小さな島に引きこもった彼のもとに アンナと名乗る豪奢な女性が「私を治療してください」とやってくる。アンナの来訪とともに次々と起こる不可思議なできごと。謎に満ちたアンナの話すものがたり。アンナとはいったい誰なのか?失踪した娘の真実とは?
映画化決定だそうです。納得です。でも読んでいる途中でオチになんとなく予想がつきます。もうひとつ、何かが足りないような読後感があります。面白い本なんだけれども。
「恐ろしくも品格ある精神の書」という香山リカの帯が付いてなかったら 手に取らなかったかもしれません。 帯、大事です・・。
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怖かった・・・。パパの頭がおかしくなったとわかったときからずっと怖くて、でも犯人はママで、という複雑な。
現実と、パパの頭の中の出来事が、微妙に混乱するんですけろ・・・。
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目撃者も、手がかりも、そして死体もない。著名な精神科医ヴィクトルの愛娘ヨゼフィーネ(ヨーズィ)が、目の前から姿を消した。 死に物狂いで捜索するヴィクトル、しかし娘の行方はようとして知れなかった。4年後、小さな島の別荘に引きこもってた彼のもとへ、アンナと名乗る謎の女性が訪ねてくる。自らを統合失調症だと言い、治療を求めて妄想を語り始めるアンナ。それは、娘によく似た少女が、親の前から姿を隠す物語だった。話の誘惑に抗し難く、吹き荒れる嵐の中で奇妙な<治療>を開始するヴィクトル、すると失踪の思いもよらぬ真実が……2006年ドイツで発売なるや、たちまち大ベストセラーとなった、スピード感あふれるネオ・サイコスリラー登場!
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この帯を見たら、読まずにはいられません。。。
ある日突然、精神科医・ヴィクトルの一人娘が消えた。
捜索するが、行方はわからないまま。。。
そして、数年後、ヴィクトルは精神病院に拘束されていた。
そこで彼が語りはじめた真実とは。。。
この物語を読んでいると、
いったい誰がまともで、誰が狂っているのかわからなくなる。
頭の中が混乱しつつも、真実が知りたくて、
ラストまで一気に読んでしまいました。
休日の前の夜に、どうぞ。。。
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作者がJ・ディーヴァーのファンだというのもうなずける。ディーヴァーを彷彿とさせるジェットコースター・ストーリーは見事なもので、ノンストップで一気に読めてしまった。嵐に揺れる小さな島。そこで治療を開始する精神科医と謎の患者──この、シンプルで閉鎖された舞台設定が面白い。患者の妄想を聞くことによって、徐々に追い詰められていく主人公の変貌ぶりに惹きつけられた。先読みできる展開だったため真相を語られてもあまり驚きはしなかったが、そこから先のスムーズな収束とラストのサプライズは非常に気に入っている。引き出しが豊富そうな作家なので、今後のラインナップに期待したい。
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おもしろい!
途中で止められない!
独特の時間設定なんだけど、ぞくぞくする展開だ!興奮したさっ!
これが処女作なんて信じられなーい!
こうゆう”サイコスリラー”が大好きぃ!
2008年1月31日
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一気読み・・・とにかく人間の記憶?脳?程怖いものはない。
映画化、どうなるか期待・・・
ラジオキラーも読んでみよう。
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物語作家が書く話が現実にも起きる。
有名な精神科医の愛娘の失踪。
治療島に現れたアンナとは?
最後のオチがもう一つだった。
作成日時 2007年11月11日 13:53
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最高です。最高にお勧めします読書される方は是非読んで下さい!
自信を持ってお勧めするのであえてあらすじは打ちません^w^
ぁぁぁ図書館で借りず自分で買えばよかった…!
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この本について何かを書こうとすると、キーを叩く手がピタッと止まってしまう。
何を書いてもネタバレになってしまいそうなのだもの。
とにかくオススメ。・・・とだけ書いておこう(^_^;)
映画化される(された?)らしいけれど、それも納得。
エンターテインメント性の高い一冊。
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「怖い」っていう前評判とタイトルで、「一体どんなオドロドロしい治療が!」って思いながら読みました。
なるほど、この怖さですね。
主人公の精神科医ヴィクトルが精神病棟で拘束されている現代時間から、語り始める娘の失踪の真実とは?
最近オチが似たような話をよく見るけど、とにかく一気に読ませてくれました。
次々にイライラさせてくれる不可思議な事態。「何なのよ先を〜」
ラストはハッピーにはほど遠いのですが、後で考えれば考えるほど「あの時のあれは実はあ〜で=こ〜だったのか」と、全てが繋がっていくんですね。
図書館で借りたので読み返せないのが残念。
人間の狂気の怖さが好きな方にお勧めです。
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ドイツの作家セバスチャン・フィツェックの処女作
原題は「Die Therapie」
そのタイトルの通りひとつのセラピーが中心に展開するスリラー。
物語に翻弄されるのが好きな人なら
是非手にとって損はない作品です。
愛娘の失踪に失意の精神科医が独り滞在する小さな島…
精神を病んでいるという謎の女が現れ、
彼女のセラピーを始めるとともに、
彼の周囲で次々と起こる不可思議な出来事。
たった今目にしたものさえ信じられなくなる。
いったいこの島で、自分に何が起きているのか…
矛盾し尽くした現実が途切れなく出現し、
文字通り往き場を失う感覚は読み手の側にも
じんわりと滲み込んで来る不安と恐れを生じさせます。
孤島…謎の女…嵐…雷鳴
そして極限の精神状態へ
スリラー作品の常套ともいえるアイテムやシチュエーションは、
逆に一気にのめり込んだ読書をしたいと思う人には
待ってましたの読書体験を提供してくれるはず。
いったん読み出したら止まらないのは確かです。
映画「アイデンティティー」などがお好みの方にはお奨めですね。
ちなみに、
読後に目にした謝辞に現れている作者の姿勢と感覚は、
非常に好感を抱きました。彼の他の作品も読んでみたいです。
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面白くて、休みだったので1日で読み終わりました。
一人娘の失踪を追う精神科医の父親が主人公。娘はどこへ行ってしまったのか?
一体何が起こったのか?真相に少しずつ少しずつ近づいていく(遠ざかっていくようにも感じる)のがもどかしくも楽しい。
好きな人は大好きだと思う。
この作家の他の本も読んでみようかなあ。