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描写が素晴らしい。胸にグッときます。文章一つ一つが心に響く。忘れられない人かぁ。そこまで自分を烈しく傾倒させて自分の一部とすら思えるような人と出会ってみたいものです。
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一度は結婚したものの、別れなければならなくなった二人。しかし、それぞれにとって大切な、思い続ける人としてあり続けました・・・短編集で、それぞれの話に登場人物が再登場して物語を深めながら進んでいきます。(2007.7.11)
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もう、不覚にも号泣してしまった。『好きだから許せなかった』
『命を賭してでも、守りたいことがあるとすれば、それはこの愛をおいてほかにはないのだと(後略)』
『好きで好きでたまらないのに戻って行けなくて、(中略)思い出だけを過去だけを、見つめ続けていた日々もあった。』
・・・・・など、もう、私のツボにはまる言葉が乱列です。主人公、風子のゴンちゃんに対する忘れられない愛と、現在の旦那様に対する緩やかで優しい愛、そしてそのほかの人たちが誰かに対する愛が、にじみ出ている1冊でした。
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恋愛小説の連作(?)なんか考えさせられることがたくさんありました。
忘れられない彼がいるけど今のダンナさんのことはちゃんと愛してるし…。。。
あと改めて「血を分けた子供が欲しい」と文章で書かれると考えちゃった。。。
男の人は子孫を残すことが本能だけど
女の人はより良い遺伝子で子供を作りたいと思う。
071019
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全てのストーリーが誰かしらで繋がっている。幸せと不幸せというものも、紙一重の位置でメビウスの輪のように繋がっているものなのかもしれないです。
ちょうど恋愛小説を読みたい時だったので、ドンピシャでした。
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恋愛小説の名手と言われる著者。
『エンキョリレンアイ』を遠距離恋愛中のカップルにプレゼントしたことがある。
この作品も読みやすい。リンクしていく構成になっているので、あり得ない設定もあるのだがそれはあまり気にならない。
この作品ではゴンちゃんが魅力的。
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出てくる登場人物、全てがうざったい。そんな印象でした。人間らしいといえば人間らしいけど、妙にどろんとした感じが、終わってため息をついた原因かもしれない。私はそんな経験豊富じゃないので好きだから結婚、とかもなければ、好きだから別れる、というのも経験したことない。あまり感情移入は出来なかったけど、夏来の手紙の部分は少しだけうるっときた。やっぱり人と人ってどこかで繋がってるんだな、と思った。小手毬さんの本は初めて読んだんですが、描写にときめいてしまいました。流れるような描写は独特で、恋愛にとても似つかわしい。他の作品も読んでみたいです^^
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洋服を脱ぐのも、脱がされるのも、キスするのも、されるのも、もどかしかった。会いたかった。好きだった。好きで好きでたまらなかった。別れたあとも、片時も、忘れたことはなかった。だがら…、だからこそ。言えないことがある。二度と会えない人がいる。守らなければならないことがある―。抑えきれぬ想いとすべてを捧げる愛。涙なしに読めない本物の大人の愛のかたち。静かに、そして激しく本物の恋愛堪能小説。
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○収録作品○
「空は何色」
風子の、ゴンちゃんとの恋
一途で、夢中で、好きで好きでたまらない
「心をこめて、待つ」
洋子と豪さんの話
不倫から始まった関係
夫が色めきだって出かけるのを見て、不安にかられる
「桔梗を買った日」
風子の、河野さんとの新たな恋
お互いに失った人がいるからわかる、結婚という束縛への恐れ
ゴンちゃんと再会して、何かが変わる
「愛する人に歌いたい」
河野さんの元妻・夏来の心
「あなたへと続く道」
風子と若菜の話
はじめは焦燥感や穏やかでない気持ちがあったもの、若菜の行動に過去の恋愛を重ね合わせる
5編から成る短編集と思って読んでたら大間違い。
5章を全部読んではじめて意味を成す小説だった。
最初の1章2章が退屈すぎて、もう読むのをやめようかと思ったけれど読了してよかった。
さわやかな後味。
670
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忘れられない人がいて、
でも今はもう、その人と別の場所で暮らしてる。
決意とか覚悟とか、静かに願う気持ちとか。
ちょっと女々しすぎてねちっこいけど、いいお話。
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すごく切ない。
全体を読み終わった今、どこか一節を読み返すだけで、涙が出そうになる。
彼女の本は、愛する人とのお別れが出てくることも多いけど、
「もう二度とこんなに人を好きになることはないだろう」
と思っていた主人公が、後にまた同じくらいの幸せを手に入れるから
希望がある。失恋して終わり、じゃないから。
きっと、その相手じゃなきゃダメ、というのは勝手な思い込みで、
結局はみんな自分の寂しさを埋めたいだけなのかもしれない。
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短編集だけど、全ての物語がしっかり繋がっていて、いつもなら「この真相はどうなんやろう」とか気になったまま終わるからもやもやするのに、これはスッキリした。
「あなたへと続く道」は、切なかった…
前の夫の娘(後妻の連れ子)が今の夫のことを好きになったり。
彼女は同志社出ということもあってか、作品にたくさん京都の地名が出てくるからなんだか嬉しくなる。
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ー今までもこれからも、いつの日もわたしの人生の中に在る道。もう二度と歩くこともないし、選ぶこともない、あなたへと続く、たった一本の道。ー
大事な想いはこころの中に在る。
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図:短編集。風子とゴンちゃんに関わりある人々の話が1冊に。思ったより思い恋愛小説。
内容(「BOOK」データベースより)
洋服を脱ぐのも、脱がされるのも、キスするのも、されるのも、もどかしかった。会いたかった。好きだった。好きで好きでたまらなかった。別れたあとも、片時も、忘れたことはなかった。だがら…、だからこそ。言えないことがある。二度と会えない人がいる。守らなければならないことがある―。抑えきれぬ想いとすべてを捧げる愛。涙なしに読めない本物の大人の愛のかたち。静かに、そして激しく本物の恋愛堪能小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小手鞠 るい
1956年岡山県生れ。同志社大学法学部卒業。93年に「おとぎ話」で「海燕」新人文学賞を受賞。95年、受賞作を含む単行本『玉手箱』でデビュー。2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞を受賞。ニューヨーク州在住
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小手鞠さんの作品は、恋愛ものというイメージがあった。
まぁこの作品ももれなく。
5編の短編が入っているが、入り組んだ人間関係でそれぞれに関係性がある作品。