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いつも学校の図書館のすみにいるふしぎな少年。好奇心と探究心旺盛な
ディッタは、ある日思いきってその少年に話しかけ、その子が幽霊である
ことをつきとめます。一方、友だちのマックスの部屋にも幽霊が出ることが
わかり…?
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学校の図書館のすみ、辞書の棚の近くの机、木の葉の影がちらちらしてるところ、古めかしい青いシャツを着た男の子が本を読んでいる。でもいつも急に消えてしまう。他の人には見えないらしい。ディッタが話しかけてみたら、なんと幽霊で、その本にとりついているのだという。名前はヒリー。
友人のマックスの家の部屋の床にも不思議な恐ろしいことがあり、パソコンをつけたらさらに恐ろしいことが起こっていた。
ディッタは、幽霊の少年ヒリー、そしてパソコンがとても得意な妹ミラベルとともに、探偵となって、この出来事を解決しようとする。いつもノートパソコンを持ち歩いている、変わり者の90歳のボルディじいさんも絡んできて、ずっとずっと昔の物語に遡り・・
幽霊には幽霊をって、会話するんですが、それが面白いですね。退治するではなく、より良い方向に。物語の展開が上手いなあ。すっかり引き込まれてましたよ。
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小学生向けの幽霊・冒険もの。
さらりと軽いので読みやすい、ように見えて、読後感はいつものマーヒーらしく暗い。
これがカニグズバーグやピアスなら明るい気分で読み終わるだろうになぁ。
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さすがマーガレット・マーヒー、ストーリーの展開でぐいぐい引っ張られました。
これを書いた当時はかなりのお年だったはずですが、パソコンをネタの一つにするとは驚きです。
それにしても、親というものは子どもに向き合ってるつもりでも向き合えてないのでしょうかね、ということも感じた。