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高い山の上から見ると、世界が一望できるように、数学の世界ではひとつ次元を上げることで形が見えることがある。次元を下げることで、実態が見えることがある。積分と微分の関係だと思えばいい。
最先端の物理学でもこの手法が生きている。この本を読んでの最初の感想。それにしてもこの邦題は誤訳もいいところなんだけど、監訳者の物理学者が許してしまっているから仕方がない。このタイトルは間違いなく誤訳である。そして帯に書かれている「すぐそこにもうひとつの次元が存在する」というのは まだ確かめられていないことだ。第一、この世界が4次元時空だと誰が決めたんだろうか。そこが怪しいと著者が言っているではないか。
まあ、そんな売らんかなの工夫はほっておくことにしよう。さらに、「この本はわかりやすい」と盛んに言うのはやめてほしい。これは大学で物理学を習う人のためのガイドブックというレベルの本であって、簡単な書物ではない。著者もそれを認めている。
実際、私はこの本を1日20ページの速度で読んだ。20ページが講義1回分という感じだ。合間に他の本も読んでいるけれど、こんなに時間のかかる本は久しぶりだ。
読み終えて、今、現代の物理学の最新事情(とはいええ、2年遅れているけれど)の全貌を知ることができた。こんな本は珍しい。普通はある学者のある学説についての本になってしまう。それも著者が先端にいるひとりだからできることなんだろう。
読んでおいて損はないが、途轍もなく辛い道のりなので、あまり人に勧める気はない。もう何年か経つと、著者の言う通り、誰の説が一番真実に近いかがわかるかもしれない。それまではどの説も可能性止まりなのだ。
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とても興味深く宇宙の神秘に魅せられたりもしたが、やっぱり長い。難しい。章の始めに短い小説のようなものも付いていたけど、ソフィーの世界みたくすべて物語のように書いた本にはできないのかなぁと思ってしまう。
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久々に脳に刺激を与えてくれる厚い本だ
5次元でも三次元でも6次元でもn次元でも数学的に可能であり真理である。
また我々の感じる3次元の世界が単なる3次元のポケットだという言い回しに、納得
そして、日常の常識にも解けていない事象がある事に そうだペーパクリップを吸い付ける磁石に重力は負けているのだ。
なぜだ、それが、まだ解明されていないのである。このパッセージに衝撃をうけました。
そしてパッセージは核心を突いてくる
ホログラフィーの話をだしつつ
超ひも理論 ブレーンワールド LHCへの期待!!
シュバルツシルト半径の話題もやんわりと
文章はエレガントなんだけど、
もう頭はついていきません!!
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SFではないサイエンスの不思議、あるいは世界をとらえるものの考え方、を小説風な文を交えて読ませてくれる。
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読みきりたい。理解できている訳ではないけれど。頭の中で想像すると迷路に入っていく感じだがいつかスッキリしたいと言う誘惑が十分。時間を見つけてまた挑戦。(08-3)
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数式を一切使わずに5次元時空を解説。すごい。
サイモン・シンほどではないですが、一般の人にも読みやすいサイエンス本です。(佐々木貴教)
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どうやら21世紀のアインシュタインはこの女性だそうです
5次元って・・・
私は3次元でいっぱいいっぱいです
これを読めばあなたも最先端!
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ハーバード出て、ハーバードとプリンストンとMITで終身在職権を持っている、なんてかっこよすぎ。しかも美人だし!
〜映画「カサブランカ」のでピアニストのサムが演奏した"As Time Goes By"は、第四の次元のことを言っていた!〜物理学上の真実は、まさにこの発見のようにして得られることがある。ちょっとした手がかりが、ときに思いもよらなかった関連性を明らかにするのだ。運がよければ、探していたものよりすばらしいものが見つかる---が、それにはあらかじめ正しい場所を探していなくてはならない。物理学では、いったん関係性が見つかれば、たとえ最初の手がかりがあいまいでも、あとは最も適切だと思われる方法で意味を探せばいい。すでにわかっている事項から結論を推測してもいいし、自分が正しいと信じる理論の数学的帰結を演繹してもいい。〜こんな風に、最近の物理学の動向を、数学ではなく、ことばで説明してくれる。「巻き上げられた余剰次元」「ブレーンワールド」「ワープするパッセージ」物理学の方法論、アインシュタインの相対性理論以降、量子力学、素粒子物理学、ひも理論と物理学の歴史を追っていって、余剰次元宇宙の話へ。ここまでくると、やっぱり思想?ことばを使った想像力の世界。高校までに習う物理って、アインシュタインより前のことだもんなぁ。訳に整合性がないところが若干気になるけれど、英語の方が読みやすいのだろうか??途中まで読んで、挫折。
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ちょっと難しいかなって思います。
最初の解説はどの本も同じようにミクロな世界の解説から
始まるんですが、だらだら読んでると途中でさっぱり
になります。
読んでも現実感がないですね。
作者が何と言おうとSF小説みたいです。
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宇宙論に関する物理学を俯瞰しつつ、後半がランドール博士の理論の説明。
まず「この人宇宙大好きなんだな…」というのが伝わってくる。
翻訳なのに、ここまで楽しさが伝わってくる本も珍しい。
しかしいろいろと伝えてくれているばかりに、話が複雑になりすぎているのか、
結局結論は?ブレーンワールドに住んでいるってこと?と
正直よく分からなかった。
ランドール博士のパワーと励ましによって読破できたかな、という感じ。
もう一度じっくり読み返したいなーと思う。
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現在注目の女性理論物理学者 リサ・ランドールの待望本
欧米では大学のテキストとして使用されているよう
秘かに存在する5番目の次元(目に見えない可能性)を数式を一切使わず、身近なたとえで解説
5次元を考える事で世界にどう影響するのか、また
理論を導く為に、学者たちのたどった思考回路と興奮が伝わってくる
高校で習う一般相対性理論、量子力学がザッと理解できていれば読める
ただページ数600ページ
読み終わった後は、理解というより達成感だった・・・
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物理学の理論史的なところは少しはためになった(?)
最新の研究になると、どれぐらいついていけてないのか・・・。
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四次元より高い次元を余剰次元といい、その痕跡はテフロン加工にもあるという・・・って何?それはとてもわくわくする謎!素粒子の消えた先の異次元をひもとく。まだまだ全部読めてないけど!そして著者めちゃ美人やけど!まあきっと本人もそれを言われるのは(以下略)
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例えが巧いので、現代物理の概念が「なんとなくわかった感じ」になりました。
でも、ある程度の現代物理の基礎的な知識がないと、やっぱりわけわからんかも。
それにしても、長かった。
もう一回読み直すのは…まだしばらくイイやw
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目に見える世界が全てじゃない。
理屈の上ではこの世界はあまりにも窮屈だ。
四次元どころか三次元に縛られた人におすすめ。