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数にかかわる日本のしきたりについて述べられている。
ただ、薀蓄が並んでいるだけなので、読んだ後になんとなく時間を浪費した感じにもなることは否めない。
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なんとなく勉強になる。大黒天⇒商売繁盛・打ち出の小槌・大きな袋。恵比寿⇒漁農商業・日本・鯛・釣竿。毘沙門⇒武闘・知恵・甲冑・槍。弁財天⇒財産・紅一点。布袋⇒福徳の神・大きな腹・軍配。
2008 2/16
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これを読むと、ただの慣習として行っていた行事、所作も、それぞれのこめられた意味が理解できて、なんだかいつも以上に真剣に伝統を重んじよういう気持ちがわいてくる。
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季節感を重んじ,自然に感謝し,人生の節目を大切にする。
そんな日本人のしきたりを紹介している本の続編。
本書では数にまつわるしきたりが紹介されている。
「日本人のしきたり」と同一の内容も目立ち,
個人的には既知のものが多いが,
数に関する日本人の知恵やセンスを楽しめる。
現在,素晴らしい多くの伝統が廃れつつ,形骸化している。
自国の文化を誇れない人が多いという寂しい現実である。
余談だが,
「『三十六計逃げるに如かず』という言葉は,私たちも日常生活で案外よく使っています。」
と本書にあるが,そんなには使ってないだろうと思った。
まあ,それだけしきたりが廃れているということだろうか…。
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生活の中に密着している数のしきたりや、言葉の意味が理解できます。
普段なにげに使っている言葉にも深い意味があるんですね。
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日本の数に対するこだわりは武家社会で培われたものが多いことを知れる。慶事・弔事における作法も分かる豆知識本。言霊然り、文化や慣習は論理では説明できないし、その必要もない。
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「日本人のしきたり」の続編とも言うべき本です
「日本人のしきたり」と重複する内容も結構あります
知ってるつもりになっていた事が実は違っていたり・・・
お節句の意味とか、本当に知らないことばかりでした
でも本来はこういう内容って、家族内で受け継がれていくべきものなんと
思うんだけど、そういうシステムがもう崩壊してしまってるんだね・・・
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数に関する習慣、伝聞などを知ることができる。
何か数が現れたときに、薀蓄を示すこともできるかもしれない。
常識として読んでおくとよいと思った。
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数にまつわる、日本のしきたりや行事などの由来について。
こうやって見てみると、すべての数に意味づけがされていて、中には、こじつけじゃない?と感じるものもあるのですが、ささいなことに意味や縁を感じて生きてきた日本の文化に敬意を払っていかねば、と思うようになりました。
今日では、形だけ残っている状態の行事にも、意味や理由を感じて行うようにした方が、より味わえそうです。
紐解いてみると、ほとんどのことの原型は中国から渡ってきたもので、日本なりの解釈や変化を遂げたもののようです。
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日本にはこれほどの数のしきたりがあったとは驚きです。
本書で紹介されるしきたりは中国由来のものが多く、縁起を担いだり易学に基づいたりと、成り立ちは様々です。
言葉は知っていても、その意味や由来までは知らなかったものも多く、勉強になります。しかし、時代の流れには逆らえず、有益であったしきたりも、今のご時世にはそぐわないものであったり、必要ないものがあるのも事実です。
『旧石器時代では石器を使って狩りをしていた。ならば今からでも遅くはない、石器を使用した狩りを復権させよう!』という理屈は馬鹿げてます。その時代その時代で合理的であったというだけにすぎません。
そういえば昔はアパートや病院に4号室が無かったなぁ~と、何だか懐かしいです。死を連想させる数字だからと教わりましたが……それらも今はあんまり見掛けないですね。
偽物が本物になる。
元々の儀式や風習が変遷して、当初の内容とは異にしたしきたりになっていることは、何かご利益があるのかなぁ?なんて思ったりします。どちらが優れているとかではなくて、そこはやはり信じるか信じないか、の差だと思います。
日本語の乱れが指摘されていますが、しきたりでさえオリジナルを求めるのは容易ではなく、オリジナルを尊重するのかアレンジを尊重するのか……。言葉遣いの問題なら個人の好き嫌いで決めても問題はないでしょうが、これがしきたりとなると、大問題です。今行っている儀式の意味と、本来の意味とがかけ離れているという事実を目の当たりにしたとき、その人の信仰心が試されます。
なかなか面白かったので僕の評価はAにします。
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日本人の「数」に絡んだ「しきたり」の解説本。縁起が良い数(奇数)と悪い数(偶数)の源は、古代中国から伝来の「陰陽思想」の影響で語り継がれているに過ぎない。▶「村八分」とは、冠、婚、葬、追善、出産、建築、旅行、火事、水害、病気の十種が共同体の交際内容とされているが、葬儀と火事以外の八種に関して仲間はずれにした。▶「八百長」は、明治時代の八百屋の店主・長兵衛が由来で、お得意さんとの囲碁の勝負では、わざと勝たせてご機嫌をとっていたという。
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一から十まで、それに百、万、億など数にまつわるしきたりの成り立ちを解説している。
古代中国から伝来した習慣、仏教由来、芸能由来など様々。迷信めいた根拠の無さそうなものから、昔の人たちが体験の中から培ってきたものもある。こうした格言には大きく分けて2つあるようだ。「昔の人は良いことを言う」と思えるものか、自然への畏れや権力者の都合で決められた儀式のような不合理なものか。
言葉は世につれて変化し、使われなくなったり意味が変化していくものだ。そんな中で例えば「お百度参り」などは鎌倉時代に既にこの言葉が存在していたとか、何百年という単位で残っている言い回しもあるのは驚きだ。
現代でもよく使われている言葉、近年は使われなくなった言葉など、教養として読んでいるとそこそこ面白い。