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十人に一人がHIVに感染している国南アフリカ。かつて白人極右組織による黒人抹殺の陰謀を打ち砕いた日本人医師・作田信はいま、新たな敵エイズと戦っていた。民主化後も貧しい人々は満足な治療も受けられず、欧米の製薬会社による新薬開発の人体実験場と化していたのだ。命の重さを問う感動の長編小説。
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『アフリカの蹄』の続編。アパルトヘイト撤廃後の南アモデル。
アパルトヘイトの問題は一応なくなったものの、エイズの問題に苦しむ人々。その解決…というより改善を目指す信たち。
ついにパメラとタケシに直接的被害が及んだときはドキドキしたね!本当にこんな武力行使みたいなことがあってたのかな。
深い…重いテーマだけど、考えさせられる一冊だった、ホント。
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アフリカの貧困、はびこるエイズ、利権を守りたい政府、製薬会社の非合法な治験。と考えさせられるテーマ。ある新薬Xを従来の薬よりも良く見せる宣伝の仕方について何通りも示してくれたので、「あ、物事の本質ってこんなにも簡単に隠せてしまえるんだなぁ」と思った。