ＴＧ Ｕ−２２ Ｔａｌｅｎｔｅｄ Ｇｉｒｌｓ ２２歳以下の女性タレントをクローズアップ！ みんなのレビュー

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投稿者：光森長閑　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

多くのすぐれた美少女関係の冊子を企画・編集している有限会社カバーから、このたび22歳以下の女性タレントの名鑑が発行されました。
　かつて発行されていた「TG」という冊子自体すでに過去のものとなっていますが、この「TG」というタイトルを冠したタレント名鑑は2002年年末の「TGタレント名鑑2003」以来およそ5年ぶりとなります。ファンとしては懐かしくも頼もしい響きに聞こえます。
　カバーが手がけるタレント名鑑となると、昨年春に発行された「女性CMタレント名鑑2006」以来です。1～2年に一度はカバーの名鑑にお目にかかることができますが、2007年バージョンは本誌ととらえていいでしょう。
　今回のこの名鑑はこれまでのものと若干趣が異なり、型はB5判と大きめ。グラビア誌の色彩が色濃く出ています。
　表紙を堂々飾るは長澤まさみちゃん。中を開くと、前半は長澤まさみちゃん、後半は堀北真希ちゃんと、当世を代表する人気女優両名のグラビアとインタビューが待ち構えています。
　近年の映画界の勢いも反映して、長澤まさみちゃん、堀北真希ちゃんも含め、スクリーンで大きく羽ばたく6名の特集もあります。新顔では南沢奈央ちゃんのインタビューも掲載されているほか、後半にはCMの特集もコンパクトにまとめられています。
　名鑑のほうは前掲の「女性CMタレント名鑑2006」から5名増えた470名のプロフィールを掲載しています。単にプロフィールだけでなく、今までで一番印象に残っている仕事や、好きな本・映画など、人となりに迫るクエスチョンが掲載されているのも特長でしょう。
　若手女優の世界がこれだけ元気になりながらも、現状では女性タレント専門の名鑑を手がけているのはカバーくらいしかありません。ファンにとっては、一般のタレント名鑑に掲載されていないような女性タレントを検索したいとき、冊子になっている専門の名鑑がないと非常に不便ですから、カバーには心から感謝したいものです。
　どのようなスタイルで発行されるか、また時期も決まっていないだけに、こうして巡り合えた時の喜びはいつも大きいものですが、定期的に発行される安心感も味わいたいものです。編集の大変さ、また顔ぶれや切り口が大きく変化しないのにルーチンワークになってしまうマンネリ化へのきらいはあるにせよ、それを超えるだけの度量をカバーは持ち合わせていることを多くの読者は知っているはずです。