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200万字の本を読むことで
たった1秒だけ時を止めることができる一族『時載り』
この物語の主人公である少年、久高の幼馴染であるリンネはそんな変わった一族の娘。
本を糧に生きていく時載りにとって、本はまさに生きていくために必要な食料源。
だけどリンネは読書が大嫌い。
人間の女の子みたいに甘いものが大好きで、わくわくするような冒険を夢見る、少しおてんばな、どこにでもいる少女だった。そんな少年少女たちが繰り広げる、ひと夏の冒険譚
今まで特に意識しなかった自らの種族の謎や、その争いに巻き込まれたり。同じ時載りとの出会いがあったり、とにかく危険な目にあったりしながらも、少年少女たちが友情を育み、強く逞しく成長していく青春エンタ物。
小難しい物語や鬱物語、ドロドロ悲劇物語などに
疲れた人にオススメの懐かしい子供の頃の夏休みの物語
夏休みの読書感想文課題図書に推薦したい一冊。
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これ、良いよ。
ラノベ界の活字中毒1位2位を争うぐらい。
もちろん、長門さんとね?
リンネちゃんの性格が好きですv
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清野静先生、デビュー作!
「わくわくするような大冒険がしたいな」
200万字の本を読むことでたった一秒だけ、時を止めることができる一族“時載り”。僕(久高)の隣には、時載りの少女・リンネがいる。
この物語は、僕・久高と好奇心の塊・リンネが体験した、とっても不思議な世界を描いてある。
登場するキャラ達が、皆可愛い!(顔だけではなくて)美少女なのに無謀なリンネがお気に入りです。とてもファンタスティックな世界で、とっても面白い!!
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認識を糧とする種族という斬新なアイディアや、表現豊かで瑞々しい文体はかなり良い。ただ一点、主人公達の年齢設定がどう考えても間違っていると思う。結局、最後まで違和感がとれず、それがとても残念。
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時載りとしての設定は面白かった
ちょっと、久高は主人公にしては影薄い印象があった
もう少し大きな仕事をしてもいいんじゃないか
最後に妹の凪が、あんな能力あるとは驚いた
主人公より使えるじゃないか
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本を読むことを栄養を摂取し,200万字の文字を読むことで1秒だけ時を止めることができる不思議な一族“時載り”の少女リンネの冒険譚。「わくわするような大冒険がしたいな。物語みたいな。」というリンネの言葉で始まる展開は魅力的。
物語は隣家の幼馴染 久高が書き記した形式をとっており,昨今のライトノベルらしからぬ丁寧で落ち着いた文章は好印象。子供のころに読んだ児童文学が思い浮かぶ。作者もその辺を想定しているのだろうなあ。
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本を読んで生きる"時載り"の少女リンネと
幼なじみの久高の一夏の冒険……だよね?(笑)
なかなかライトノベルらしい面白い設定で楽しめた。
登場人物たちそれぞれになんか隠れた設定がありそう。
そのうちただの人間の久高にもなんか裏設定が出てくるんじゃないかと(笑)
物語は不思議な本を拾った久高たちが、その落とし主の少女を捜すところから始まる。
けれど、途中でそのことは脇におかれてしまった感があって、
あれ? この展開いいの?
とか思ってしまった。
結果的に本筋に戻ってくるんだけど、なんとなくそのことが気になったかな。
ちょっと整理されてない感じ。
たぶん、これが作者のデビュー作だからだろう。
もう少しこなれてくれば、すごく面白くなりそうな予感がある。
とは言え、読後感がすごくいい。
なんというか、余韻がある。
この物語がこれから先、どう広がっていくんだろう?
と期待させるものがある。
ちなみに、主人公たちは
12歳の小学六年生なんだけど、
全然そう思えないよ(笑)
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文章がとにかくきれいだったという印象。また、主要人物が小学生なのも、珍しいかも。
ストーリーには荒削り感があったけども、他の作品にはない魅力たっぷり。
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既刊5冊。未完結。あと4冊は出ても良いかと。
リンネはラノベには珍しい、伸びやかで元気いっぱいな子。眼鏡のリンネも好き。
硬軟入り乱れて、多数の本の紹介がある。けど、通常人には到底読破不可能なタイトルもある。
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200万文字の本を読むと、1秒だけ
時を止められる一族の少女。
彼女の希望をかなえたら、それがすべての始まり。
陽気に我儘?
いやちょっと我儘とは違う感じはしますが
そんな感じ??
思い付きが本当に現実になるとは。
むしろ自分の一族を知る事になろうとは?
色々と背景が見えてきますが、それよりも最後。
えらく切り札が多いな、と。
とはいえ、それはないだろう! という設定も
展開もなかったです。
それ以外に興味があるのは、200万文字。
本一冊に換算すると、どれくらいのものが
それに該当するのでしょうか?
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ファンタジー小説として話の軸がしっかりしている印象を受けた。まだまだ所々に粗さが目立つものの、この作品から作者の小説に対する愛情を感じるのでそこが読了後の好印象に繋がっているのかもしれない。
「200万字の本を読む事でたった1秒だけ時を止めることが出来る」という設定は確かにあまり見ないタイプ。大きな代償で小さな奇跡を為し得る。これは努力に依って大事をなすということよりも、“時載り”の一族にとっては本を読む行為は生きるために必要なのだからこそ、この分量で十分なのだという主張を感じる。
個人的にはこの作者はライトのベルよりも、純粋に童話ファンタジーとかで活躍したほうがもっと良い作品を作れるのではないかと思えるのだがどうだろう?