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一年前にバイクの交通事故で父親をなくしたユウタ。小6の夏休みに1人、父とよくカブトムシを取りに行った山奥のダムへ行った。突然の雷雨で足を滑らせ気を失ってしまう。目覚めたユウタの前には見知らぬ女の子が…。
分厚さに反してとても読みやすかったです。中学校に置いてあったけど、これならよく読める高学年にも向くかも。内容も起承転結が分かりやすかったり、こういうこと?と推理したり、そうきたかぁー!と楽しめる内容でした。
ただ、リアル思考な大人の私にはラストにひとつだけ、あーあと思っちゃいました。その手の奇跡、私のようなリアル思考の子どもには受けないかもしれませんね。
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さえ子との別れのあたりから涙が...(;_;)
私が子供だからかもしれないけど、面白いと思った。
先生に借りたものだから再読は難しいけど、自分の本だったら絶対再読すると思う。
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ダムの底に沈む村で夏休みを過ごすことになった少年の物語。
思っていた通りの結末だったが、泣いた。
生きていれば、必ずいいことがある。
どんなどん底にあっても、それを信じさえできれば、どんな場所からも這い上がっていける。
よし、頑張ろう。
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この本は国語科のK先生からのご推薦で3年前に購入した本です。
K先生はご自宅の車庫を書庫に改造したほどの本好きの先生で、
ご自分が読まれて良かった本や
生徒にどうかな、と思われた本を
教えて下さいます。
この本もその中の一冊です。
川口雅幸著 「虹色ほたる」
可愛いだけでなく、とても綺麗な、
郷愁を誘うファンタジーです。
『一年前に交通事故で父親を亡くしたユウタは、小6の夏休みに一人、父との思い出の地を訪ねていた。
よく一緒にカブトムシを採りに来ていた山奥のダム。
今は使われていないそのダムで、ユウタは突然の雷雨に襲われ、
足を滑らせて気を失ってしまう。
やがて目覚めたユウタの目の前には、一人の小さな女の子とダムに沈んだはずの村が・・・。
タイムスリップした三十年以上前の村。
かけがえのないもう一つの夏休みの、はじまりだった』
字も大きく、表紙の絵も可愛いく、
しかも内容がファンタジー・・・。
けれど、この本を読んで
心の中にジワーと温かいものが広がっていくのは
子どもでなく大人だと思います。
高校生のみなさんにもどうぞ。
2009年に購入してから、毎年コンスタントに
数人ずつ借りていってくれています。
この本を読んで、良かったぁ、と言って返しにくる生徒たち。
心優しい生徒たちです。
分類 913/カ
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図書館の返却棚に置いてあるのを見かけて手に取ってみました。
表紙の絵に惹かれてしまいました。色合いとデザインが素敵です。
ネットで何回か見かけていた『アルファポリス』という文字とロゴが気になって借りることを決めました。
子ども向けの本だろうな…とは思いますが、子ども向けといっても小説を書いているのは大人だし、子ども向けの本のほうがなんだかワクワクするかもしれない!など過剰な期待をして借りてしまいました。
さて、どんな物語なのでしょうか?
今回、本を登録するにあたって検索結果にDVDもあることをしりました。
機会があればそちらも観てみたいと思います。
あっ、まだ読み終わってないのに…。
――――――
読み終わりました。
子ども向けはもしかしたら私にはもの足りないのではないかと一抹の不安もありましたが、読み終われば何だか清々しい気持ちになりました。
読み進めていくうちにこの表現は子どもにわかりづらいのでは?とかこんな言葉を子どもが知っているのか、理解できるのか?などなど腑に落ちないところが多々ありましたが、そういえば自分も幼い頃意味もわからない単語や表現を読んでは辞書を引いたりして追求していたな…と思い出しました。
子どもは大人が思っているよりも幼くは無く、自我もしっかりしていて毎日色々なことを吸収し経験し成長しているのだとこの本を読んで改めて実感しました。
事故、身近な人の死、冒険、夏休み、祭り、ダム、出会いたくさんのことが起こり、経験し成長してゆく主人公とその周りの人々。
こんな自然を満喫する楽しい夏休みの思い出はありませんが、たくさんの子どもに手に取ってほしい。この本を読んで色々なことを感じ取ってほしいと思う一冊です。
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夏休みっていいなぁって思います...
人とのつながりが感じられる作品です
ぜひぜひ読んでみてください
最後のユウタカッコいい
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わたしが過ごしたことのないはずの時代なのにもかかわらず,どこかその世界観に懐かしさを感じずにはいられなかった。
夏休みの終わりに起こった,もうひとつの夏休み。
夏休みって,なんかこう,わぁー,きゃーっていう楽しさ,明るさに満ち溢れているけど。
別な角度からみると,切なくなるところもある。
ま,まとめると,この物語を読んでいるときはとても心が落ち着いたということ。
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胸キュン。
最後はうまく行き過ぎ?かもしれないけど、それが良いんです。
エンディングだけ読み返してしまう。
中学生くらいの時に読めてたら、なお良かったかなと。
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児童書です。
ダムに沈む事の決まっている村を舞台に父を亡くした主人公が経験するかけがえのないもう1つの夏休みを描いた作品です。
夏の薫り、虫の音色、蛍の儚い刹那の煌めき、自然の息吹。
子供目線で描かれる物語のそこここに忘れていた子供の頃の記憶が甦ります。
郷愁を誘う情景描写は、誰の心にも懐かしさと小さな感動を呼び起こすのではないでしょうか。
命の尊さや生きることの大変さが物語の中で無理なく示されていて、高度経済成長下での消え行く定めの小さな村の叫びは大人の私達の胸にも大きく響きます。
子供達にいつか読ませたいです。
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図書館で読んでから、ずっと欲しかったんですが3年たって買いました。
私も、父を事故で亡くしているのでいろいろ感情移入してしまいました。
夏休みっていうところが大好きです。
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切なかった…
最終章のもどかしさったら!
あんなに側にいるのに、思い出すことが出来ないなんて…
唯一の救いは最後に2人が思い出せたことかなぁ…
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蛍は儚い生命であろうとも、懸命に光を放ち続ける。「今を生きる」大切さを教わった。
心に残る永遠の夏休み。「時間が止まればいいのに」なんて小学生の頃思っていたのを思い出した。
「今を生きる」ことをあきらめてしまえば、時間は進むどころか一生止まったままなのは嫌だ。なのに楽しい時は「止まればいい」なんて矛盾しているけれど…。
でも、だからこそ人は進んでいくのだと思う。生きるために。
過ぎ去っていく時間の中、大切な友人に次々と巡り合えたことに「今を生きている」自分に感謝したい。
毎日がヒーロー、ヒロインであった永遠の夏休みが虹色に輝いていたことを思い出さしてくれた物語だったと思う。
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一時よく聞いたのでちょっと気になっていた作品。
ちょうど夏だし、と手に取る。
まあおもしろかった。
ただ、最初の一人称語りにちょっとイマイチ乗り切れず、
そのうち慣れたんだが、
最後までどーもちょっと距離を置いた感が否めず。
いい話だとは思うのだが・・・・・。
なんか色々詰め込まれてておなかいっぱいな感じ?
青天狗のじーちゃんとか好きだったんだけど、
あのじーちゃんと幼なじみの親分っぽい人ととの語りあいを立ち聞きする
シーンとかは、ちょっと説教っぽいというか、いやそう捉える私が
穿った見方をしすぎているのか、うーん、もうちょっと素直に読めばよかったのかもしれないなあ。
でも、さえ子ちゃんがユウタを好きになって生きたいって思うってゆーのに、外部からの意見?みたいなものは別に必要なかったような気もする。
でもさえ子ちゃんもユウタと同じ状態だったと分かった時はびっくりでした。
いやあ、そーゆー設定だったのか、と。
なるほどなるほど。
虫とりに川遊びに、祭りに花火に。
なんだかきらきらしてて楽しくて楽しくてしかたない、という雰囲気は
とても伝わってきて、ああ、いい夏休みだなあっとしみじみ。
こーゆー夏休みって理想よねえ。
ラスト、まさかそれから十年、とまでいくとはおもわなかった。
まあ、ハッピーエンドだったので、よかったのではないかと・・・・。
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描写に疑問がある箇所もあったが、概ね楽しめた。内容的には高年齢の人も対象にしているようでいて、そこまで深くないので、入り込めないかな。中学生くらいに向けたお話なのかな。
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古本屋で見つけた児童書。
久しぶりに児童書でも読んでみようかなと購入。
こういう、爽やかな夏休み系の内容好きだなぁ。
夏が好きな私としては、一緒に夏休みを味わった気分になりました。
トリップ先の昭和時代を知らないけれど、いつの時代の小学生も根本的には変わらないなぁと思いました。朝から夕方まで外を駆け巡り、スイカをお腹いっぱい食べて、お祭りを全力で楽しむ。
楽しいことを存分に楽しむ姿は懐かしさを感じました。
児童書だけれど話も面白くて、どうなるのかなとわくわくしながら読み進めました。
読んでいくうちにいろいろ分かってきて、悲しくなったりもしました。
最後はこうなってくれたかー!と、これくらい幸せになる話の方が読んでいて楽しいし、幸せな気持ちになります。
生きる力を貰いました。虹色蛍、私も見てみたいです。